ヤッスングダグダレビュー

ゆるーく映画などの感想を書いていくブログ。よかったらどうぞ。

どうも。ヤッスンです。
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-』の簡単な感想です。



週刊少年ジャンプで連載中の人気コミックのアニメ映画版。
真っ直ぐで王道なヒーローものとして人気になり、アニメ化もかなり早かった印象です。
原作では描かれていない夏休み初頭に起きた、海上の人工島、巨大人工移動都市のイベントを訪れたデクたちの物語。

私は原作漫画は第一話からずっとファンをやってます。
ただ、アニメに関しては1話の演出に不満が残り(当時の不満はコチラのブログに)、時々観てはいるもののどうしても演出が自分と合わない箇所があるというのが本音でした。

なので正直、入場特典の作者描き下ろし漫画のほうが目当てとしては大きい状態で映画館に向かいました。


結果。スコア3.9!
しっかり王道で面白い!!
やや無理矢理ではありますが、主人公デクたちをはじめクラスメイトが一同に会し、それぞれの"個性"を発揮しながら活躍していく展開が、違和感なくアツく描かれていました。
敵の襲撃、そしてそこで「ヒーローの卵」である自分たちがどう動くかを考え、自分たちにできるヒーローとしての動きに全力を出す、ヒロアカの基本的な流れもしっかり押さえており、オリジナルストーリーでありながらちゃんと地続きの物語であることもよく分かります。
さらにクライマックスの盛り上がりには目を見張るものがあり、おそらく後にも先にも実現しないであろう激アツな展開が用意されています。個人的にはこの場面を実現して映画館で見せてくれただけでも大満足というところが本音です。

オールマイトの古くの親友とその娘、というオリジナルキャラクターもとても良いキャラで、今後本編で絡んできてほしいとさえ思います(声優の生瀬勝久さんも志田未来さんも流石にお上手!!)。

基本的にはアニメか原作を読んでいる人でなければついていけない物語にはなっていますが、逆にいえばファンにとってはこれ以上ないゲキアツ王道映画だったといっていいのではないでしょうか。




以下、ネタバレを踏まえて簡単に。


本作は「1学期期末試験」と「夏の合宿、オールマイト引退」の狭間に起きた出来事。
それを踏まえることでより細かい点がよく出来ているなあと。

1つが、A組の行動意識。
敵の襲撃に逢い、大勢の人質がいるうえにオールマイトまで捕まってしまった状況。オールマイトからは「逃げろ」という指示がきている中、自分たちはどうすべきか考えるA組一同。

この出来事の前には、自分のために身勝手に敵に手を出した飯田、という出来事があります。
その反省を活かし、その後は勝手に動こうとするデクたちを激しく制止する飯田という場面も。
日本では公共の場面での"個性"の使用は禁止されており、許可を得たヒーローでなければ自分勝手に使用できません。本編でも、たとえ仲間を救うためでも「ルールを破って個性を使うのなら、それは敵と同じ」という台詞があります。

"個性"の使用に対し、そういった認識がある中、彼らがオールマイトの指示を破って敵に攻撃を仕掛けるのは、物語の流れからしてやや不自然になります。
しかし、この場面で決断されるのが、あくまでシステムの復帰。敵に乗っ取られた島全体の警備システムを復帰させることで、オールマイトの手助けをしよう、というもの。
さらに彼らが訪れている島では、基本”個性”の発動は自由。
正直グレーゾーンではある気がしますが、しっかり筋の通った彼らなりの戦い方で物語が進められていくので、とても上手いなと。

2つめが、シールド親子。
古くからのオールマイトの親友、デビットシールド
オールマイトの体が既に限界に近いことを知り、彼なりのサポートを全力で行おうと、悪事に手を染めてしまいます。
サポートマシン作成による活躍というアプローチは、これまでの物語にも「発目明」というキャラクターで登場していました。彼女はコメディチックではありましたが、このデイブの場合はそのサポートという点でヒーローになろうとした結果が、かなりシリアスに描かれていました。
オールマイトはこの出来事の直後に力を使い果たし、引退という結末を迎えます。それを踏まえると、彼の葛藤もとても切ないものに感じます。

また彼の娘メリッサは、無個性だったことが分かります。物語の主人公デクは、"個性"が発現しなかったことで苦しみ続けてきました。
無個性でもオールマイトというヒーローに憧れたデクと同様、メリッサは父親というヒーローに憧れてきました。そして彼女が選んだのは、科学者としてサポートアイテムの発明で活躍するという道。

映画公開日直前のジャンプ本誌では、メリッサの少女時代を描いた番外編が収録されました。ここでは、コスチュームやアイテムでオールマイトを助けるデイブが、オールマイトにとってのヒーローである、という物語が描かれました。
こちらを読んでいたおかげで、このメリッサの想いがより伝わってきました。

そんな彼女が作ったサポートアイテムを、デクが使用するという展開。
デイブがオールマイトのサポートをしたように、メリッサもデクに、という展開が重なっているのがなんともアツい。


3.デクとオールマイト、夢の共闘
本作はもうこの場面があったというだけで言うことはありません。
デクはオールマイトから力を受け継いだものの、まだ力の制御も確実にはできておらず、ヒーローとしての活動権もありません。
この映画のエピソードの直後にオールマイトは引退しまうため、「2人の共闘」という展開は後にも先にもおそらく観ることができないといえるでしょう。
そんな夢の場面を、この作品で実現してくれたことが何より嬉しい。メリッサのサポートアイテムのおかげでデクは全力を出すことが可能になり、オールマイトと共に敵と対峙できるようになりました。

2人が拳を重ねて「SMASH!!」を決める場面は、ファンとして興奮せずにはいられませんでした。


しっかり王道のツボを押さえ、本作ならではの方法でしっかり観たいものを観られたので、ファンとして大満足の一本でした。
こちらもそのうち毎年夏の定番となっていくのでしょうか…そうなれば楽しみです。

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