精神の病の発症原因と対処

霊媒体質の娘さんと一緒に来訪されたお父さん。事前の電話で事情を伺っておりました。20才過ぎたばかりの娘さんです。予約の時間に間があったので少しウトウト。ブザーが鳴り、“すみませ~ん”と呼ぶ声。びっくりして仕事着に着替えもせず玄関へ出迎えに。しかしもうすでに二人は玄関に置いてあるパンフレットを手にされていました。私は頭がボーとしていましたが、娘さんの方は“気持ちがスッキリする”とニコっと声を上げていました。玄関から神殿がみえて正面奥の本棚にも、ずらりと稲荷の眷属の神様がおいでになられます。彼女の周りに纏わりつく悪霊がびっくりして逃げたのでしょうか?

さて、娘さんが15才前後に登校拒否になり、霊障を疑ったお母さんが霊能師に見てもらい除霊してもらった事があるそうです。その時に、この子は霊媒体質なのでまた憑依されるかもと助言されていました。(お母さんは残念ながら昨年他界されました。)娘さんは今、精神的に不安定で体調すぐれず、ひょっとしたら悪霊に再憑依されたのではとお父さんがネットで霊能者探し。そして私の記事を偶然目に入り連絡されました。

さて、この精神的な病は医学的にも原因がわからない事が多く、沢山の方が苦労されているのですが、今回、私なりに発病する原因を霊側から見て述べたいと思います。

一つはカルマが引き起こす症状があります。

因果律が働き、人生のある一定期間、頭上の脳幹のチャクラが異常に鋭く敏感になる症状が出ます。そうなると邪霊が脳幹のチャクラに触るための精神障害を引き起こすシグナルが出ます。カルマの清算が解ければ元に戻るのですが、発病するのは人生の前半なのか中盤なのか後半なのか、そのどちらかで神の裁きが下ります。悪霊が憑依しているのではなくチャクラの周りに跋扈してイタズラするのです。イタズラ霊です。時には凶悪な地獄霊が憑いて不安や恐怖心を起こさせ、さらに幽霊現象なども現し脅かしもする。この症状はなかなか厄介で、重症ならば霊能力者に取り除いてもらうしか方法がありません。しかし取り除いてもしばらく経つとまた脳幹にイタズラして具合が悪くなって動けなくなる。この繰り返しになるので厄介なのです。処方はなく一定の期間のカルマが解けるまで待つだけしかありません。人によって違いますが3年から5年位、罪が重ければもっとかかる場合もあるでしょう。しかしカルマが清算されれば回復します。カルマが引き起こす精神病はいずれ治ります。 

 

二つ目は悪霊に憑依されて精神の病を引き起こす症状。身体が重くだるく、気力も失せ躁鬱状態になるケースです。陰気の気が身体中に蔓延してすべてがマイナス思考になります。また、過去の嫌な記憶を呼び起こさせ自己嫌悪に陥ったり、自虐的になって将来を悲観したり自殺を考えたりします。引きこもり症状も地縛霊に憑依されているのがほとんどです。この場合は悪霊を浄霊してしまえば完治します。が、しばらく陽気が身体に浸透するまで少し時間が懸かります。これもいずれは完治します。人によっては社会復帰のための、心のリハビリが必要な場合もあります。というのは自身の想念が自分は病気だという思い込みが頭から離れないのです。自念障害というやつです。この場合も時が経てば前向きに社会復帰して行きます。

さて、悪霊に憑依された時にチャクラをいじられてしまい霊道が開いてしまったり、霊感が異常に敏感に反応してしまう人がいます。症状は前述と同じで変わらないのですが、よく患者さんが“浄霊したのに症状が尚悪くなってしまった”と言われるのがこの場合です。これも浄霊後、チャクラをいじられた形状態にも依りますが2か月、3か月すれば徐々に霊感が鈍くなって悪霊の障りが感じなくなって快癒していきます。このケースは精神の病だけではなく悪霊に憑依された人が神霊治療を受けても、チャクラをいじられて一時期、同様の症状で病む人が見受けられます。これも時間が経てば快癒していきます。

 

三つめは魂を悪霊に乗っ取られてしまう現象があります。悪霊に身体を自由に操作され訳の分からない支離滅裂な事を言ったりチグハグな行動したり暴力的な言動行為をします。霊媒症状です。魂に力がないため自我が出せないのです。悪霊を浄霊しても再憑依される確率が高いのです。魂に霊的エネルギーを注入する吸いの呼吸法や丹田の呼吸法などで力をつけて行くしかありません。忍耐強く地道に取り組んでいけば治癒して行きます。

この様に精神の病は快癒には時間が懸かりますが不治の病ではありません。ほとんどが悪霊の障りの病です。精神病院で薬の投与で症状が軽くなった話は聞きますが、病気が完治した話はあまり聞いた事がありません。

精神の病は人それぞれで症状は複雑なんですが、しかし発病原因は簡単。すべてが悪霊の仕業だという事です。

 

さて、話は戻って娘さんを霊査したところ、悪霊に憑依はされておりません。前述の頭のチャクラを悪霊にいじられて精神や身体が敏感に反応して体調を崩しているのです。多感な15才の年齢時、守護霊の交代時期に霊障の事故に遭ってしまいました。守護霊が先祖の確執で働いていなかったのが、彼女にとっては残念でした。守護霊は即刻追放しました。これから社会復帰に向けて、新しい守護霊が彼女をしっかり導いてくれる事になるでしょう。さて霊査している途中に娘さんは“いつも横にお母さんがいるよ”と言うのです。えーっ。あっ本当だ。お母さん娘が心配で成仏していないんです。えらいこっちゃ。私が霊媒に入って娘さんと手を握り大泣き。もう大丈夫だから天界に行きなさい。と説得。本人も辛かったのでしょう。安心して成仏して行きました。良かった。良かった。娘さんよりお母さんの事で霊相談は幕引きでした。娘さんは今、毎週、神殿にて呼吸法を挑戦していますよ。   安田明峰