職人経営者を目指します。

日々のもの作りを通じて楽しかった事、嬉しかった事、辛かった事、寂しかった事、気がついた事etc.書き連ねています。

2006年10月

 国際労働機関(ILO)が29日に世界の若者の雇用情勢に関する報告書を発表したという記事が、昨日の夕刊の記事にありました。

 お読みのなった方も多いと思いますが、記事の内容が日米欧の先進国の若者層(就学や家事就労、身体的障害者を含まない)のニート率が13.4%で8人に1人の割合であるという事でした。

 「ニート」いわゆる、就職の為の学校に通ったり職探しすらしていない若者の事をいいますが、この数字は驚くべき事であると思います。単純に仕事をしていないからとか学校に行っていないからダメというふうにはカタズケられません。

 とくに先進国でニートが多いというのは共通問題であって、それだけ生活に余裕があるからだろうとも思えますが、先進国の共通課題は人口が減っている事も大事な問題です。

 ニートが増えるという事は「国勢」までに直結する問題ですから、単純に考えてはならない事だと思います。

 
 「お隣のおにいちゃん、ニートなんですって。」「えー?ホント??」「でも、最近多いですってニート。」「そうみたいねー。」なんて声が近所でも聞かれる事がありますが他人事ではないと思います。

 このままですと完全に「増税」といった形で我々にシワ寄せがくるのですから・・・。

 昨日は足立区体育指導員として、お隣の町会である神明地区対のウォークラリーのお手伝いをしました。

 佐野町にある佐野住区センターを起点にして、約8kmをゴールである足立区立桑袋ビオトープ公園までのコースを参加者の皆さんとゆっくり歩きました。コース上ではほとんど知っている地元なのですが、「歩く」という事を普段あまりしないので、色々な発見がありました。

 私の住んでいる六木というところは、少し行けば埼玉県八潮市に入る都県境ですが、その境に垳川という川が流れています。その川沿いが遊歩道になっていてもう紅葉している木が何本もあって、わざわざ遠方に足を運ばなくても地元でしかも同じ町会内で見る事ができるなんてラッキーだと感じました。

 この遊歩道を抜けて花畑に入り途中、大鳥神社にお参りする事もできました。何組かの七五三のご家族も来られていました。大鳥神社は酉の市で有名ですが、ここの大鳥神社が浅草の大鳥神社の本家だと聞いた事があります。

 初めて行きましたが、うっそうとした森の中にある神社でこんな神社が近所だったのかと少し驚きました。

 ゴールの桑袋ビオトープ公園には2時間近くかかって着きましたが、天気もよく道中色々な発見もあり、大変有意義な1日でした。お金をかけて楽しむレジャーももちろん大切だと思いますが、この様に地元の地区対の行事は基本的に無料ですから、お金をかけないレジャーも大切だとあらためて感じました。

 昨日のブログに書きましたが、一昨日は「あだち異業種連絡協議会」のIT部会立ち上げの初会合がありました。

 我が未来クラブの丸山会長の事ですが、本当に元気なオヤジです。(言葉は悪いですが親しみを込めてです。)丸山会長はお年が66歳で、父ほど年齢が違いますが本当に元気です。

 現在している仕事が楽しくて楽しくて、毎日が楽しくて仕方ない様です。平均睡眠時間も私もそうなのですが、4時間くらいしか採っていない様です。口癖が「死んだら永遠に寝れるんだから今起きてる。」です。先日のIT部会の懇親会後もブログによれば、4時まで飲んでいたとの事。

 翌日が休業日ならともかく、午前中に来客があるので9時には出社して来客がある前にブログを書いているとの事でした。

 お仕事は印刷業を営んでいますが、もともとは証券マンと面白い経歴をお持ちです。子供の頃からものづくりが好きでどうしても証券マンは続けられなかったとの事です。お金だけを追っていたらとてもそんな気持ちにはならなかったとおもいますが、今は大好きなものづくりが楽しくて楽しくて仕方ない様です。

 私なりに色々な経営者の方々を見てきましたが、成功している方の共通点はやはり「好きな事」を極めてしている方だと思います。

 丸山会長を見ているとそんな感じがします。毎日がエキサイティングで楽しい66歳の方がどの位いるでしょうか?

 未来クラブでお姿を拝見し、お話をお伺いする度にこちらも元気を頂けます。

8c169c1f.jpg 今日はいつもより30分早く家を4時半にでました。いつもの様に本須賀海岸に来ています。うねりも無く、久しぶりにいい波です。ご来光も見ることができました。ラッキー!!

