このシリーズを書こうと思ったきっかけは、あるネット記事からです。無断で引用させてもらいます。悪いことに使うんじゃないから許されるでしょう。

 ファンファン福岡 {ホップ・ステップ・産後}「母乳不足で悪戦苦闘!私が母乳をあきらめた日」
という記事です。2016年8月付けの記事ですから、お子さんはもう大きく育っていられると思います。


”産後すぐから母乳が不足していた私。哺乳瓶を嫌がる子どものため何とか母乳で満足させてあげたいと、できる限り色々なことをしてみますが、精神的に参ってしまう一方でした。母乳のため!と白ご飯を毎食2膳以上食べ続けた結果は・・・・・

産後は当たり前に母乳が出るものだと思っていましたが、実際に産まれてみると,なかなか母乳の分泌が増えなかった私。

最初はとにかく赤ちゃんに吸わせることが大事!と言われ、一生懸命おっぱいを吸わせますが、初めての出産ですべてが初体験で赤ちゃんの抱き方もままならず乳首の形もあまり良くない状況で、とにかく必死でした。

1時間近く吸わせてもあかちゃんのお腹は満たされず、10分後にはまた泣く状態・・・。

母乳量が足りないので粉ミルクを飲ませようとしますが、哺乳瓶が嫌らしく、くわえようともしてくれません。

結局「ミルクを飲んでくれないので、母乳を出すしかない!」
そう思い必死でできることをしました。

先ず、食生活。

和食中心とし、母乳の出に良いとされるものを片端から調べ、朝からしっかりたべました。
冷えがよくないらしいので真夏でも温かいものを飲み、元々水分摂取量は少ない方だったのですが、1日に2~3リットルは頑張って飲みました。

また、地域の母乳外来に毎週通い、分泌を促すための乳房マッサージを助産師さんに行ってもらいました。
自宅でも乳房マッサージやセルフケアを怠らず、今思えば家の中でほぼおっぱい丸出しの状態でした。

それでもなかなか分泌量はアップせず、赤ちゃんは放っておけば1時間以上おっぱいを吸い続けるのです。
毎回飲み足りない赤ちゃんを無理やり乳首から離し、泣かせてしまっていました。

気づけば、わたしはボロボロの状態でした。

授乳時間が長いので、肩はパンパンに張っており手首は腱鞘炎に・・・。
乳首は保護具を付けなければいけない程に亀裂が入っており、激痛でした。

なんとかミルクを飲んでくれないかと、あらゆる形の哺乳瓶を購入し試してみますがそれでもダメ。 
哺乳瓶の代金や母乳をアップさせるというハーブティー、毎週通っていた母乳外来の代金は馬鹿にならず、経済的にも負担は大きかったのです。

気づけば、満たされずに延々とおっぱいを吸い続ける赤ちゃんを抱きながら、私は涙していました。

せきを切ったかのように涙が止まらなくなり、一人大泣きしました。

散々泣いた後、「こんな状態ではいけない」と我に返り、ようやく母乳を諦める決心がついたのです。

それからは、「赤ちゃんが泣いてもおっぱいは与えず、哺乳瓶でミルクを飲ませようとしました。

丸1日は泣き続けミルクを飲みませんでしたが、心を鬼にし、「頑張って!」とひたすら哺乳瓶をくわえさせました。
翌日には少しずつコツを摑んでミルクを飲んでくれるようになり、それjからは完全にミルクに移行することができたのです。

今思えば何故もっと早くこうしなかったのかと思いますが、初めての子育てで無知なことばかりで、本当に必死だったのだと思います。

産後のホルモンバランスも影響していたのではないかと思いますが,頑張れば頑張るほどストレスはたまり、完全に逆効果でした。「こう育てたい!」という強い思いは誰にでもありますが、割り切ることも子どものためになるということを学ばされた最初の経験でした。” 



この記事を、皆さんはどう思われますか。ぜひコメントをお送りください。

それをもとに母乳育児環境を良くするには何が問題か?どうすれば母乳育児の大変さ、苦しさを減らすことができるか、読者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

私自身は、産科クリニックで赤ちゃんを診察する立場の小児科医として、この記事を書かれたママの周りの、母乳外来や母乳マッサージをされた母乳育児を支援する専門プロが、このママについてまったく無力であった理由を考えて見たいと思います。

ぜひ、コメントをお送りください。