曇り空の下、人影も疎らな芝増上寺に来た。
今回は、昨年、開設されという宝物展示室を見てみることにする。
展示室が出来た切っ掛けになったものが、室内の中央に設置された台徳院殿霊廟の模型で、 英国ロイヤル・コレクションに埋もれていたものを長期レンタルすることになったらしい。 各分野の職人により造られたという精巧な1/10スケールの模型だ。
芝増上寺
模型になっているのは、社殿と本殿で、 現在、芝公園に建っている台徳院霊廟総門の奥には、旧国宝の霊廟建築があったはずだ。
台徳院霊廟総門
霊廟の模型も必見だが、今見ておきたいのは、企画展の「宮川香山展-驚異の明治陶芸」だ。 宮川香山は高浮彫という技で有名な明治期の陶芸家で、明治・工芸・超絶技巧というキーワードで連想される人物の一人だ。 真っ先に思いつくのは、上野の博物館にある鉢に貼りつく蟹であるが、今回は、横浜の「宮川香山 眞葛ミュージアム」からの出展であるという。 この蟹ではないが、蟹もいるし、猫や鷹、蛙などの作品も見られる。
(褐釉蟹貼付台付鉢 東京国立博物館)
褐釉蟹貼付台付鉢
実を言えば、陶芸に対する知識や興味は全くないのだが・・・
モチーフには、伊藤若冲や鳥獣戯画といった古典がテーマでは、と思わせるものもあり、 見た目の造形だけでも楽しめる内容となっている。
宮川香山展

といったところで、今回は、現代の陶磁器メーカー、ノリタケの株を見てみる。
前身となる日本陶器は、明治期に洋風の食器で世界的に名を成した会社だ。
現在の主力は、研削砥石などの工業製品に移っているが、高級洋食器メーカーとしてのイメージは健在だ。
四季報の業績コメントは「円高響く」。そこは輸出産業の宿命なのか、食器も赤字なのだという。

ノリタケカンパニーリミテド (2016/9/13)
東証1部(ガラス・土石製品)
決算 3月(権利確定月)
株価 233円(1000株単位)
PER 16.07倍
PBR 0.44倍
配当 6円(2.58%)
株主優待
株主優待券(食器関連製品などの割引)