キトラ古墳壁画展

キトラ古墳壁画展 上野の国立博物権で「キトラ古墳壁画」展が始まった。 平日にも関わらず入り口には、予想外の“混雑”表示が出ている。 キトラ古墳は、奈良の明日香村で発見された直径13.8メートルの円墳だという。 今回は、その石室から剥がされた壁画の朱雀・白虎・玄武が公開される。 事実上、以上・・・なのだが、レプリカやパネルの展示でカサ増ししている感じだ。 しかし、そんな感想とは裏腹に会場は、まさに混雑・・・狭い室内に折り返しの列が出来ている。 それほど、人気のあるジャンルとは知らなかった。

“キトラ”とは、壁画に描かれた亀や虎に由来する旧地名(北浦→亀虎?)に因んだものであるらしい。
(左)朱雀。
(右)白虎。
朱雀 白虎
青龍は、輸送が困難な保存状態なのだとか。
いづれも、精巧なレプリカが展示されているが、青龍は何にひとつ判別出来なかった。
(左)玄武。
(右)青龍。
玄武 青龍

栄西と建仁寺展

栄西と建仁寺展 「栄西と建仁寺」展も開催されている。 こちらの方が規模の大きな展覧会であるが、混雑は特になくゆっくり見られた。
主役の栄西は禅宗をメジャーにした鎌倉時代の高僧だ。建仁寺は栄西が開いた寺で京都五山の3位にラインナップされている。 栄西はまた、茶を広めた人物でもあるらしく、建仁寺では四頭茶会なる栄西生誕に因んだ行事があるのだという。 会場では、その間が再現されており、襖絵や竜虎の掛け軸など奥行きのある立体的な展示となっている。


アーティスト側の重要人物としては、建仁寺方丈の襖絵を描いたという海北友松がクローズアップされている。 海北友松は安土桃山期に活躍したの有名絵師の一人だ。浅井家の重臣 海北綱親の子として生まれたが主家も実家も戦国の動乱で滅び、画家の道を選んだとされる。 その画風は、狩野派がルーツであるという。
この「雲龍図」は今回、目玉とされる作品の一つだ。
雲龍図 左隻 雲龍図 右隻
最後に待ち受けているのが、俵屋宗達作「国宝 風神雷神図屏風」だ。
琳派の始祖とも言われる俵屋宗達は本阿弥光悦などと交流を持つ一流文化人だったが、生没年を含め不明な点も多い人物なのだという。
この風神雷神図屏風は、非常に有名な作品で尾形光琳や酒井抱一も模写した琳派の定番だ。
(左)宗達の風神。
(右)光琳の風神。
風神(宗達) 風神(光琳)
(左)宗達の雷神。
(右)光琳の雷神。
雷神(宗達) 雷神(光琳)

といったところで、今日は、建仁寺がある京都市東山区に本社を置く2企業の株を見てみる。
  • 三洋化成工業
    界面活性剤、高吸水性樹脂を主力商品とする化学メーカー。
  • 松風
    歯科医院・歯科技工所向けの歯科器材・歯科材料メーカー。
株価単元 PERPBR 配当率四季報コメント
三洋化成工業 (東証1部) [化学]
632円1000株 13.53倍0.72倍 2.37%活 況
株主優待 特になし
松風(東証1部) [精密機器]
870円100株 36.86倍0.72倍 2.07%横ばい
株主優待 3,650円相当の自社取扱製品(薬用ハミガキセット・マスク)