依然として秋雨前線が居座る中、上野公園に来た。
今日は、いつもの国立博物館と、久しぶりに芸大美術館も訪れる。
まずは、株主優待のパスポートで博物館に入場。
今回の「平安の秘仏 櫟野寺の大観音とみほとけたち」は、甲賀の櫟野寺に残る需要文化財、平安時代の仏像20体の展示である。 中央の大きな十一面観音を囲むように仏像が置かれている様は荘厳なものであるが、 仏像に関して、別段の造詣もないため、あっさり見終わる。

平成館のミュージアムシアターに来た。
現在上映中のプログラムは「仁清が作った茶壺」。
野々村仁清は、江戸時代の京焼陶工で、今回は博物館に所蔵されている重要文化財「色絵月梅図茶壺」をVR画像で鑑賞するものだ。
従来のスクリーン上映に加え、新たにVRゴーグルを使用しての360°仮想空間がウリになっており、 博物館の庭園にある茶室「六窓庵」や、「色絵月梅図茶壺」を内部からの視点で観るなんてコンテンツが体験できる。
壺にも対しても特段の造詣があるわけではないが、結構楽しめた。

東京藝術大学大学美術館に移動。
まずは、無料だという 「台東区コレクション展-日本絵画の源流、法隆寺金堂壁画・敦煌莫高窟壁画模写-」に入ってみる。
学生の卒業制作や大学院生の修了制作の作品が展示されているらしいのだが、 流石にと言うか、精巧なもので、本物を知らないが、本物にしか見えない。
最後に「驚きの明治工藝」展を観ていく。
明治期の細密工藝は、江戸の技術の継承と輸出産業としての発展を目的とし、その完成度は最高水準にあったという。 正直、知識は乏しい分野なのだが、最近、ちょっと興味が湧いてきたところだ。
こういったものの渡航先は欧米というイメージがあったが、今回の出品は、意外にも台湾(宋培安コレクション)からなのだという。
この展覧会では、非常に珍しいことに写真撮影が可能だ。
展示の主力となっているのは、自在置物で、まずは、3mあるというデカイ龍のインパクトが強い。 自在置物の龍は定番のようで、国立博物館でも見ているが、このサイズは初めてだ。
自在 龍
自在置物のヘビ。
自在 ヘビ
自在置物の鯉。
自在 鯉
自在置物の伊勢海老。
自在 伊勢海老
自在置物の蟹。
自在 蟹
自在置物の鯱。
自在 鯱
やはり龍は人気らしく出品が多い。
自在 龍
この龍の作者は、江戸時代の明珍清春とある。
明珍派は、鉄加工の技術に秀でた甲冑師の一族で、自在置物といえば明珍という印象なのだが、明治に入ると、その名が見えなくなるという。
自在 龍
自在置物のバッタ。
自在 バッタ
自在置物のトンボ。
自在 トンボ
自在置物の蝶。
自在 蝶
宮本理三郎作「柄杓蛙」。昭和の木彫り作品らしい。
蛙
宮川香山作「留蝉蓮葉水盤」。
代名詞とも言える高浮彫の陶器は、今回出ていなかったが、明治の工藝をリードした人気の陶工だ。
蝉
濤川惣助作「秋草鶏図花瓶」。
七宝の分野では、この濤川惣助と並河靖之が二人のナミカワとして名を馳せたという。
七宝 鶏
並河靖之作「龍文壺」。
壺 龍
「犬図薬缶」。
片切彫という技法で犬が描かれた銀のヤカンだ。
ヤカン
動物の特集展示というわけではないが、たしかに動物のモチーフは多い。
銅の鋳造だという「狸置物」。
タヌキ
木彫りの「猫置物」。
猫
木彫りの「髑髏に蛇」。
ドクロ
「厳島神社鳥居図壁掛」。
ビロード友禅と呼ばれる織物で、当時、このように壁掛けとして海外に輸出される事が多かったという。
友禅

といったところで、今日は、“工芸”を社名に持つ2社の株を見てみる。
いづれも今回の“工藝”とは違う分野の会社だが、乃村工藝社は、展覧会のディスプレイを行う会社なので、美術館関連ではある。
  • 乃村工藝社
    商業施設や博物館などのディスプレイデザインを手がける会社。
  • 光彩工芸
    ジュエリーの製造・販売メーカー他にフェイタスなどがある。
株価単元 PERPBR 配当率四季報コメント
乃村工藝社(東証1部) [サービス業]
1,480円100株 20.64倍2.6倍 2.3%最高益圏
株主優待 特になし
光彩工芸(JASDAQ) [その他製品]
221円1000株 21.88倍0.71倍 1.81%黒字復帰
株主優待 3,000円相当の株主限定オリジナルジュエリー