再び、株主優待のパスポートで上野の国立博物館を訪れた。
先日、特別展
京都 洛中洛外図と障壁画の美
を観たのが、現在は、東洋館地下の ミュージアムシアターでも、
「洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛」
と、題し、ここでも、洛中洛外図屏風が採り上げられている。
この洛中洛外図舟木本のシリーズは、これまで、いくどもテーマを替え上演されている定番のシリーズである。
ただ、毎回見ていると、正直、パターンが決まっていて単調に感じてもいたのだが、 今回は、映像やナレーションでこれまでにない演出が加わっていて、新しい作品になったと言えるだろう。
まず、作者とされる岩佐又兵衛の経歴や作品が紹介される。
岩佐又兵衛は、経歴は異色で、父は戦国武将 荒木村重であるとされる。
荒木村重は、いわゆる梟雄タイプの武将の一人であると思われるが、織田信長に対して謀反が失敗すると逃亡、 落城に際して、残された一族郎党は虐殺されたが、又兵衛は乳母に託され落ち延びたという。

「豊国祭礼図屏風」も代表作の一つとされる屏風だ。
徳川の世に描いた豊臣家のお祭りの模様である。
又兵衛に制作を依頼したのは、越前松平家2代目の松平忠直とされている。
初代の結城秀康は、一時期、豊臣家の養子となっており、豊臣家にシンパシーを持っていたとも言われている。
又兵衛は、大坂の陣の後に京から活動の場を越前に移していたらしい。
豊国祭礼図屏風

いよいよ洛中洛外図屏風へと話が進む。
京の一条戻橋の風景だという。
橋の袂には、牛馬を止める柵があるが、なぜか牛が通行している。
この橋は、現世と霊界との境界線であるといい、 又兵衛は、豊臣から徳川へと移る世の情勢を暗示的に示しているのだとか。
洛中洛外図屏風舟木本
二条城の門をくぐるのは、朝廷の使い。
それを向かえる武士が葵の紋を指し示している。
洛中洛外図屏風舟木本
江戸期の洛中洛外図で豊臣家の象徴として描かれる方広寺。
これは、その敷地にある豊国神社境内での花見の光景であるという。
この花見のというも、豊臣家にふさわしいと思える場面だ。
洛中洛外図屏風舟木本
この妙法院も方広寺境内にあり、秀吉ゆかりの寺院と伝わる場所だ。
門前での喧嘩のシーンが描かれている。
まだ、戦国の荒々しい気風が残る当時の微妙な世相を伝える場面だ。
洛中洛外図屏風舟木本
遊郭の賑わいを描いた場面。
岩佐又兵衛は、人物描写に特徴があるとされ、洛中洛外図に置いても登場人物が大きく描かれ、その数も多いのだという。
洛中洛外図屏風舟木本
四条河原の人形浄瑠璃の小屋で、演目は「山中常盤物語」であるという。
盗賊に常盤御前を惨殺された牛若丸が母の敵を打つ話らしい。
これは、又兵衛が絵巻物に描いているテーマでもあるが、自身の人生をオーバラップさせた場面なのであろうか?
洛中洛外図屏風舟木本

ミュージアムシアター洛中洛外図 過去の日記
VR洛中洛外図屏風5 VR洛中洛外図屏風4
VR洛中洛外図屏風3 VR洛中洛外図屏風2
VR洛中洛外図屏風 CGで観る洛中洛外図屏風

といったところで、今日は、岩佐又兵衛の出身地とされる兵庫県伊丹市(摂津国河辺郡伊丹)にある 大阪機工(OKK) の株を見てみる。
大阪機工は、中小型マシニングセンタを主力商品とする会社だという。
マシニングセンタの意味がわからなかったのだが、Wikipediaによると、
自動工具交換機能をもち、目的に合わせてフライス削り、中ぐり、穴あけ、ねじ立てなどの異種の加工を1台で行うことができる数値制御工作機械。
やっぱり、よくわからないのだ・・・まあ、工作機械のメーカーだ。
四季報の業績予想は「増益」。
円安のせいもあって韓国、タイ、北米向けが好調らしい。
しかし、今月初めには、業績下方修正があり、大きく値を下げている。

大阪機工 (2013/10/24)
東証1部(機械)
決算 3月(権利確定月)
株価 147円(1000株単位)
PER 26.73倍
PBR 0.6倍
一株配当 2円(1.36%)