ひと月に一度、集落の住民が集って手作りの郷土料理を食べ、ゆんたく(=おしゃべり)に花を咲かせる「集落食堂(区民食堂)」。

 

集落食堂は、少子高齢化が進み独り暮らしのお年寄りも多い大宜味村において、地域のみまもり機能を果たす重要な集いとなっています。

 

今日は、大宜味村の中でもとくに伝統的な集落「喜如嘉(きじょか)区」の集落食堂「ぶながや食堂」に行ってきました。

お手伝いとしての参加です。
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喜如嘉集落は人間国宝・平良敏子さん芭蕉で有名で、そこここに芭蕉の葉(バナナの一種)と赤瓦の古民家が点在する落ち着いた集落です。

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工芸、畑、集落活動、ゆんたく(=おしゃべり)と、元気で活発な高齢者が多い集落でもあり、長寿の秘訣もそこここに垣間見られます。

 

そんな区民の方々が集う喜如嘉公民館。

こんな素敵な額を見つけました。

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人生の勝利者、幸せな人とは(抜粋)

「四:両親並に関り合いのあった方々に素直な心で感謝のできる人」

「五:良い家族や、知人、友人に恵まれてる人」

「十:自分自身の事を良い人生だったと云える人」

 

いいですね。

 

そして、この額のお隣には別の額が。


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沖縄人の心。

うちなーぐち(島言葉、沖縄の言葉)で書かれており、ふりがな付きでも意味を把握するのが難しいくらいですが、幸いにも隣に訳がついていて私でも内容が分かりました(ほっ)。

 

「汗(あし)ゆ水(みじ)流(なが)ち、働(はたら)ちゆる人の、心(くくる)うれしさや他人(ゆす)の知(し)ゆみ」

「汗して働き、働く人の、心のうれしさは他人には分からない」


このような心で過ごせば世界もまた違って見えるだろうと思います。

 


さて、こうした素敵な額が飾られている喜如嘉公民館ですが、ここが「ぶながや食堂」の会場です。

 

調理室では、区民ボランティアの方々が忙しく準備にあたっていました。
左端はこの区をまとめる区長さん。いつもお世話になります。


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本日のメニューはグルクンの南蛮漬けにカボチャ煮物、オゴー和え物、タビオカ、ソーメン汁。

 

グルクンって何か分かりますか?

スズキ目・タカサゴ科に属する魚の一種で、和名はタカサゴ(高砂、学名:Pterocaesio digramma)。そのタカサゴの沖縄方言名がグルクンというわけです。

グルクンは「沖縄県の魚」に指定されていて、沖縄では家庭料理に欠かせない素材です。

 

そんな郷土料理が盛りだくさんの「ぶながや食堂」。

これで200円です。

 

いらっしゃいませ~

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私は受付係をしました。

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受付開始早々、地域のおじいちゃん、おばあちゃんや家族連れが次々といらしてくださいました。


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普段の生活ではなかなかお目にかかることのないグループホームの入居者さん達車椅子に乗っていらしてくださり、賑やかになりました。

 

実はこの後忙しくなり写真が撮れなかったのですが、食堂来訪者は2時間足らずでなんと78名に上りました。

喜如嘉区は大宜味村の中でも大き目の区ですが、それでもこれだけの人が毎月来るということは、集落として活発な区であることの表れかもしれません。

 

喜如嘉は私たちの居住区なのですが、自分の集落の魅力を改めて感じるひとときでした。

 

喜如嘉はこれから集落の夏祭りに向けて、踊りの練習やら会合やら、さらに忙しくなります。

 

また喜如嘉の集落活動の様子をリポートしますね。

 

 

 

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