2008年06月24日

ホンダがスーパースポーツ用ABSを発表

0f7dd1a7.JPG 今日、ホンダが現在開発しているスーパースポーツ・バイク用のABSのお披露目、テストをツインリンク茂木で開催、あたふたといってきました。ホンダは、すでにオフなど一部車種を除いてすべてのオンロードモデルにABSを装着すると、福井社長が明言していて、着実に装着モデルを増やしてきています。でも、これまでは、CBR600RRやCBR1000RRといったスーパースポーツ・モデルには、装着されることなく経過してきました。
 ところが今回、ホンダはそういったオンロード用スーパースポーツ・モデルでも違和感なく、そのメリットを生かしたコンバインドABSを開発したので、我々プレス関係者にそれを試す機会を与えてくれた。
 ABSや前後連動のコンバインド・システムは、ツーリングモデルやスポーツモデルまでは有効だし、採用されることが多かった。だが、ホイールベースが短く重心が高く、運動性を重視したスーパースポーツでは、制動、ロック、解除のタイムラグやそれに伴う姿勢変化が大きいことがネックとなっていた。ホンダは、それらをコンピューターであるECUで制御することで、これまでよりはるかに簡素化、軽量化に成功、また急制動時の極端な姿勢変化を抑制、コーナリング中のリアブレーキ操作によるスピードコントロールもきちんとライダーが感知してコントロールできるレベルにまで、達する、画期的なシステムだ。
 フルパワーのCBR600RR輸出仕様に組み込まれたプロトタイプで、ツインリンク茂木の大きな駐車場の南コースで、走らせてみたところ、きわめて自然なフィーリングときめ細かい制御のおかげで、スーパースポーツらしい走りをさせて、コーナー進入でリアブレーキを引きずりながらバンクさせていくような走りにも、見事に対応していた。砂が撒かれたところに突っ込むテストでも、驚くほどスムーズに短い距離で止まる事ができ、姿勢も安定したままだった。このあたりの本だの技術力の高さはさすがだ。だが、私の印象では、スーパースポーツのライディングでABS作動時のフィードバッグ(カタカタッとか、レバーやペダルがクックックッと動く)ことをできるだけ避けようとしたことで、どこからABSが作動し始めたのか分かりにくく、経験の浅いライダーが知らず知らずのうちに限界までコーナリング中にブレーキングをしていくことで、もしその限界点を認識せずに越えてしまう。結果として、なぜスリップダウンしたのか分からず、転倒していることにつながらないことを願う。もちろん、まだプロトタイプだから、市販車に装着されるまでには、更なる洗練化やコストのすり合わせが必要だが、この完成度の高さを考えると、1年程度で市販スーパースポーツに装着されることになるのでは、と感じた。

yamyamj at 22:19│