2か月に入った赤ちゃんは、ウンチの回数が激減します。空気まじりの母乳を飲んでいた赤ちゃんは、おなかに充満した空気をオナラとして追い出す必要があり、そのために「胃直腸反射」という原始反射が赤ちゃんには備わっていて、おっぱいを飲むと反射的にウンチとオナラをします。
 
 しかし1カ月過ぎると胃腸の働きや消化酵素の分泌が多くなり、ウンチの回数が減って、その代わり、1か月時代の頻繁なウンチの回数を1回にまとめて大量に排泄することができるようになります。赤ちゃんによってウンチの回数はまちまちですが、2か月の終わりころには、1日1回どころか、3日に1回とか5日に1回の排便回数になることが少なくありません。ただし、母乳を飲む赤ちゃんのウンチは、コロコロの出にくいウンチになることはありません。よく消化された白い粒粒の混じらないウンチになっているでしょう。

 私が小児科医になったころの育児書には、母乳不足のサインとしてウンチの回数が減ると書かれていました。ひいおばあちゃんの中には、ウンチの回数が減ること即母乳が足らない、だからミルクを足さないといけないと考える方があるかもしれません。そうではありません。

 生後数週から出てきている乳児湿疹(新生児にきび)は2か月の半ばには消えます。アトピー性皮膚炎の傾向があるご家族の場合は、乳児湿疹に入れ替わって、アトピー性皮膚炎ができてくるかもしれません。

 母乳黄疸は2か月頃には消えるでしょう。黄疸の消え方は、まず白目の黄色みがとれて、手のひら、足の裏から、体の端っこから中心にかけて黄疸は消えていきます。

 目に見えない変化も大きいと思います。モロー反射は残っていますが、体の動きが増え、首を回せるようになります。泣き方にも変化が見られ、激しい泣きが減り、授乳後も起きている時間が増え、静かに眠る時間も長くなってきます。しかし、2か月では、うつぶせで首を挙げることは難しいようです。人の顔を見て笑いかけるのも2か月頃、でもまだ声をあげて笑うことはありません。
 
 前回にも書きましたが、3か月になると、赤ちゃんは空腹感、満腹感を自分の脳で感じるようになります。おなかがすくと、口の動きやママの胸に顔をすり寄せてくる動作でなどで、おっぱい飲みたいサインをママに送るようになります。授乳回数は1-2か月より減り、飲む時間も短く、遊び飲みして、いつか眠ってしまっているように変わります。

 ママのおっぱいの張りもほとんど感じなくなる方が多いようです。おっぱい足りているのかなと、ふと、ママが不安を感じられる時期かもしれませんが、心配いりません。その証拠に、体重の増え方はそれ以前より少し少なくなりますが、確実に増えているはず。

 脂肪が多い肉類やスイーツは食べてもいいのかなとメールしていただいたママもありました。気にせず、好きなものを食べて、楽しい育児をしてください。