今年の夏休みの宿題の一つがOSのアップデートだったが、すべて終了した。こういうことは、普段やってしまうとドツボにはまってさあ大変になる可能性があるので、仕事に支障をきたさない夏休みにやっておきたかったのである。

一つは妻の使っているWindows8.1を10にする作業だった。妻はネットでの悪評を気にして、なかなかアップグレードしなかったのだが、ついに、
Window10アップグレードの勧め
こんな妙に慇懃無礼な画面が出るようになり、アップグレードを決意した。

実際やってみると、やたらと時間がかかったものの、思いのほかスムーズにできた。それほど複雑な使い方をしていないせいもあるが、ファイルも環境もそのまま移行できたし、今のところなんの問題もない。使い勝手もWindows8.1よりは使いやすいと思う(あんまり使ってないけど)。

もう一つは、僕がメインで使っているUbuntu。

今までは14.04LTS(2014年4月リリースの意)で、LTS(5年サポート)なので2019年まで問題なく使えるし、Windowsのようなアップグレードもできるのだが、デュアルブートにしていたWindowsXPを削除してディスクを有効に使うため16.04LTSをクリーンインストールすることにした。

ディスクをフォーマットしてからのインストールだから、Windowsほどの時間はかからない。だが、OSをインストールしただけではどうにもならないので、いちいち使っていたアプリをインストールし直さなければならない。ここで引っかかった。

Ubuntuのソフトウェアは、基本的にはandroidでいうGooglePlayのようなアプリを使ってインストールする。これが、14.04LTSでは「Ubuntuソフトウェアセンター」だったのが、16.04LTSでは「Ubuntu Software」に変わった。名前も似ているが、アイコンは全く同じで、全く別のアプリである。

こちらが、以前のバージョンにデフォルトで入っていた「Ubuntuソフトウェアセンター」
Ubuntuソフトウェアセンター_046
これが「Ubuntu Software」
Ubuntu Software
一見してわかるように、新しいものの方が洗練されているし、動作も早い。

「こりゃ便利だね」と思ったのだが、使ってみると、あって当然のソフトウェアがない。検索しても、カテゴリから探しても見つからないのである。一瞬リポジトリから外されたのかと思ったが、だとしたら外されすぎだ。

そこで、いろいろ見ていたら、カテゴリ>システム>その他に、以前のUbuntuソフトウェアセンターがあるのを発見した。同じくソフトウエアのインストールによく使われるSynapticもここにあったので、この2つをインストールしたら、すぐに目当てのソフトウェアを見つけることができた。

というわけで、デフォルトのUbuntu Softwareは役に立たないので、最初にUbuntuソフトウェアセンターとSynapticをインストールするのがオススメ。問題は使い勝手だが、実はこれ以外は14.04とそれほど変わっていないので特に問題なし。

なんだかんだ文句を言っているが、昔に比べたら格段に楽になった。昔はファイルをバックアップするのに一苦労だったし、ソフトもいちいちCD-ROMでインストールしなければならなかった。今はすべてネットワーク上にあるので、この手の〈下ごしらえ〉はほとんどすることがない。
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SEALDs解散
昨年の今ごろは、国会前デモに行って、何度も〈おいしい写真〉を撮らせてもらった。その役者の一人(一グループ?)がSEALDsだった。
決壊直後

僕はいつのころから、「世の中をどうするか」よりも、「世の中がどうなっていくか」が気になるようになった。だから、国会前デモに行ったのは、僕の主張がどうということではなく、あのデモがどうなるかを見たかったのだ。

あのデモを通して、僕が思っていた以上に日本がダメであることと、思っていた以上に若い人に期待が持てることを確信した。

人にはいろいろな主張がある。だから、安保法制賛成だっていい。その文脈で、国会前に集まった人たちを批判してもいい。

しかし、「デモをしても変わらない」とか、「デモなんかしてたら就職できなくなる」とか、「共産党がバックに・・・」とか、デモの主張ではなく、デモそのものにケチをつける言葉が、いい年をしたオッサン・オバサンから出てきたのが、残念でならない。正直、先進国日本を支えてきたと(思われる)人たちが、こんな程度の低いことを言うとは思わなかった。そしてそれはまだ続いている。

先進国には先進国のフォーマットがあって、その一つが民主主義である。デモが自由にできなかったり、デモをやったら就職できなくなったり、共産党が非合法になったりしたら、それはまともな民主主義国家ではない。たとえ、その主張に反対だったとしても、デモ自体に反対するのは民主主義を否定する行為である。

