イ) 顔にブツブツができて、だんだん増えている。アトピー性皮膚炎?
 
 生後6週くらいまでは、皮脂腺の働きが思春期並みに活発です。母体から移行したアンドロゲン(男性ホルモン)のによるニキビです。乳児湿疹と云われています。見かけは思春期のニキビ同様、キスチョコ型円錐形のブツブツです。皮脂腺の働きで、赤ちゃんの肌は指で触るとベトベトして、眉や頭に粉チーズのようなものが出てくることもあります。
 
 乳児湿疹は、生後2週くらいから出始め8週くらいまでに自然に消えます。それまでは、入浴の時に、石鹸を泡立てて付けて、お湯で洗い流してください。こすらないことと、石鹸をよく洗い流すことが大切です。外用薬は不要です。

 アトピー性皮膚炎は、生後2か月以後、乳児湿疹と入れ替わるように出てきます。出生直後からアトピー性皮膚炎が出ることはないようです。胎盤を介して胎内で胎児がアレルギーの原因物質に感作されることや、母のアレルギー抗体が胎児に移行することが有るのか無いのかはっきりしていませんが、あるとしても、ごく稀でしょう。

ロ) おむつかぶれ
 
 生後1か月くらいは、赤ちゃんは授乳の度にオナラをしウンチをします。胃直腸反射という胃腸の原始反射の為です。この反射は1か月過ぎると自然に消えていき、短い期間にウンチの回数が激減します。2か月頃には、母乳栄養の赤ちゃんは1日1回前後までウンチの回数が減りますが、決してコロコロの固いウンチになることはなく、よく消化された色の濃い粘っこいウンチが大量に出ます。ウンチの回数が減ったから母乳が足りなくなってきてるんだとは決して考えないでください。母乳の出と赤ちゃんの排便回数は関係ありません。

 ウンチの回数が減るまでは、オシリ周囲が赤くなり、そのままにしておくと皮が赤剝けになってしまいますから、オシリが赤いなと思ったらぬるま湯で洗ってください。

 台所で使う食器洗い洗剤のボトルをよく洗って、ぬるま湯を入れ、おむつ替えの時、ボトルのぬるま湯で赤いオシリや鼠蹊部などをよく洗ってください。下に古いバスタオルでも敷いておけば、洗面器もたらいも持ち出さずに済むでしょう。洗った後は乾いた布などで濡れた皮膚の水分を吸い取ってください。決して、こすらないようにしてください。

 ただれて赤剝けになったおむつかぶれは外用薬で治療しなければなりませんが、そうなる前に洗っていれば、ただれて痛々しい感じにならずに済みます。