今回もまた、株主優待のパスポートで上野の国立博物館を訪れた。
現在は、「中国王朝の至宝」と「出雲―聖地の至宝」の2つの特別展が始まったばかりだ。
t1 1月に行われた北京故宮博物院200選に続く中国ものだ。
今回は、夏から宋の時代にかけての古代王朝がテーマとなっており、 時代順に2つの王朝を比較する形で展示が進んでいく。
大雑把に言えば、この間の故宮展では美術品(絵画)が中心であったのに対して、今回は出土品が中心で、 そこは、やや地味(個人的主観だが)に感じる。
もっとも、宮廷のコレクションであろうが、発掘されたものであろうが、 美術品は美術品であるが・・・
全体を通して多く見られるのは、青銅器である。
儀式的なものであったり、権力者のステータスであったりするものの、実用性のあるものと言っていいだろう。
それが、地味に見えるかどうかは、人それぞれの感性次第だが・・・
夏や殷など伝説的な王朝に続いて、数多くの英雄や諸子百家が活躍していた春秋戦国時代へと入っていく。
<<虎座鳳凰架鼓 戦国時代・前4世紀 湖北省 >>
虎の上に乗った鳥の間に太鼓が吊るされたものであるが意外に大きなもので印象に残る。
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<<跪射俑 秦時代 前3世紀 始皇帝陵兵馬俑2号坑出土 >>
t3 統一王朝の時代となり秦と漢のコーナーでは、 やはり、始皇帝の兵馬俑が目を引く。
これは、中国の出土品の中でもエース的な存在と言ってもいいだろう。
中国では、この後も強大な王朝がいくつも誕生し様々な俑も制作されているが、 これほど壮大なリアル路線を踏襲したものは未だ発見されていない。
今回は、展示の一部に過ぎないが兵馬俑展として、是非また見てみたいものだ。

時代はぐっと下り、といっても日本はまだ平安時代あたりであるが、 中国では漢民族の北宋と契丹族の遼が抗争を繰り広げていた。
<<金製龍 北宋時代 11〜12世紀 浙江省 >>
実物は、結構小さなものであるが精巧な造りで、龍と言うよりもキリンビールのマークを連想した。
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この後、見学した「出雲―聖地の至宝」の話は次回に

今日は展覧会のスポンサー企業の一つ 信越化学工業の株を見てみる。
大正15年に当初は信越窒素肥料株式会社として設立されたが、現在は化学セクタの大手であり、 特に塩化ビニル樹脂、半導体ウエハでは世界トップのシェアを持つという。
四季報の業績予想は「小幅増益」で製品ごとに好不調が分れているようだ。
今回の展覧会にどう協賛しているのかは知らないが、輸出とレアアース関連などで中国と関係の深そうな会社ではある。

信越化学工業(2012/10/11)
東証1部(化学)
決算 3月(権利確定月)
株価 4,375円(100株単位)
PER 18倍
PBR 1.28倍
配当 100円(2.29%)