もう人間なんて信じねえぜ、ヤケ酒だ!
(※写真は筆者が朝鮮総連時代、作業に疲れ一時的に奇行をおかしたときの様子)


 こんばんは。

 北朝鮮とは関係ない上に、今回はいつになくガチですので最初にお断りしておきます。

 先ごろ、長い長い業務が終わり、ほろ酔い加減で某SNSを開きますと、既婚者と思われる数人の方々がこんな趣旨のことを申しておりました。

「モテない女はモテてないんじゃなくて、理想ばかり高く、タイプじゃない人からのアプローチはすべてなかったことにしている。そして、そういう人に限って中途半端な美人。本当の美人ではない。妥協しないから売れ残る」

 わたしは公言しているとおり、泥酔時しかSNSにログインしないので、酒の勢いでついブチ切れてしまいました。(知人へ:毎朝のくだらない投稿は「朝酔い」です)

 おいおい、タイプの異性以外はお断りして、何が悪いんじゃい!!!! 
 いくら歳をとろうが、誰にだって選ぶ権利も、断る権利も、断られる権利もあるんじゃないでしょうかね。

 彼らの言い分は一理あるでしょう。しかし、そうでない側面もあります。
 さらにそれは個人の観察範囲で得た見解であって、「あくまで私が見た範囲内で」という前置きをしない限り、過度な一般化による強引な論理展開にすぎず、社会人としての知性が疑われる案件であります。
 また、なぜ唐突に美醜を持ち出すのか意味がわかりません。

 出典を貼るのが面倒くさいので各自ググればいいと思うんですが、恋愛感情は脳の電気信号に過ぎず、それも相互の遺伝子や外見の類似性が大きく関わってくる、つまり恋愛の初期段階(ラブラブ期)で愛だと思ってるもんは愛ではないことが立証されています。

 しかし、そもそも、それがなければ交際にも至らないのです。
 なので、未婚者に対し「妥協しろ」とか言う既婚者の発言の時間軸はズレています。
 だいたい、パートナーに妥協してんのは、今、現在、お前自身だろ?
 心理学には「投影同一視」 という、他人を利用して自己嫌悪する心理状態がありますが、今の配偶者なりパートナーに妥協してるからこそ、そんな発言が出るのです。
 なので、未婚者のみなさんにおかれましては、今度言われたらこう返してやりましょう、自己紹介乙」と。

 そして自分たちだって、無意識的に相手の外見から入ってるわけで。そうじゃないとは言わせませんよ、人間は生理的にそういう仕組みなんだから。
 理性によって結ばれることもあるでしょうが、本当にくっきりと区切ることができますか?
 それこそ私のフィールドワークの範囲内ですが、中身は△だけど外見が◎だったから、もしくはその反対とか、諸条件を折衷した上で相手を選んでるのがほとんどなわけです。

 そして、恋愛感情はよほどの工夫をしない限り3年で消滅することも立証されているので、後は人間愛や心身の相性や情によるわけですが、それも違いの努力や運とかもともとの相性とか諸要素がかかわってくるため、万が一うまくいかなくても致し方ないはずです。離婚が悪ですか? いいえ、決してそうではありません。 

 よって、私はこうした既婚マウンティングは、価値観が多様化した現代社会において明らかな差別であり、人権侵害であると強く主張したいと思います。

 ときに同人誌の中には、原作をちゃんと読んでないと思われる駄作があり心底イラっとさせられることがありますが、日常の差別もそれと同じです。
 すべての差別は二次創作であり、しかも原典とかけ離れた駄作なのです。独身者が全員、贅沢だから結婚できてないとでも思ってんのか、なんちゅうクソ解釈ですかそれは。

 というより、この地球の人権教育はどうなっているのでしょうか? 私は正直、人種差別がなくなったところで差別という概念が消えるとは思いません。民族や出自、LGBTへの差別は許されず、たまたま今、このタイミングで未婚である人々にこのような侮辱が許されるなど、ちゃんちゃらおかしい話です。 

 北朝鮮ですら、悪意はないとはいえこの有様ですので⇨いい年した未婚女が北朝鮮に行くと、こうなる

 差別の姿はしばしば、まるで入れ子構造のように語られます。
 人種差別や性差別が最も重く、その下位カテゴリに今回のような些事があると思われがちですが、これは些事などでは決してなく、良識の仮面をかぶった差別的ハラスメントであります。

 そのため、私はすべての差別を並列で扱うべきと思っています。人は出自や所属カテゴリが同じでも、それぞれ違う個別の存在だからです。
 私がこの後、結婚したとしてもこの意見が変わることはないでしょう。