r10 東京国立博物館の東洋館では、リニューアルに伴い、ミュージアムシアターが引越してきた。座席も増え、上演日も増え、新装開店となったが・・・ただし有料(500円)になってしまった。
現在、2作品が上演されているが、 時間的な都合で観たのは、
「洛中洛外 にぎわい探訪 船木本屏風を歩く−京のごちそう」
これまでもテーマを変え、いくどか上演されてきた洛中洛外図屏風のプログラムで、 超高精細CG画像によるバーチャル映像が、江戸時代初期の京の風景を映しだしていく。
前半では、総集編として、方広寺大仏殿、清水寺、祇園祭、御所など、過去に取り上げられた名所の数々が紹介されている。
そして、後半は、新たなテーマとして、屏風に描かれた、京の食事情、食文化へと話が移っていく。

鴨川流域の種まき風景。京野菜を栽培しているらしい。
海のない京で、海産物の入手が困難であったことが、京野菜の需要を促す一因であったという。
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鴨川で鮴(ゴリ)をとる漁師。
棒で押して笊(籠か)に入れているのだといい、これが“ゴリ押し”の語源であるという。
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五条大橋の袂から八坂神社や清水寺への参詣道にある飲食店。
ファーストフード的なものだと思うが、当時は、まだ、シンプルでバリエーションも少ないものだったという。
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祇園感神院(八坂神社)の参道にある二軒茶屋。
店先には客引きが、店内にはお茶を点てる店員と客らしき人物の姿が描かれている。 茶屋の中には、現在まで料亭として続いている店もあるという。
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当時の京で徳川の拠点となっていた二条城の調理場風景。
外の井戸から水を運び、中では料理人たちが鴨や鯉、鯛をさばいている。
包丁を振るうのは、徳川幕府御用達となった四条流の料理人であるという。
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基本的に有料になっても、特に内容に差は感じられなかった。
このシリーズは、テーマが変わる度に楽しめる、優れたコンテンツだと思うのだが、 どの回も、始めと終わりは、セリフなどが全く同じなので、少し飽きない工夫が欲しいところだ。

ミュージアムシアター洛中洛外図 過去の日記
VR洛中洛外図屏風3
VR洛中洛外図屏風2
VR洛中洛外図屏風
CGで観る洛中洛外図屏風

といったところで、今日は、ミュージアシアターのコンテンツ制作と運営を行なっている 凸版印刷 の株を見てみる。
凸版印刷は大日本印刷と国内印刷業界の2強を争う企業だ。
ただ、最近は、デジタル画像関連、液晶フィルタ-、ICカード、電子書籍などの事業にも注力しているという。
ちょうど2年前に、洛中洛外図を見た時にも注目してみた株だが、当時782円だった株価は539円に下落、業績予想も「増益幅縮小」となっている。
世界トップシェアだあるという液晶フィルターが不振だったらしい。
最近のチャートは回復傾向だが、これは、むしろ好調な日経平均に追従しているのか?

凸版印刷 (2013/1/9)
東証1部(その他製品)
決算 3月(権利確定月)
株価 539円(1000株単位)
PER 25.19倍
PBR 0.48倍
配当 18円(3.34%)
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