神に好かれた人
不思議な事がありました。昨年から何回となく神霊治療の事で電話をかけてきた人です。内容は若い時に病気にかかり身体のあちこちが病んでいて病院での治療も一向に回復に向かわず、先生に一度見てほしいとの事でした。その後も同じ様な内容の電話がかかってきましたが何か迷っている様子でしたので遠隔でも霊査出来ますよと言ったのですが、自分の身体の調子を見てぜひ伺いたいとの事でした。とくに私の身体に悪霊の反応がなかったためそのまま捨ておいたのですが、2月初めに突然訪問したいと電話がありました。車ではなく電車を乗り継いて呉羽までくるそうです。大変だ。しかし相変わらず彼から霊的な反応がありません。たいした事ではないな。とその時は思いました。それと詳しい病気の内容など聞いていなかったし名前も年齢も何も聞いていなかったので電話番号から簡単に霊査しました。ところが彼の身体に千500体の悪霊が憑依しているとの事がわかり“えっー”と、ひっくり返りました。これだけの悪霊組織が憑いているとなると身体に相当なダメージを負っているだろうしそう簡単にどこへでも動けないだろうと。それと私の身体にも地獄霊特有の強い攻撃的な反応があるはずなのにそれもない。“えっー???”今度は私の方が自分の身体に何か変化が起こったのではと少し不安になりました。まあ彼が来てから様子を見るしかないなと思い当日を待ちました。
昼過ぎに玄関のチャイムがなり彼が現れました。まだ彼の年齢は聞いていませんでしたので拝見して40代後半かなとは思いました。足取りもしっかりしていました。ただ顔の表情から精神的な病の表情が見られましたが、話し方も割としっかりしていました。県南西部にお住いの50代の男性です。バッグの中から家系図を書いた紙を取り出し事情を話してくれました。よくもまあ細かく書いたものです。彼から少し悪霊的な反応はありましたがそうたいした事はありません。若い時に身体中に変化が起こり動けなくなってしまい、いくつかの病院に入院もしましたが快復に向かわず、精神科ではすごい薬を飲まされ大変な目にあったそうです。もう病院には行かないと言っています。薬の副作用に悩まされたのでしょう。しかしながら最近は以前より病状が軽くなっているとの事。恐らく地獄霊の波長が彼の身体に馴染んできたため落ち着いてきたのだろうとその時は説明しましたが、しかしこれは私の間違いだったことが後で解りました。 彼の家系は学者系統で祖先に超有名な大学を出た人が何人かいます。教師もいます。彼の母親も教員をしていて年を取った今も社会活動をしているとの事です。彼は名門の出なんだあーー。
さて、彼に千500体もの地獄霊が憑依している事、これが病気の原因で源である事を説明しました。身体のどの部分に潜伏しているか、憑依された経路や分霊状態などを調べました。家系に自殺者が出ている事、癌病で亡くなられた方が多いこと、変な死に方をした人もいる事などなど話を聞きながら憑依に至った原因を細かく書いた家系図を追って調べていきました。そして見つけたのです障りの原因を。父親系の資産家でもある叔父さんが5か所に不動産を所有していて、そこの一か所に地獄霊が巣食っていて悪事を撒き散らしている事を突き止めました。もう叔父さんはお亡くなりになっていますが、小さい時から非常に可愛がってくれたそうです。可愛がって戴いたのは有り難いがえらいものをもらってしまいました。家系図に乗っている遠い親戚筋を取りあえず除外して身近の家族と家屋、そして叔父さん所有の不動産など直接関わり合いのある所の浄霊が必要です。しかし叔父さん所有の不動産の住所がわからないなど厄介な事がぞろぞろ出てきます。
彼は性格がよく精神的な不具合はありますが優しい心の持ち主だと思いました。とても千500体もの地獄霊が憑いているとは思えないのです。私の身体にも鋭い影響はありません。不思議です。緊張感が取れたのか身の上話などしてよく喋ります。今は地元の信仰している神社で掃除をしたり、参拝者のお世話をしたり、祭事を手伝ったりしているそうです。人の役立つことをしているのがとてもうれしいと言っています。宮司さんは霊知識があるようでいろいろ霊的な話も聞いていたり、道義的な事もいろいろ教わっている様でした。宮司さんをとても尊敬しているようです。
さて、浄霊箇所が複数にわたっているので大神様にどのようにするか尋ねた所驚いたことに“浄霊はしなくてもよろしい”と仰せになる。“えっー???”と、またもびっくり。理由はこういう事です。彼の信仰している地元神社の眷属神が彼の背後神となって悪霊をコントロールしているとの事。これまたびっくりしました。だから私の身体に悪霊の反応がなかったのです。 私からの説明をうけて当の本人もびっくりしていました。彼は神様に好かれたのです。心から神仏に奉仕していると必ず報われる象徴です。私の神霊治療の事は以前から呉羽に住んでいる友人から詳しく聞いていたそうで、彼は私に「病気の事など話を聞きたいと思いながら、どうしようかとずっと迷っていたけど来て良かった」と言ってくれたのです。 彼の身体には凶悪な地獄霊は追い出されていなくなっており更生可能な地獄霊だけがいます。この地獄霊は霊界の規則で成仏は出来ないがいずれ眷属様が霊界の「地獄霊更生界層」へ送られる事になります。
さて、そのあと眷属様は彼をどのように導いていかれるかは私にはわかりません。 安田明峰。