「冬木立」きんとんでつくる冬景色。

冬の山


季節の変わり目には、季節を表現した和菓子が売れるような気がします。
でもまぁ、正直なはなし、今菓子屋では売る菓子がない。
お菓子より、甘くて旬なくだものが豊富に出回っている。
朝日堂でも店頭では通年で販売している「どら焼き」とか「きんつば」それに「最中」。
など。
「これから、どんな感じの菓子になりますか?」。
と、聞かれて、「うッ」と喉を詰まらせ、
「まぁ、季節を表現した上生菓子なんかお薦めです」。
「でもこのお菓子は抹茶でなければ…?」。
「いやいや、そんなことはありません。煎茶でもほうじ茶でも合います。コーヒーならブラックで、紅茶なら砂糖を入れないとよけいおいしいかなぁ」。
「じゃ、試してみます」。
てな、感じにうまくはいかないが、それなりの販売促進トークで売れはする。
いままでと同じ意匠ではおもしろくないので、時間がかかる。
昨日の散歩の途中でもいろいろと思い浮かんだが、いざつくるとなると変更につぐ変更だ。
それでまぁ、作っている途中であれこれ想い浮かびこんな形になった。
きんとんで作った「冬木立」。
二色のうち白は雪を表し、黒っぽいのは土。
茶色は黒糖で色をつけ木を二本。
氷餅を砕いて木の上に散らして、これまた雪で冬の木立の風景を和菓子でつくりました。


読書の秋に。最近読んだ本 ④。

新書3

街に生まれ街で育ったせいか、森というか自然の中での生活にあこがれをもってしまう。
若い頃、飯綱東高原に土地を買った。
「いつの日にか、ここで暮らしてみたい」。
子ども達に相談しても、
「早く売ったら」。「あの田舎じゃなぁ~」。と容赦ない。
オフグリッドハウスとは電線が繋がっていない家。太陽光発電を自家消費する家。
コンポストトイレは、下水道がなくともトイレが使える。
井戸か雨水で生活用水をまかなう。
ライフラインが途絶えても生活できる家が理想かな。
一日の半分は生活のための家事にあて、
残りは読書と思索、それに犬でもいれば随分とおだやかな生活がおくれるだろう。

新書1

世界情勢のことはすべて「ゴルゴ13」シリーズから学んだ。
自宅にはシリーズ第一巻からこの№201まですべて揃っていてわたしの密かな自慢だ。
定価500円なんだけど、けっして新刊では購入しない。
しばらくするとブックオフで108円で販売するからだ。
長野市内にある何軒かのブックオフをめぐり、欠号を補充するのが楽しみだった。
アメリカの陰謀も中国の傲慢もここで学んだ、ゴルゴこそわたしの政治の先生である。

新書2

渡部昇一が亡くなったとき、時の首相安倍晋三は一番に駆け付けたという伝説がある保守の重鎮。
二十歳の頃、渡部の「知的生活の方法」を読み、描いてある書斎がある家に憧れた。想いは続いて後年家をつくったとき壁一面床から天井まですべて書棚にした。ぎっしり並んだ本をみて満足した。
先日、長野市の某書店を訪ねたら新刊書のコーナーに知的生活の方法が置かれていた、奥付をみると185版とある、すんごいロングセラーだなぁ。
「知的余生の方法」も、著者の体験を元に描かれていて説得力がある。
余生を過ごす場は田舎より住み慣れたところがよいと著者は言う。悩むなぁ。






「シリウス」冬の星の名の和菓子。

シリウス

AKB48のファンであるわたしは、息抜きにYouTubeでMVを観る。
「センチメンタルトレイン」で季節が変わろうとしていることを知った。
シリウスはおおいぬ座のα星の名。
全天の中でも最も明るい恒星であることで知られている。
青い星型の上の「冬の大三角形」はアラザンを置きました。
星雲は銀箔を乗せ、大納言小豆の鹿の子は夜空を表しています。
朝日堂の店頭販売している上生菓子もすっかり冬景色。
「スノーモンキー」。とか
この「シリウス」とか横文字というかカタカナ語の菓銘も普通になりそうです。
このカタカナ表記、書くわたしはドキドキ。
「なんですか? 和菓子の名前にこれはないでしょ!」。
などとクレームをいただくのではないかと戦々恐々。
だけど、実際にはなんということもなく、お客さんは口にされ買っていただいている。
日本語の言葉の中にカタカナ語が膾炙している時世なんだろうな。
なんか、とっても冬らしい大納言小豆の鹿の子和菓子ができて気分がいい。



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松田 聖次

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