上野ミュージアムウィーク「寛永寺・徳川家御霊廟参拝ツアー」 という企画に応募してみた。普段非公開の徳川家の墓所を見学できるというものらしい。
本堂に集合すると、ツアーは、住職による講演で幕を開ける。
話せば話すほど調子の上がる住職は非常に公演慣れした感じだ。
寛永寺の歴史(上野公園の歴史でもある)について滔々と1時間に及ぶ解説であったが、 斜視定規なものではなく、とても楽しめる内容だった。
ある意味、時間配分的には、住職の話がメインになっている。
寛永寺の本堂である根本中堂は、上野公園の噴水の辺りに日本随一の規模で建立されたが、 彰義隊が立てこもった上野戦争で消失、現在は、大慈院という子院があった場所に建っている。
建物は、川越の喜多院から移築されたもので、喜多院は寛永寺初代住職天海僧正ゆかりの寺院としてしられている。
寛永寺根本中堂
いよいよ、徳川家霊廟に入るが、ここは一切撮影禁止となっている。
将軍家の菩提寺は、日光東照宮を別格として、寛永寺と増上寺であるが、
ともに太平洋戦争の空襲により消失している。
ただ、寛永寺の霊廟は、被害が門や拝殿など建物でとどまったことから、
歴代将軍の宝塔は当時のままで、歴史的にも貴重なものとなっている。
今回の見学では、5代将軍綱吉、8代吉宗、13代家定、天璋院篤姫、16代家達の墓所に参拝する。
ここでも、住職の話はいろいろ興味深いものがあるのだが、 篤姫については、時代が明治であったこと、徳川家存続に尽力したことから、将軍と同じ場所に同じような宝塔が建てられているという異例の待遇を得たのだという。
こうして、住職の案内で墓所を巡り、ツアーは終了。
今回は、単に非公開の場所が見られるだけではなく、歴史的な背景やエピソードなど貴重な話も聞ける充実した内容だった。
常憲院(五代綱吉)霊廟 勅額門は、僅かに残る戦災を逃れた建物だ。
常憲院霊廟 勅額門
厳有院(四代家綱)霊廟 勅額門。
勅額門とは天皇直筆の額を賜ったという特別な格式の門だ。
現在、2つの門はともに、重要文化財に指定されている。
厳有院霊廟 勅額門
寛永寺のあった上野桜木から住所が上野公園に変わる。
現在まで存続している寛永寺子院の一つ寒松院がある。
寒松院を創建した藤堂高虎は、寛永寺の成立に大きく関わる人物の一人だ。
現在の動物園辺りにあった屋敷地に上野東照宮が建立され、その別当寺院が寒松院であったという。
寒松院
東京国立博物館は、寛永寺の本坊だった場所で、歴代の輪王寺宮がここに居住していた。 輪王寺宮は、寛永寺、比叡山、日光のトップを兼ね、事実上の天台宗における最高権威であった。
寛永寺の初代は天海であるが、その後は、宮家から向かえられる習わしとなっていたという。
東京国立博物館

といったところで、今日は、上野公園4丁目にある 精養軒の株を見てみる。
フランス料理の老舗、精養軒の業績は、行楽シーズンの気候などに左右されている印象がある。
四季報の予想は「黒字化」。客数増加基調とあり、これも、アベノミクス効果なのか? どこかで、景気回復は進んでいるのか?
何年も赤字続きだったので、黒字化ならコメントどおり増配もあるか。
精養軒 (2013/5/23)
JASDAQ(サービス業)
決算 1月(権利確定月)
株価 735円(100株単位)
PER 22.76倍
PBR 0.68倍
配当 3〜5円(0.41%)