「寝食忘れて」という言葉があります。寝るのも食べるのも忘れるくらい集中する事ですが、昨日はそんな感じの日でした。

 10時から日本橋馬喰町にあるお客さんと打ち合わせがあったので、8時過ぎには出かけて途中、メッキ屋さんプレス屋さんに立ち寄りながらお客さんのお店にむかいました。

 このお客さんというのがちょっと珍しいお仕事をされています。浜中さんという方で、「幹心ランプ」という和紙を使ったランプを製造されています。約1年前に知り合いにご紹介頂き、それからのお付き合いわさせて頂いていますが、久しぶりにお電話を頂きお店にお伺いしました。

 弊社でランプにかける骨組みの部分を試作させて頂いています。この方はいわゆるアーティストという感じで、お話しさせて頂いていると非常にセンスの部分で共感できるものがあります。

 昨日も1時間程度の内容で十分仕事の話は済むはずでしたが、3時間近くものづくりついて話が盛り上がってしまいました。

 その後本郷に納品、打ち合わせに回り一度会社に戻った後、一昨日、亀信YMC会で名刺交換をさせて頂いた加工屋さんの工場にお伺いさせて頂き、仕事の内容を見せて頂きました。工場を見て「ドンピシャリ」まさに自分が思っていた加工技術をお持ちの会社さんで早速色々な事をご相談しますと会社を後にしました。

 その後、夕方からあだち産業センターで行なわれる「あだち異業種連絡協議会」の「IT部会」の立ち上げの会合に出席しました。

 この「IT部会」は、あだち異業種連絡協議会に加入している異業種交流会4グループの会員数名が出席して、連絡協議会のホームページをどの様にしたらお客さんが見てくれ、仕事が生まれるかを検討してホームページを作ろうという事になりました。会長には我が未来クラブの丸山会長が就任しました。
 
 参加者の方々から積極的に意見が出され、初回から充実した会合になりました。

 その後、時間のある方が残り懇親会を行ないました。ここでやっと食事ができました。皆さんお酒も入り、会合とはまた違った意見が出て盛り上がりました。

 まさに「寝食忘れて」な1日でした。


 

 取引先である亀有信用金庫さん主催の、経営者を対象とした講演会に昨夜参加しました。YMC会というのは主に若手経営者を対象という事もあり、私の様に2代目経営者や若くして会社を起業された経営者の方々の会といった感じです。

 参加者は約100名程でしたが、ほとんどの方の年齢は20〜40代という感じでした。

 講演会の内容は、「元気な会社の元気な経営」という演題で、経営ジャーナリストであり元気塾主宰の疋田文明氏に講演頂きました。この方は竹村健一氏の事務所を独立された後、経営ジャーナリストになられた様で様々な中小企業の応援をしてきた内容を熱く語られました。

 例としてマブチモーター、子供服の白亜、カルビー島精機という会社が創業からいかにして強く儲かる会社になっていったかを非常に分り易くお話し頂きました。

 全ての会社に共通する点は、経営者は考える事はもちろん全社員が一丸となって考える事のできる会社であるという事でした。

 常に問題意識を持ち、いかに考えるか。不景気になればモノが売れずにそこそこみんな考える様になるが、景気がよくなってモノが飛ぶように売れる様になっても考える事が必要だと説かれていました。

 いつも通り講演会を拝聴する時は一番前の席に座る様にしていますが、1時間30分の公演中、時計が気にならない様なよいお話でした。

 その後の懇親会で疋田氏と名刺交換をさせて頂きましたが、講演内容で共感する点、またお話の内容と弊社なりに違う点がある事を話させて頂きました。

 すると「それぞれの会社はやり方は違って当然です。それを早く気がついて他社との差別化をする事も重要です。」と言われました。

 自分で会社の方向性を話した事が「間違ってなかったかー。」と正直に感じる事ができました。

 産業交流展出展後、もう効果が出てきました。新規の顧客ができたとか取引先ができたのではありませんが、産業交流展で製品を見て弊社で仕事をしたいという方からご連絡を頂き早速、昨日ご来社頂き面接となりました。ハローワーク等で募集しての依頼でない事と、女性であるという事は今までとは違いますが。

