徳川家の威光と二条城障壁画 コアの株主優待 のおかげで、上野の東京国立博物館はすっかり行きつけの場所だ。
今日は、久しぶりにミュージアムシアターを鑑賞してみる。
有料になってからは、足が遠のきがちだが・・・ 現在上演中のプログラムは、 「洛中洛外にぎわい 徳川の威光と二条城障壁画 −大名がひれ伏した二条城の鷹と虎−」 定番となっている洛中洛外図舟木本の世界を読み解くシリーズだ。
今回もナビゲーターの解説とともに高精細CG画像が展開されていく。
まずは、京における幕府の拠点として増築された二条城に注目する。
ここでは、朝廷の使者を向かえる様子や京都所司代による裁きの場面などが紹介される。
二条城
徳川の権力を示すために、御所もリニューアルされている。
御所の庭では歌舞が披露されており、 外には、時の将軍 徳川秀忠の牛車を向かえる廷臣の姿がある。
御所
と、このあたりまでは、以前にもあった展開であるが、 ここから画面は、二条城の二の丸御殿内部へと切り替わり、 時代は、舟木本が描かれた大阪の陣直前の京から三代家光の治世へと移る。
今回のプログラムで中心となるのは、ここから登場する「遠侍」「大広間」「白書院」の建物に描かれた障壁画だ。
手がけたのは、狩野探幽率いる狩野派の絵師たちだという。
諸大名の控えの間であったという「遠侍」に描かれているのは「竹林群虎図」。
ここを差配したのは、永徳の甥っ子である狩野甚之丞と言われ、文字通り、竹と虎が描かれているが、豹もいる。
当時、豹は虎のメスと認識されていたのだとか。
竹林群虎図
「大広間」は、二の丸の中核をなす建物で、将軍と諸大名謁見の間である。
「松鷹図」など如何にも狩野派らしい松で構成された、このエリアを差配したのが総帥の探幽であるとされる。
松鷹図
最後の「白書院」は、壁一面に水墨画が描かれた将軍のプライベート空間で、描いたのは、狩野興以または長信とされている。
ちなみに、興以は、狩野光信(永徳の長男)の高弟で、長信は、永徳の弟だ。
白書院 水墨画
これらは、幕府の威光をバックに、おそらくは御用絵師の権威付けに奔走したであろう 探幽以下、狩野派絵師たちによる渾身の作品群である。

ミュージアムシアター洛中洛外図 過去の日記
VR洛中洛外図屏風4
VR洛中洛外図屏風3
VR洛中洛外図屏風2
VR洛中洛外図屏風
CGで観る洛中洛外図屏風

といったところで、今回も、ミュージアシアターのコンテンツ制作と運営を行なっている 凸版印刷 の株を見てみる。
大日本印刷と国内の2強を争う凸版印刷であるが、エレクトロニクスやデジタル関連など事業は多角化している。
最近話題の電子書籍にもBookLiveで参入し、WEB方面にも力を入れている。
四季報の業績予想は「増益」。主力の印刷事業は苦戦しているようだが、電子マネーなどICカードが好調であるらしい。

凸版印刷 (2013/8/30)
東証1部(その他製品)
決算 3月(権利確定月)
株価 723円(1000株単位)
PER 31.57倍
PBR 0.61倍
配当 18円(2.49%)
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