春は近い「散歩」の季節到来か。

001

「あなたの趣味はなんですか?」。
と、尋ねられたら、まぁだれもそんなに他人に興味はないだろうが、
なんかのアンケートでもいいか。
齢60の還暦を過ぎようとしているが、
「読書とカメラそれに散歩が趣味と言えるでしょうか」。
これを少ないと思うか、それとも熱中できるものが三つもあるのは幸福か。
確かに、独り身の生活でも退屈はしないし、暇を持て余すことはない。

著者、糸川氏の本業はカメラマンでやはり歩くことが好きらしい。
冬の或る夜、家の中は寒し、寝るにはまだ早い。
もう、なんど愚痴を言ったか忘れてしまったので、また言うが、
平安堂長野店が移転して閉店時間が午後7時になったので夜温かいところで選書する機会を失われた。
次善の策として、ブックオフに潜り込む。
108円コーナーは危険だ。その安さゆえに、
「暖房代の代わりに…」。
と、あんまり読書欲がわかない本でも買ってしまう。
「東海道徒歩38日間 ひとり旅」。(小学館文庫)を読み終えた。
初出は『パラダイス街道』という題名で1994年に発行されたという。
60歳に近い著者が大阪から東京まで徒歩で歩いたノンフィクション。
考えてみれば1994年というのは20世紀のことで、二十年以上むかしの話だ。
世相は違うし、カメラもフィルムだ。
それはいいのだが、著者の東海道を歩いた実績は認めるし、年齢のわりにはよく歩いたと思う。
紀行文としてそれなりの体裁は整えてある。
だけど残念だけど文学に昇華していないし、文明論にまではなっていない。
沢木耕太郎は文学になっているだろうし、司馬遼太郎は文化を語る。
そこがちょっと弱いように思う。
まぁ、二十年以上前の本をここで論じても意味はないが、
自分も時間と金があれば、70歳でも日本全国徒歩で旅行してみたい。
その、参考資料としての価値はある。

どうしても、伝えたいこと。

揚げ餅

健康管理に気を使いすぎ、昨年は体重を随分と落とした。
おかげで体が軽くなり、信号が点滅してもすぐに走り出せる体を手にいれることができた。
膝を伸ばして前屈して手のひらが地面に着いた。
「おや痩せたねぇ、ガンなの?」。
と、幾人かの人に問われた。いちいち朝食は抜いて、あんたらコーたら説明するのも面倒くさいのでそのままにしておいた。
そして、年末から年始の繁忙期。
「30㌔のもち米の袋が軽々と持てない」。
以前なら、配達のお兄さんが朝日堂に餅米を持ってくると、いっしょになって運ぶことも普通のことだったのに、今回はすっかり遠慮して傍観者になってしまった。
で、原因を探るとドーやら重いものを持てないのは減少した体重のせいかなと思うようになった。
朝食を抜いての肉体労働はかなりきつい。
そこで、思い切りよく大量の朝食を摂取してから餅搗きなどの仕事をすると、これがまた調子よく進む。
それからというもの、毎朝しっかり食べるようにした。
毎週のように行く、日帰り温泉施設ではお決まりのように体重計が設置してある。
「年始に比べ、8㌔も、増えてしまった」。
どうりで、ズボンはきついし、階段を上がる足音もどたどたした感じだ。
でも、30㌔のもち米の袋は簡単に持ち上がる。
胃も拡散したのだろうか? いままでにないような空腹感に襲われ、我慢できない。
そこで、食事をすこし変えてみようと思った。
朝食には餅を3切れ、大根おろしをたっぷり載せててしょうゆ豆を2~3粒。ちょっこと醤油をかけて食べる。
あとは刻みネギをたっぷり入れた味噌汁。具は毎日替える。
それにしても思うのは、
「自分で搗いたモチのうまさだ」。
売れ残ったり、や、切れ端を冷凍しておいた。
もう少し古くなっていて、表面はひびがはいったりしている餅。
フライパンに少量のサラダオイルをまわし、熱がすこし入ったところで、三枚の餅を置く。
ここでのポイントは弱めの火で調理することだ。
何度か返し、この間に味噌汁の用意をする。
表面はカリッとして中はもちもちって餅なんだから当たり前かぁ。
大根おろしをたっぷり載せ、醤油豆も置く。熱々をほおばるこの幸福。
「ああ、こんなにおいしい餅を毎日食べれる自分はなんてしあわせ者なんだろう!」。
しみじみ思う午前7時だ。
ところで、朝日堂では、ガス袋に脱酸素剤が入った冷凍の餅(白い餅)を好評販売中。
玄米もちも、もちろんうまいが、白い餅もまたうまい。
「お餅バンザイ!」。


今週の温泉「大岡温泉篇」。

DSC_0366

自宅を出たのはお昼すこし前。
山影の道路には雪が多くあり、出発したときの長野市街地のアスファルトがなつかしい。
古いナビで、電話番号検索では引っかからず、住所検索でたどり着くことができた。
山あいの高台にある建物は、たぶん民家を改築したものと思われる。
駐車場の前から望む景色がこれだ。
遠く北アルプス山脈を望み、近景には棚田が広がるここがかつての大岡村、
今じゃ長野市大岡だとか、おもえば本当に長野市は広くなった。
そういえば、長野市には鬼無里もあり、そこは新潟県との県境がある。
つまり長野市は新潟県と接しているんだ。こんなに広くしてどうするのだろうか?
それはいいのだが、
今、わたしは「大岡温泉」に来ています。
源泉は20度ちょっとで加熱しているようだ、温泉成分も希薄で効能は疲労回復とあともうひとつしかない。
冬季は露天風呂は閉めているとかで、なんと入湯料は350円。
日曜日の昼頃は日帰り温泉施設はどこも賑わっているが、まぁここはゆっくり浸かれる。
なんといっても、浴室には二か所大きな窓があり、
正面に北アルプスの山並みが見える。
蓮華岳から爺ヶ岳、五竜岳まで見渡せる。
陽の光を浴びて、神々しく雪をいただく鹿島槍ヶ岳を望みながら風呂に入れるのは至福の時間だ。
白銀に輝く、偉容を見つめているだけで、体の中から浄化されていくような気持ちになる。
まぁ、それほどの温泉効果もないのだろうが、このロケーションはすばらしい。
こじんまりした感じもいいもんだ。
入湯後は食堂でそばを食べる、ざるだけではちょっとなぁ~と、
特製「ジャンボかきあげ」なるものを頼んだら、これがまぁでかいのなんので、
夕方までお腹が空かない。こんなところも好感が持てる。
晴れた春の日に大岡の新緑の中、遠く鹿島槍ヶ岳を望む露天風呂に入りたい。


記事検索
livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