歌詞:哲学的な方法

久々に歌詞を書きました。
構成はA→A→B→サビを想定しています。

哲学的な方法
空腹の技法を教えてよ
それに今キミの声が聞こえた気がするよ
攻撃を避けるための
別の方角へ逃れただけ

けた外れの驟雨 めずらしい人たち
笑みか悩みか ほら知ってたんだ
攻略方法を知って 死に慣れてたんだ

星座の色 孤独の色
僕は即座に 靴を履いた

哲学と哲学的なヤバさ
戦争と観念の結ばれた模様
俺はいま 次第に薄れゆくカラダ
撫でてみたい キミのカラダ

散文:生き残る猫

死霊のすがわらさんがTwitterでつぶやいた2行をモチーフに散文を書いてみました。

生き残る猫


いつもなにか言いたくてたまらないんだけどなにがいいたいのかわからない。わたしは指をホームポジションに置いたまま、いくらでもぼーっとしてしまう。
目をこするだけ。ごしごし。
ほがらかな声で頭の中で歌ってみるんだよ。こんなときには。あなたの好きな歌は何?
「冷たいよ冷たい。カニの甲羅が冷たい」なんてことばを思いついたんだけど、何かこなれてない気がして、顔を上げた。壁が見える。壁が考えるのだ、壁が。
甘い。紙パックのジュースがストローを上って私の口の中をひたすので。舌先に残るストローの硬さ、あるいは柔らかさ。青春の苦さ。甘さが甘い。
今って時があるなら、この手に触れてみたい。
目をつむる。猫を飼っているつもりになってから、猫を撫でる。
(了)

小説:フュルと星を見にいく

なんとなく小説を書きました。SSのようですが、いちおうオリジナルです。短編です。

フュルと星を見にいく



 橋の上から空を仰ぎ見ると星が降ってくるようにたくさん輝いていた。
 車の中では感じることができなかった光たちのサインに僕たちは声を失った。
「見ろよ。向こうだよ。天頂よりも東」
「見える」
「鼻の中が冷たいんだぜ」
 それを聞いて僕は笑った。
 ふと僕たちはお互いの手に触れ、その温かさを感じた。
 草むらから立ちのぼる湿度の高い夜の風。
 フュルの周りで暖められた空気を、匂いを、胸に吸い込むと、僕の心に灯台のあかりのような光が点る。しびれるように硬くなった指をのばして、痒くなった自分の鼻をこすった。草の匂いも混じった。
 寝転がった背中にフュルが手を差しこむ。驚いたが気にせずにいると彼女は首をこちらに向けて僕の目を真すぐに見透かした。そして目を糸のようにして笑った。
「あ。温かい」
「そんなこと知ってるよ。フュル、詩をうたってほしいな。そんなことよりもさ」
「ああん」
 とフュルは変な声を出した。
「そんなの突っこんじゃだめぇ。冷たいよね…」
「うーん…」と僕はフュルの鼻の中に指を突っこんだまま星空を見つめる。
「…ねえ、フュル。草のにおいしない?」
 ふごふごと指先で匂いをかぐのを感じる。ちょっとキモいのだ。でも彼女は目をつぶって匂いについて考える。

 まるで星が流れ落ちるような美しい音がする幻聴を誘うような空と暗闇に、視線をむちゃくちゃにスキャンする。何も見えないけれど、何も考えられないけれど。
 フュルの声がヴァイオリンのように詩をうたいはじめた。遠くまで聞こえるだろう。

 冷たかった指先が次第に温かくなりゆくにつれて僕はたまらなくなった。
「ミュートしてるのにちゃんと歌えるんだね。トランペットみたいだ」
 笑ってしまう。
 自然に笑ってしまう。
「ぷ」
 吹きだしたフュルの鼻息の力で僕の指が押しだされた。すぅーと夜の中で息を吸う音が聞こえた。
「ふわぁ。息ができた……。うぅ?!」
 フュルが再び息を詰まらせた。僕が口をふさいだからだ。
 フュルの唇は温かく、闇で見えなくても僕の唇でちゃんと探りあてることができた。
 覆い被さった僕の下で彼女が目を開いた。そして花火のように大きくぱっと目を見開いた。
「星がたくさん見えるよ」
 僕はふとつられて空を仰ぎ見る。
 星空から舞い降りる光がストーブの火のように温かく感じた。両手に抱えきれないぐらい大きな空。

(了)
Profile
<名前:やおき> けいおん!好き。感じたり、考えたりします。小説や詩も書いたりしています。 透きとおるだけの嘘 透きとおるだけの嘘 : 僕のもう一つのブログです。
ニコニコミュニティ
三行廃棄物
tacker10さんのアニメ語り放送です。 -茄子幻想繋韻歌-
なすびさんのDJ放送です。
マッシュアップやリミックス選曲がとてもかっこいいです。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Links

ころっぷさんのブログ-ゆめじかん。

tacker10さんのブログ-三行廃棄物
TVアニメーション「魔法少女まどか☆マギカ」公式サイト
まどか☆マギカ応援してます。
pixiv - My Favorites
pixiv - My Illusts
livedoor プロフィール
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