デモ参加者は金をもらっていると言ったアホな政治家もいた。それが何の根拠もないウソであることはいうまでもない。一度でもウソをついた者は信用しない。そんな当たりまえのことさえ出来ないのが、今の日本人であることもよく分かった。

SMAP解散
気になって、平均年齢を計算してみたら、41.5歳である。ついでにいうと、V6が39.4歳、TOKIO37.3歳、嵐36.9歳、Kinkikids37歳。

よく頑張ったなとは思うが、もういいだろ。アイドルは。
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ここのところ、蔵書を整理するのに追われている。

僕の蔵書は自宅・祖母の家・実家の3ヶ所にあるのだが、祖母の家を貸家にする可能性がでてきたので、蔵書を整理する必要が出てきた。最終的には、実家に送ることになるが、そうなると完全な死蔵になり、読むことも、売ることも、捨てることもできなくなる。それでは意味がないので、できる限り処分しておきたい。

蔵書というと大層なものに聞こえるが、金銭的な価値のあるものはそれほどない。しかし、それはあくまで市場価値であって、僕にとっては単なる値段以上のものがある。

僕の師匠は、とにかく本を買えという人だった。先輩もそういう人たちばかりだったし、大学が神保町に近かったから、学生時代は手当たりしだいに本を買った。専門と直接関係無いものでも、興味があるものはとりあえず買った。そのころは、本さえ買えば、読まなくても賢くなると思っていた。

本は必要なときに買えばいいと思われるかもしれない。また、買わなくても図書館で済ませることもできる。しかし、いつ、何が役に立つかわからないのが本というものである。

適当に買った本が10年以上後になって役に立つこともあるし、これは必要だと思った本が、ほとんど役に立たないこともある。本そのものは役に立たなくても、巻末に付いている広告が役に立ったり、オマケの月報が役に立ったりすることもある。だから、本を手放すのは難しい。

それだけでなく、買った本には、それぞれに思い出がある。僕の場合、大概が苦しい思い出ばかりだが、それだけにどんな本でも手放すのに抵抗がある。いくら本を入れてもまだあまる書庫でも買えればよかったが、残念ながらそこまでの甲斐性がないのだからしょうがない。
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今日からリオデジャネイロオリンピックが始まった。

なにしろ四年に一度しかないから、なかなか難しいとは思うが、一度は海外でオリンピックを見るべきだ。開催国へ行けという意味ではない。どこでもいいから、日本以外へ行って、テレビで見るのである。こんな簡単(?)なことで、世界の見方が変わってくる。

当然のことだが、日本のテレビで見るオリンピックは、日本人選手の活躍を中心に放送される。逆に言えば、別の国に行けば、その国の選手を中心に放送される。ここまでは誰でも理解できるだろう。しかし、実際に行ってみると、その程度の違いではないことに衝撃を受ける。すくなくとも、僕は受けた。

2000年のシドニーと、2004年のアテネのとき、僕は中国で自転車をこいでいた。自転車に乗っている時間が長かったから、テレビを見る時間はそれほどなかったのだが、それでも宿に着いたら寝るまでは必ずオリンピックを見ていた。

中国のテレビには、スポーツ専門チャンネルがあり、オリンピックのシーズンは延々とオリンピックの映像を流している。ところが、僕が見る限り、そこに日本人選手が現れたのは数回しかなかった。日本人選手が、活躍どころか、ほとんど出場していないようにさえ見えたのだ。

僕が見たのは中国のテレビだから、中国人選手の活躍を中心に放送する。これは当然だが、それだけではなく、放送される種目も中国人選手が活躍する種目が中心になる。日本人選手が出ていない種目や、予選落ちするような種目では、日本人選手の姿を見ることはない。

これが思っている以上に多いのである。日本も中国も沢山の選手を派遣し、結構種目がかぶっているのに、これである。もっと別の国に行けば、オリンピックに日本人がまったく出ていないように見える場合もあるだろう。出場選手が少ない国では、オリンピックそのものの中継がないこともあるらしい。そういう国では、「オリンピック??何それ美味しいの?」だろう。

なんとなく、世界が注目するオリンピックは、世界中が同じ風景を見ていると思い込んでしまう。しかし、実際に見ている風景は、開会式と閉会式以外は全く違うものなのだ。これは、こうして文章で説明しても理解しずらいかもしれない。実際に外国に行って見るのが一番だ。

比較的分かりやすいスポーツでさえこうなるのだから、政治・経済や文化など、その他の分野ではもっと見ている風景が違うことは容易に想像がつく。経済でいうと、日本人は日本円と米ドルの関係を主に見て「円安だ」「円高だ」というが、アメリカ人は日本円との関係を中心に経済を見ているわけではない。見えている風景が違うのである。

