気候の変動が激しい今日このごろ。昨日の寒さから一転、温い一日となった。
この日(3/28)は、江戸東京博物館の開館記念日だとかで、常設展示室の入場が無料なのだという。 というわけで、両国まで来た。
現在、展示室の一画で、葛飾北斎「冨嶽三十六景」の展示が行われている。
2月には、広重の東海道五十三次を見ているが、 これらは開館20周年記念の展示であるという。
江戸東京博物館

「冨嶽三十六景」は江戸後期に活躍した浮世絵師 葛飾北斎の誰もが知る代表作だ。
版元は馬喰町にあった永寿堂 西村屋与八で、“三十六景”とあるが、全46点で構成されているらしい。
なんでも、江戸東京博物館の収蔵品の特徴として、謎の所蔵印(当時の所有者が不明らしい)があったり、 画帖か冊子であった可能性を示唆する折れ目を修繕している・・・なんてマニアックな話もパネルに書いてあった。

<< 神奈川沖浪裏 >>
波に呑まれる富士山。
シリーズを代表する一枚で、“Great Wave”と呼ばれ海外でも有名な絵だ。
東京湾から見た画であるという。 描かれているのは、富士山を飲み込むようにデフォルメされた波と、波に翻弄される押送船。技術的なことはともかく・・・インパクトのある構図を生んでいる・・・ まあ、これこそ誰でも知っている浮世絵か。
神奈川沖浪裏
<< 深川万年橋下 >>
太鼓橋の下から中途半端に見える富士山。
これも、また、インパクトのある構図だが、極端に遠近法を強調した技法なのだという。 萬年橋は、小名木川と隅田川の合流地点に架かる橋で、現在は鉄橋になっている。
深川万年橋下
<< 尾州不二見原 >>
桶の中に収まる富士山。
名古屋市富士見町あたりの光景であるという。
巨大な桶と小さな富士山の構図は、やはり、斬新に見える。
尾州不二見原
<< 本所立川 >>
引き立て役の富士山?
本所を流れる運河 堅川沿いにある材木置場の作業風景であるという。
富士さんとの対比で、積み上がられた材木のスケール感がデフォルメされており、職人の動きがダイナミックに見える。
本所立川
<< 甲州三坂水面 >>
おかしな映りの富士山。
御坂峠から見た河口湖であるらしい。
地上は夏景色であるが、湖面に移った富士山は雪景色となっており、映る位置もずれている。 狙いは分からないが、間違いなくインパクトはある。
甲州三坂水面
<< 江都駿河町三井見世略図 >>
屋根と富士山。
日本橋駿河町にあった三井越後屋の屋根瓦を修理する光景だという。
屋根のクローズアップと凧という似たような構図に「東都浅草本願寺」がある。
江都駿河町三井見世略圖
<< 御厩川岸より両国橋夕陽見 >>
夕闇の富士山。
台東区蔵前と墨田区横網を結ぶ厩の渡しを渡る渡し船から日暮れの両国橋を見た絵であるらしい。 富士山は中央に影のように描かれている。
御厩川岸より両國橋夕陽見
現代の両国橋から隅田川を見たところ。
正面(浅草方向)には、総武線の鉄橋やスカイツリーが見える。
川を走るのは、松本零士デザインの新型水上バス「ホタルナ」だとか。
両国橋から隅田川

墨田区では、2015年「すみだ 北斎美術館」をオープンさせるのだという。
そこで、今日は、美術館開館予定地で、北斎誕生の地とされる墨田区亀沢にある会社 ダイショーの株を見てみる。
ダイショーは、味・塩こしょう、焼肉のタレ、鍋のつゆなどを主力商品としている大手調味料メーカーだ。
四季報の業績予想は「停滞」とある。鍋スープが好調でも、焼肉のタレが不調らしい。 また、外食事業の連結子会社を解散したようであるが、その影響は軽微ということになっている。
ダイショー (2013/3/23)
東証2部(食品業)
決算 3月(権利確定月)
株価 861円(100株単位)
PER 13.5倍
PBR 1.24倍
配当 16円(1.86%)
株主優待 自社製品(ドレッシング・タレ・調味料等)