親会社の決算の際に、海外子会社にかかわる輸出入等で生じる在
庫について、事前確認すべき項目等は、以下の通りです。

1)海外子会社へ無償支給した在庫計上と金額の検算
  在庫表の単価と数量のもれ、エクセルの集計算式の一部欠落など
  がないように。
2)海外子会社への積送品の在庫計上
  積送品の計上者の取り決めがあるかどうか。もれなく計上。
3)輸出免税売上の消費税等
  海外子会社へ輸出した場合、輸出許可書等の保管。
4)国外取引の把握と顛末の確認
  「海外⇔海外」では「国外仕入⇔国外売上」の課税対象外で処理。
  商流、代金決済、入出金の流れは正確に把握すべきで、海外預金
  口座にて、親会社が知らぬ間に取引等が進んでいないように。
5)輸入に伴う消費税等の処理
  輸入で保税地から貨物を引き取る際に支払う消費税等について、
  仕入税額控除。運賃等で損金となっていないように。
 決算時にこれらの確認が徹底していないと、税務調査では、特に、
1と2が問題になります。
 また、海外子会社への預け在庫については、横流し等のトラブル
が生じないように、親会社主導の管理体制等が必須です。海外出向
者または現地スタッフに任せきりの姿勢では、後々、不幸な結果を
招く場合もありますので、ご留意ください。