最近、テレビでやたらと日本を讃える番組が増えた。「世界で尊敬される日本(人)」みたいな本も出ている。こういうのを見ると、日本でオリンピック中継をみているように、世界で日本(人)だけが活躍しているように感じるかもしれない。

しかし、その〈世界〉が相手にしているのは、日本(人)だけではない。百歩譲って、日本(人)が尊敬され、活躍していたとしても、それは日本(人)だけのことではないのである。
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今年も無事にブログ強化月間のカレンダーを埋めることができた。

去年もそうだったが、今年は途中で政治的なイベントが多かったから、その点ではだいぶ助かった。ただ、個人的に展覧会などに行くヒマがなかったので、ネタがなくなったときには少々困って、随分前に書いた書きかけのネタを出した日もあった。7月29日に雪の日の話が書いてあるのはそのためである。

政治的なイベントといえば、今日は都知事選挙の投票日である。8時の投票締め切りの時点で結果が出た。小池百合子氏が次の僕の上司になることが決定した。

考えてみると、東京都知事ぐらい特殊な仕事はない。日本の首都であり、大変な権力を持っている。よく知られているように、予算も小さな国一国ぶんぐらいあるほど膨大である。

ところが、実は、都民の多くは都政にあまり関心がない。自治体にしかできないインフラの整備などは、当たり前だが日本一だからそのままで満足度は高い。それ以外は、民間のサービスが充実しているから、都のサービスを受けること自体が他の道府県の人に比べて少ない。都民は自分で思っている以上に都政に関心がない。

だから、はっきり言ってしまうと、強大な権力を与えるにも関わらず、都民の大多数にとって、「都知事なんか誰でもいい」のである。結局、都知事選挙は単なる人気投票になってしまう。

しかし、民間のサービスを使えるのは、ある程度豊かな人に限られる。インフラだって、離島や多摩地区のはしっこには、まだまだ行き届かないところもある。都民全体からみたら少数かもしれないが、本来そういう人のために都政はある。

僕の関係では、今後、都立の定時制高校が三校減らされる予定がある。たしかに、定時制高校は生徒数が減少しているし、夜間の授業だからコストがかかる。しかし、いまだに定時制にしか行けない生徒もいるのだ。仕事が終わった後に行く学校だから、あまり遠い学校には行けない。生徒数が減ったから、金がかかるから、代替の学校を作ったからといって、やたらと廃止にしていいものではない。

少数派は票にはならず、本当は都政なんかどうでいい多数派が、印象だけで投票する。そして、多数派のごきげんを取った人が知事になる。僕が石原都政をよく言わないのは、彼が少数派を切り捨て続けてきたからである。石原氏は、弱い者を切り捨てて、強い者のごきげんを取る天才だった。

小池百合子氏がどんな都政をするかはまだ分からない。東京都の出先機関の非正規職員として、注視していこうと思う。
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タブレットで電子書籍を読んでいたら、突然こんな画面が出た。
一卡通チャージ
一卡通というのは、北京市のICカードである。Suicaなどと同じ非接触型のプリペイドカードで、電車・バスに乗れるほか、レンタサイクル(たぶん登録した人だけ)にも使えるというすぐれものだ。
一卡通
今年の春、北京に行った時に買ったのだが、こんなものは日本で持ち歩いていない。確認してみたら、カバンの中にはセコムのICカード(教室に自動警備をかけるためのカード)が入っていた。どうやら、これに反応したらしい。

「返回」をタップしてみると、百度地図アプリだった。これも北京旅行の前にインストールして、そのままにしてたのだ。これが出るまで、百度地図アプリでICカードのチャージができるとは知らなかった。

この百度地図、非常に便利なので、中国へ旅行に行く人は、行く前に必ずインストールすべきである(GoogleMapは使えない可能性が高い)。アカウントを取らないと高度な使い方はできないが、それでも十分役に立つ。あらかじめ行き先の地図をダウンロードしておけば、インターネットに繋がっていなくても、地図としては十分使える。

詳しいインストールの仕方と、使い方は次のページをどうぞ。
[2016年版]百度地図の使い方 アプリのオフライン機能も徹底解説!: C-STUDY

このアプリ、GoogleMapの機能と同等の機能はほとんどあり、その上GoogleMapよりも使いやすい印象だ。例えば、近くにある施設を探す機能はGoogleにもあるが、イマイチ要領をえない結果ばかりでてくる。

