今年も株主優待のパスポートを活用し、上野の国立博物館には度々訪れることになるだろう。
正月明けの現在は、ここで、2つの特別展が開催されている。
「クリーブランド美術館展−名画でたどる日本の美」
「人間国宝展−生み出された美、伝えゆくわざ」

k1 クリーブランド美術館展は、アメリカの有名美術館に渡っている日本画の里帰り的な展覧会だ。
狩野派の花鳥画、琳派の屏風絵、水墨画・・・etc 著名絵師の作品も多く出展されている。
定番の雷神図屏風や龍虎図屏風もそれぞれ特徴的で良かったが、 渡辺崋山が描いた等身大の大きな掛け軸「大空武左衛門像」なんてのも目に付く。 なんでも、熊本藩お抱えの力士で身長は2m27儺蹐鮓戮安臙砲任△辰燭箸いΑ
全体的には、 一昨年に観た「ボストン美術館展」 ほどの規模とインパクトはないものの、 混雑もなくゆっくりと観ることが出来た。
<< 南瓜図 伝没倫紹等賛 >>
南瓜を擬人化した蟻たちが引く、地味だがインパクトのある絵だ。
このような画風は、室町時代に流行していたもので、祭礼の模様をパロディーで描いているらしい。
没倫紹等は、室町期の臨済宗の僧で、一休さんの肖像画で知られる人物であるとか、 “賛”とあるので文章の方を書いたのか?
南瓜図
常設展の方にも特別展の関連展示的な作品が出ていた。
<< 蔦の細道図屏風 深江蘆舟>>
深江蘆舟は、尾形光琳の系譜に連なる琳派の絵師で、これは、 「伊勢物語」で在原業平が東下りする場面をテーマとして描いたものであるという。
クリーブランド美術館展にも、同じく「蔦の細道図屏風 深江蘆舟」として、これと、そっくりな作品が展示されている。
蔦の細道図屏風

n1 耀彩壺「恒河」
「人間国宝展」は、文化財と並べて展示することで、古典と現代の作風や技を比較するスタイルを採っているところが特徴だ。
人間国宝については、案外、何も知らないものだと感じたのだが、芸術家というよりは職人のカテゴリに属する作品が多い印象だ。
主な分野は、焼き物・刀剣・着物などといった伝統工芸品で、その技法には計り知れないものを感じつつも、かと言って何が分かるというものでもないところが素人の限界か。
<< 耀彩壺「恒河」 徳田八十吉(三代)作 平成15年 >>
徳田八十吉とは、九谷焼の陶工の名乗りであるようだ。 今回、一際鮮やかに見えた、この作品が特に印象に残った。

といったところで、今日は、両方の展覧会にスポンサー企業として載っている
日本写真印刷 の株を見てみる。
普通に考えれば、たぶん、図録を作成しているのだろう。
日本写真印刷は、昭和2年創業の美術印刷を得意とする印刷会社だ。
現在は、タッチパネルで高いシェアを持つ他、転写箔など特殊な印刷技術を事業の柱としている。
四季報の業績予想は「下振れ」で連続無配。
主力のタブレット関連が予定より伸びてないらしい。

日本写真印刷 (2014/1/16)
東証1部(その他製品)
決算 3月(権利確定月)
株価 1,626円(100株単位)
PER 40.65倍
PBR 1.56倍
配当 0円(0%)
株主優待 特になし