s1 今回も株主優待のパスポート で東京国立博物館を訪れた。 現在は「写楽展」が開催中だ。
東洲斎写楽と言えば、誰もが知るビッグネームなのだが、 自分には、謎の浮世絵師という漠然としたイメージしかない。
その特徴は、およそ10ヶ月という短い活動期間と、 ほとんどが歌舞伎の役者絵という狭いテーマにデフォルメされた画風と言ったところであろうか。
会場に入ると、そこには、当然、写楽の作品がだあ〜と並んでいる。
s2 当時、役者絵を手がけた絵師は、写楽以外にも当然いたわけで、 歌川豊国などライバルの作品と比較して見せるコーナーもあり、 ここでは、やはり、主役である写楽の絵にインパクトを感じる。
キャラが立っているように見えるのだが・・・
一期から四期まで、企画されたシリーズごとに時系列で見るコーナーもある。
普通に見て写楽だと思うのが一期のラインナップで、 ポスターにあるような横顔アップのやつだ。
ところが、その後のシリーズからは、全身を描くようになったりしてガラッと見た目が違ってくる。
それが、企画の変更を受けてのものなのか、徐々に写楽の特長が薄れ、 紙のサイズや品質など商品としてのグレードも下がっているのだという。
そうしたことから、なぜ写楽は消えたのか?と言う謎については、
大型新人としてデビューしたがライバルに負けて一発屋に終わったから。
印象としてはそうなる。
当時の浮世絵は、文化財の美術として鑑賞されたものではなく、パンフやポスターに該当するものであったようで、 個性的で癖のある絵よりもスマートな画風が好まれたのかも知れない。
現代人と江戸庶民の目線の違いと言ったところか。

もう一つの謎は、写楽の正体についてだが、
現在は、ミステリーとして一世を風靡した、実は歌麿だったとか、北斎だったなどの別名説は説得力を失っていて、 有力視されているのは、八丁堀の能役者で斎藤十郎兵衛なる人物であるという。
まあ、誰だそれって感じだが・・・この人物の実在が証明されてきたことから、 ある意味、消去法的に本命として浮上しているようだ。
果たして、斎藤さんのその後は・・・

もう一人、写楽では?という容疑者が版元の蔦屋重三郎である。
出版業界のヒットメーカーとして、多くの人気作家と人気シリーズを世に送り出したとされる人物であるが、 写楽については、その才能を見いだしたものの時代がついてこなかったとでも言うべきなのか?
この蔦屋重三郎ついても、昨今では、一部作品の推定年代から写楽説は否定されつつあるようだ。

と言ったところで、今日は、TSUTAYAを展開している CCC の株を見てみる。
蔦屋書店としてスタートし、今はどこの町でも見かけるレンタル店の最大手だ。
どうやら、蔦屋重三郎直系の企業と言うことではないらしいのだが。
今まで気がつかなかったが、この会社、近頃横行している経営者によるMBOにより上場廃止の道を歩むらしい。
景気悪くなって株価下がったところでMBO・・・お約束みたいになってきたなあ・・・
これで、景気よくなったら、また、上場するのかも?
業績の方は、レンタルが不振で下方修正にされていて、利益は-44%だとか。
株価は、TOB価格の600円近くで横ばいとなっている。
ちなみに、この株は、ライブドアショックの前あたりに買っていたせいで、
過去に最も損した残念な記憶ばかり残る株でもある。