百度地図の場合、こんな画面が出てくる。中国語ができなくても、なんとなく分かるだろう。
発現周辺服務
秀逸なのが、上のアイコン、一番左の下段「地鉄図」である。これをタップすると、地下鉄の路線図が出てきて、自分がどの駅の近くにいるかすぐに分かる。複雑な地下鉄のある大都市では非常に便利なのだが、これはGoogleMapにはない(ですよね?)。
地鉄図
今、僕は戸越駅の近くにいるので、こうなっている。なんと、日本の路線図もちゃんと出るのだ。

一番右の下にある「更多」をタップすると、こうなる。
更多
レストランから公衆トイレまで、旅先で必要だと思われるものが並んでいて、文字を入力しなくても、タップだけで済むようになっている。レストランにまじって、マクドナルドとケンタッキーが検索できるのが面白い。一応Googleにも同様の機能があるが、ここまで細かくはない。

僕が使えるのはこの程度だが、登録すればもっといろいろできるらしい。Uberとの統合もされていて(北京でUberを使ってみた Uber(优步)中国の◎と☓: C-STUDY参照)、百度地図から直接Uberを呼ぶこともできるという。

悪名高い金盾のために、中国ではGoogleやTwitter、FaceBookは使えない。それらがある国からくると、不便な事この上ないが、代替になる中国企業によるサービスは、決してそれらに劣ったものではなく、地域に密着しているだけに、かえって使いやすいことがよくわかった。

金盾は情報統制のためにあるのは間違いないが、情報以上に外資系IT企業から自国のIT企業を守るのが目的なのだろう。
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鉄道の遅延証明がいつからあるのか分からない。少なくとも、僕が高校生のときはなかったと思う。鉄道が遅れて遅刻しても、もらった記憶が無い。知らなかっただけで、あることはあったのかもしれないが。

今年の1月、東京の鉄道が雪で大混乱になった。僕も、普段40分ほどで行ける学校に2時間かかった。

いつも使っている都営地下鉄戸越駅から乗ろうとしたが、来る電車すべて満員で乗ることができない。諦めて、池上線の戸越銀座駅に行くために払い戻しを受けようとしたら、その窓口にも行列ができている。

まあ、これはしょうがない。しかし、よく見るとその列は払い戻しだけではなく、遅延証明を貰う人も含まれていた。遅延証明は渡すだけだが、それでも数が多ければ混乱する。

そこから五反田方面に行くのだが、これまたものすごい人で、すぐには乗れそうにない。仕方なく反対方向の蒲田駅行きに乗った。搦手から行く作戦である。着いた蒲田駅もすごい人で、JRの改札前では、駅員が、まるで宣伝チラシかティッシュのように遅延証明を配っていた。

遅延証明ってのは本当に必要なのだろうか。こんな大雪の日に遅刻すれば、電車の遅延に決まっている。わざわざ手間をかけて証明をもらう必要などない

非常時でなくても、わざわざ証明をもらう時間はまったくのムダな時間である。そんなものをもらっているヒマがあったら、さっさと会社なり学校なりに行ったほうがよほど効率がいい。

そもそも遅刻する人は、電車が遅れなくても遅刻するのだから、たまに電車が遅れて遅刻した人との見分けは簡単につくはずだ。どうしてもというなら、鉄道会社に照会すればいい。

ただ、混乱させるだけの遅延証明なんか、さっさと廃止するべきである。
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世に絶対に外れない予言というものがある。一例を示そう。

東京に大地震がおきて、2/3が壊滅、どさくさに紛れてクーデターが起きるだろう。
この予言は絶対に外れない。「いつ」がないからである。

本当に大地震がきて(中略)クーデターが起きるまでは、この予言は絶対に外れない。もし、そういう事態になったら予言は当たったことになる。当たるまでは絶対に外れることがないのだから、予言の体をなしていない。

ことほどさように、予言というものは、「いつ」がなければ成立しないものである。この「いつ」は時間には限らない。何らかの条件でもよい。例えば、先ほどの文をちょっと変えて、

東京に大地震がおきれば、2/3が壊滅、どさくさに紛れてクーデターが起きるだろう。
にしてみると、地震がおこるのが条件となって、予言としての意味がでてくる。この場合、地震がおきてクーデターがおこらなければ、予言は外れたことになる。

絶対に外れない予言は予言ではなく、ただのヨタ話である。こんなものを信じることほどバカバカしいものはなく、これにビビるのは、空が落ちてくるのを恐れるのと同じことである。それでは、次の予言はどうか。

