隅田川沿いの向島は、徳川吉宗プロデュースで誕生した花見スポット。
治水と、桜の名所と両面の計画だったらしい。
現在も桜の季節は人出があるが、コンクリート堤防と高速道路の景観に、
行楽地で和む江戸庶民の姿など、想像出来るような風情はない。
随分と季節はずれの話になってしまったが・・・
ここ数回で、牛島神社・三囲神社・弘福寺と向島界隈の寺社について、
触れてきてが、今日は最後の長命寺だ。
この長命寺も“行楽地"と縁が深く「長命寺桜餅」なんてのが有名だ。
“初代、山本新六が桜の葉を集めて長命寺の門前にて売り始め・・・"
なんだ、寺の前で売ってただけか・・・
その「長命寺桜餅」の「山本や」は今も長命寺の側にある。
長命寺の境内は、こぢんまりとしている。
安政大地震と関東大震災でのダメージが深かったらしく、
あまり歴史を感じるような景観は残っていない。
長命寺 長命寺餅の店
長命寺 境内に残る古そうなものとしては、
このような石碑の類が多くある。
これは「芭蕉雪見」の句碑だとか。
句の意味とかは良く分からないが、
安政5年のものらしい。
長命寺 これは「成島柳北の碑」だそうだ。
ひと言で言うと“知らない人"・・・
幕末には、奧儒者から外国奉行や
会計副総裁などを歴任し、
維新後は、ジャーナリスト、実業家に転身。
「朝野新聞」の社長になったとか、
「明治安田生命」の前身である、
「共済五百名社」の創立に協力したとか、
そんなことが書いてある。
橘守部の墓 江戸後期の国学者「橘守部」の墓だ。
ひと言で言うと“知らない人"・・・
「古事記」より「日本書紀」派なんだとか。
「本居宣長」をライバル視していたらしい。

長命水 寺名の由来ともなった「長命水」。
飲んだら、三代将軍「家光」の腹痛が、
治っちゃったなんて言う伝説の名水だ。
もっとも、井戸はとうに枯れていて、
今は“水道水"らしいのだが。
ではその“水道"にちなんで、
なんで、“水道"かはともかく・・・
いつも通り、ここからは、にわかに、
無理矢理関連株のコーナーへと
移行していく。
と言うわけで、今回も無理矢理探してみると・・・・・・
「日本上下水道設計」(東証2部上場)なんてのがあった。
なんだか馴染みのない会社だが、四季報には、
“水道、下水道コンサルタント。ほぼ100%官公需向け。"
と書いてある。
まあ、文字通り上下水道造ってるんだろう。
水道みたいなインフラだと、事業内容とか業績とか、
あんまり、変わらなそうな気がすると言うか、
何を期待して買うのか難しい気がするのだが?
業績、業績予想は、やはり、大きな変動がない感じだ。
PERの10.78倍、PBRの0.43倍なんて言うのは割安というより不人気か。
チャートは、中期下降トレンド、もしくは短期デッドクロス。
テクニカル的にも、タイミングではなさそう。
流動性の低さも注意かも知れない。
ただ、配当利回りの6.05%は、さすがに高い。
安定配当狙いの需要はあるのかも。