 現在、埼玉県立川越高等技術専門校で金属加工を学ばれている学生さんですが、ビックサイトに見学に行って未来クラブのブースで弊社の製品をご覧になったとの事でした。

 以前から今後は新規に採用する場合は女性がいいなぁと思っていただけに、弊社の製品に興味を持って頂けた事は非常に嬉しいですし、本人のやる気さえあれば年齢、経験は全く問題ないとお話しさせて頂きました。

 また、私自身、都立足立技術専門校都立江戸川技術専門校で機械科、機械加工科の講師として延べ12年勤めさせて頂いた事もあり、専門校の生徒は他人とは思えない感情もあります。

 とにかくこれも縁ですので大事にしたいと思います。益々、営業活動に力が入ります。

 昨日も一昨日同様、多忙な日でした。納品や打ち合わせが重なり大雨の中、車を走らせました。

 先日の産業交流展にご足労頂いたお客さんにお礼行脚と、現在問い合わせ頂いている仕事の進捗状況など細かく詰めました。面白い事にお客さんの対応が、ビックサイトでの出展ですから今までとの対応が明らかに違う事も感じました。

 「ただの下請けじゃないな」という見方をされるのが非常に感じられました。これは弊社にもメリットはもちろん、お客さんにも「この会社は安心だ。」というふうに感じて頂けたものだと思います。

 何だかんだいっても「見かけ」は非常に大事です。技術で勝負とか味で勝負とかいかに気張ってみても、お客さんに注文を頂いて作ってみた物を見て頂いたり、味わって頂かなければ評価してもらえないのですから。

 子供の頃から色々な職人さん達と携わってきましたから、この人の技術はどれくらいだという事は子供の頃からの感があります。弊社より技術が高い職人さんはまだまだいますが、悲しいかなそれをお客さんにアピールする事が下手な為に表舞台に立てない職人さんがいるのも事実です。

 私自身がこの職人さんの広報にでもなって売り込みをして上げようかと本気で思ってもいます。


 

 やはり2日間の出展とはいえ、平日会社を抜けたツケは必ず払わなければなりません。昨日は朝2時から夜8時過ぎまで、事務処理、現場処理、納品、顧客との打ち合わせで自分でも正直な所、よく身体がもつなぁと感じます。

 やはり好きな仕事をしている訳ですし、身体はそれなりに疲労はしているのだと思いますが、精神的に疲労感がないのでとても楽な位です。今朝も3時には事務所に来て事務処理、読書と時間を費やしていますが時間的に足りない位です。

 今日も始業と同時にあちこちに連絡を取らなければならない仕事が山積みになっています。この多忙感があるからこそ頑張りもきくのだと思います。

 暇の辛さを痛いほど味わった経験が、今に活きていると思います。

 今年の4月から両親が千葉県大栄町の山を借りて畑を作り、家庭菜園を始めています。この大栄町は母が戦後疎開していた事や、高校生になるまで住んでいた事もあって親戚こそいませんが、親戚以上のお付き合いをさせて頂いている方々が多く住んでいます。

 東関東自動車道でも大栄インターもあり車で1時間ちょっとで着きます。本当に田舎という風情がある所です。

 両親は4月から月に2〜3日通っていましたが、昨日は収穫があるという事で誘ってもらいました。はじめは弟一家と妹一家で孫8人総勢16人で行く予定でしたが、皆予定が立たず、結局私の家族と両親、そして母の友人の方の8人で行く事になりました。

 切り開いた山の中に畑はありますが、本当に山の中という感じで思っていた所よりいい感じでした。早速、サツマイモや八頭、ニンジン、小松菜等、子供達と掘り返しましたが、普段クワなどは使った事がないので手は疲れるし、腰は痛いしで参りました。

 しかし、採れ立ての八頭を鍋にして食べたら美味いのなんの。本当に美味しかったです。サツマイモも大小合わせて50〜60本も採れて食べ切れない程採れました。

 ちょうど、近くの畑に来ていた方が野焼きをされていて、その中にサツマイモを数本入れて焼き芋を作り、デザートにして食べましたが甘くて美味しかったです。子供達も裸足になって大はしゃぎしていました。

 途中、今でも懇意にして頂いている母の高校時の同級生のご主人も自転車で駆けつけてくれて、一緒に鍋をつつきました。

 本当に喜んで頂きよかったです。最近は海ばかり行っていますが、山もいいなぁと感じました。帰り際、親戚同様にお付き合いさせて頂いている方から作っているお米もお土産に頂きました。「ほたる米」という名称でネット販売している様です。田舎もネットが密かに浸透しています。


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