中国が攻めてくる。
これにビビっている人も多いが、それは一体いつなのか?どんな条件を満たせば攻めてくるのか?僕はそれを聞いたことがない。

こんなものは単なるヨタ話である。どういうわけか知らんが、中国関連にはこういうヨタ話が多く、ヨタなのに信じる人も多い。

中国はバブルだ。いずれ弾ける。
というのも同様で、同じ人が10年以上も、イクラちゃんのようにバブバブ言っている。そりゃいつかは弾けるかもしれないが、弾けるまで外れない予言だから、何の参考にもならない。
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今月、何回床屋政談をやれば気が済むのかと言われても、都知事選挙が近づいてきたからしょうがない。

政治とは、究極はどこに税金を入れ、どれだけのリターンがあったかという、一種の投資である。東京都の場合、他の都道府県とは比べ物にならないほどタネ銭があるのが特徴だ。

そういう点では、何もやらんでもほぼ問題なく都政は動くのだが、金があるだけに、欲の突っ張り合いが起きてくる。いくらタネ銭があるといっても、無尽蔵にあるわけではないので、ある分野を減らし、ある分野を増やすということになる。だから選挙権を持っている人は、候補者が「ある分野」がどの分野かを見極めて、投票しなくてはいけない。

政党の推薦があれば、その政党がこれまで何を主張してきたかで大体分かる。そうでなければ、それまで所属してきた政党の方向性を理解し、公約をよく読まなければならない。

自民党は製造業などのオールドエコノミーの大企業に金を入れる政党だから、推薦する候補はそれに都合のいい政策をする。例えば、オールドエコノミーに大量の金が回る東京オリンピックなんかは、代表的な投資先になる。

民進党・共産党は労働組合が支持基盤になっているので、労働者と労働者の属するクラスに金が回ることになる。具体的には労働問題や福祉を解決する方向に金を使うことになるだろう。

もう一つ重要なのは、国とのつながりである。現在、政権政党は自民党と公明党だから、自民・公明が支持する候補者の方が国とのパイプが太いのはいうまでもない。

これは良い面も悪い面もある。良い面は国と関連した政策がスムーズにいくことだ。逆に言うと、国政と都政の利害が対立した場合、国政のいいようにされてしまう可能性もでてくる。

一番大事なことは、その投資の結果である。これは任期を全うした後に、必ず問われるべきだ。公約通りの投資が行われたか、リターンがどれだけあったか、これを都民は厳しく問い、ダメならその知事とそれを推薦した政党は支持しない。これは当然の責任である。

例えば、ヘンな名前の銀行を作って破綻させたり、そもそもリターンが見込めない東シナ海の無人島を買おうとした都知事は、論外としかいいようがない。
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ポケモンを探して彷徨い歩く人が増えているが、その一方で半紙に漉きこまれた、半紙モンスター(略称半モン)を集めるのが静かなブームになっている。

半紙といっても、そのへんの文房具屋で売っている、国産の機械漉半紙に半モンはいない。唐紙と呼ばれる中国福建省産のものにおいてのみ発見される。非常に小さいので、見つけるのは難しいが、半紙についているゴミみたようなものを丹念に探すと、思わぬレア半モンが見つかることもある。



この半紙、かつては1000枚で1500程度で買え、安くて漢字も仮名も篆刻もいける万能半紙だったのだが、最近は人民元高と中国の人件費高騰により7000円近くする高級半紙になってしまった。半モンコレクションもなかなか金のかかる趣味である。

さて、それでは僕のコレクションを3つほど見ていただこう。

1・蚊(レア度★)
半紙モンスター(蚊)
入っている頻度が高く、初心者でも見つけやすい。
福建省は暑い所だから、蚊のような小虫が多い。おそらく、うっかりとまって、そのままプレスされてしまったと思われる。
種類としてのレア度は低いが、さまざまなポーズを取っているので、根強い人気がある。

2・謎の虫(レア度★★★)
半紙モンスター(謎虫)
幼虫だか成虫だか、そもそも昆虫かどうかすら分からないが、きれいに漉きこまれているので、水中にいたと思われる。
謎の虫自体のレア度は★★★だが、上からペチャンコになっていることが多く、このように横を向いているのは珍しい。
こいつの正体が分かる人は教えてください。(ホタルの幼虫かな?)

3・おたまじゃくし(レア度★★★★★)
半紙モンスター(おたまじゃくし)
レア中のレア。どこからどう見ても、立派なおたまじゃくし。長年半モンを探しているが、他に見たことがない。きれいに伸びていて、眼・口も確認でき、いまにも泳ぎだしそうだ。
おそらく、漉くときに使う水に入っていたか、作業所のクソガキが悪戯で入れたかだろう。
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