「この漫画がすごい」で大賞を受賞した作品ということで、あまり期待せずに読んだのですが、ここ10年読んだ中でもベスト3に入るほど面白かったです。愚者の皮、かんかん橋を渡って以来のヒットというか

まぁ控えめに言って最高傑作ですね
引退気味だったこのブログを再び書き始めるほど

あらすじとネタバレは軽く
次のブログで点数と感想、分析を書きます

あらすじ

西暦2063年、宇宙旅行がもう当たり前になっている時代。とある高校の生徒たちは、教師に引率されてキャンプ用の惑星に向かい、そこで5日間を過ごす予定だった。

しかし教師が去り、ロッジに移動する途中、奇妙な球体が現れ、生徒らを包み込んでしまう。

気が付くと彼らは宇宙空間に投げ出されていた。近くに偶然宇宙船があり、そこに逃げ込む生徒たち。

メカに強い生徒が宇宙船を操作して調べると、そこはキャンプ地から遥か5千光年離れた宇宙の彼方だった。

直線で帰るには食料と水が足りない

星々を転々とし、食料を調達しながら自分たちの世界に帰るサバイバル航行が始まる

ネタバレ1

メンバーはそれぞれ、アスリート、科学者、医者、女優、政治家、ジャーナリスト、アーティストなどの卵たちで、その資質を活かしながら困難を乗り越えていく

性格は単細胞、ナイーブ、一匹狼、能天気、ひねくれ者とバラバラだが、リーダーのカナタのメンバーを守る献身的な姿を見てチームは星を渡るごとにまとまっていく

やがて今の境遇が恐ろしい計画の途中であることを知る。

実は自分たちは親のクローンであり、親が若返りを狙って体を入れ替えるために育てられていたのだ。クローン規制の厳しい法律が出たことで、自分たちは都合の悪い存在になり、キャンプに見せかけて宇宙空間に捨て去られた。それが真実の全てだったのだ。

さらに途中で載せた地球人のコールドスリーパーからカナタたちの星・アストラは、地球からワープ航法を使って地球人が移住してきた先だったことがわかる

そして彼方たちを襲った球体こそが、そのワープ装置だったのだ

ワープ装置はアストラに帰る直前、三度カナタを襲う

その時、当初からクルーの中にいて全員抹殺を試みる裏切り者がだれか、カナタには見当がついたのだった

ネタバレ2

その人物とはシャルスだった

シャルスはカナタの世界の王のクローンである
クローン計画もワープ航法も曲げて伏せていた歴史も全て知った上で世界を支配する王は、不都合な存在であるカナタたちを、シャルスに携帯用ワープ航法装置を持たせて抹殺するように命じていたのだ

正体がバレても仲間に戻ってこいとシャルスを説得するカナタ

シャルスは結果自殺を選択する
ワープ航法に入って宇宙に身投げしようとするシャルスを、カナタは右手を犠牲にしながら得意の身体能力で救い出す

無事アストラに帰ったカナタらは全てを告発し、カナタの親たちはアリエスの実母エマを残して全て逮捕

そし7年後

ユンファは女優に
ザックとキトリーは結婚
フニは女子高生に
ウルガーはジャーナリストに
シャルスは王様に
そしてアリエスはカナタと結婚することが決まった

そしてカナタは念願の自分の船を手に入れザックといま旅立とうとしている

そこにシャルスが現れ、王務を捨てて3人宇宙へ旅立つのだった