ブログネタ
映画 に参加中!
さっきは、戦場のメリークリスマスが実話だっと知って
驚いたという話を書きました。

まだ書き足りなかったので(笑)
もうちょっとこの映画について書きます。

大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」というこの映画、
今振り返るととんでもない奇跡のように思えることが
一つあります。

それはキャスティングです。

原作者のローレンス役を演じたのはトム・コンティさんという
俳優さんですが、
その他の主要キャストを演じたのが
ビートたけし、デヴィッド・ボウイ、坂本龍一というメンバー。

今でこそ世界に名の知れたアーティストたちですが、
当時役者としてはまったくの素人たちを起用して
大成功をおさめています。

今から考えたらおそろしいくらいのキャスティングですよね。
若い人は「世界の北野」なんだから当たり前と思うかもしれませんが
当時はそんな片鱗すらなかったんだよ、ほんと。

たけし自身、戦メリ出演のオファーがあっときに
「おれは漫才師なんだから、まともな演技なんかできないよ」
と言ってたらしいですし。

でも最初からこの配役で行く予定だったわけではなくて、
ビートたけしのハラ軍曹役は、勝新太郎、
坂本龍一のヨノイ大尉は、沢田研二のキャスティングが
決まっていたそうです。

それがスケジュールなどの関係で2人ともだめになり、
代わりにキャスティングされたのが
ビートたけし、坂本龍一にそれぞれ決まったのだそうです。

勝新のハラ軍曹も見てみたい気がしますが、
やっぱりちょっとちがうよね。
完成した映画を見たからそう言えるんでしょうが、
あの役はやっぱりたけしでないとダメだと思います。

ジュリーのヨノイ大尉は、正直けっこういける気がします。
だけど、だけど、
ジュリーを起用していたら映画史に残るあの名曲
戦場のメリークリスマスのテーマが生まれなかったんですよ。

大島渚監督が亡くなったときに、坂本龍一さんが
エピソードを語っていましたが、
テーマ音楽を坂本龍一さんに依頼したのではなく、
ヨノイ大尉役として出演の依頼があって
坂本龍一さんが「それだったら音楽を僕にやらせてください」と
大島渚監督に直接言ったら2つ返事で「お願いします」と
言われたというのです。

たけしさんも、坂本龍一さんもこの後で
さまざまな映画や音楽の作品を作っていかれましたが
戦場のメリークリスマスの出演がなければ
ここまでの活躍にはなっていなかったのではないかと
言う気がします。

運命ってわからないもんですね。