n1 両国の江戸東京博物館で「日本橋展」が催されている。 この日は、雑誌の懸賞で当たったこの展覧会を見に来た。
タイトルにあるとおり、江戸時代から昭和にかけて描かれた “日本橋の姿”が中心の展示となっている。
まずは、広重の東海道五十三次や北斎の富嶽三十六景と言った定番とも言える日本橋が目に付く。
テーマの一つは、この江戸時代の太鼓橋から現在の石橋へと至る日本橋の外観の変遷であろうか。

「作者不明 隅田川風物図鑑」
江戸中期に製作された10mにも及ぶという絵巻だ。
影からくり絵というもので、光を当てると夜景になる仕掛けが施されている。
日本橋川を下り隅田川を遡るルートを無理矢理直線的に構成したもので、
日本橋、深川、両国、浅草など流域の名所が描かれている。
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「歌川広重 東都名所 日本橋真景并ニ魚市全図」
江戸時代、天保年間の日本橋の光景だ。
現在は築地に移っているが、元々は日本橋に魚河岸があった。
背後に富士山が見えるが、日本橋を描く際には、この富士山や江戸城をバックに配するのがお約束であったらしい。
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「渓斎英泉 江戸日本橋より富士を見る図」
これも、広重と同時代の日本橋を描いたものらしい。
バックに富士山と江戸城を置く定番の構図であるが、外枠のローマ字と黒っぽい色調が、ちょっと変わった印象を与えている。
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「3代広重 鉄道馬車往復日本橋之真図」
文明開化で様変わりした日本橋の光景だ。
交通機関として、電車の前身であるレールを走る馬車や人力車が描かれている。 日本橋は、馬車が走りやすいような西洋式の平たい橋に変わっている。
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n3 「川瀬巴水 日本橋(夜明)」
描かれているのは、昭和の日本橋で、
明治の終わりに架けられた石橋だ。
現在、お馴染みとなっている日本橋の姿だが、 まだ、首都高が被さっていないので開放感がある。

全体を通して、江戸・東京の名所として描かれ続けてきた「日本橋」が人気の題材であったことが良く分かる展示となっており、 結構、楽しめた。

といったところで、今日は、展覧会のスポンサー企業に名を連ねる 野崎印刷紙業(東証2部) の株を見てみる。
ラベルやタグで高いシェアを持つ他、美術印刷を得意とする会社で、 情報機器関連、包装資材などの事業もある。
目先の業績では、商業印刷の低迷を食品向け包装資材や情報機器、ラベル類などで補っているらしい。
現在のお値段は、 138円×1000株=138,000円〜
PER 14.84倍、PBR 0.72倍、配当利回り 2.17%
別に悪くもないが、特に買う理由も見当たらない感じか。