2004年の8月に北京から河北省邯鄲市まで自転車で走った。
このあたりは、回族(イスラム教徒)が多く住む地域らしく、北京からの数日間はずっとイスラム料理ばかり食べていた。
イスラム料理といっても本格的なものではなく、本来鶏肉だったり豚肉だったりするはずの肉が全部羊肉なのである。餃子も中華饅頭も中身の肉はぜんぶ羊。とりわけ、中国の街角ではどこでもよく見る羊肉串(焼き鳥みたいに串に羊肉が刺さっており、焼いてあるもの。いわゆるシシカバブー)を毎日食べていた。
これには必ずズーラン(孜然)という香辛料がかかっている。味はズーランの味としか言いようがない独特の味で、僕はこれを食べると、羊をつれてシルクロードを歩く黒ペーターが脳裏に浮かぶ。この香辛料のおかげで、羊は臭みが苦手という人でも(たぶん)大丈夫。毎日食べていると、数日で体臭がズーランの香りになってくる。
面白かったのは、カニカマボコにズーランをかけたのを油で揚げて売っていたことだ。カニカマとズーランは意外と相性がよく、なかなかうまかったのだけれど、海から遠い河北省の人たちには、あれがカニの肉を模したものだと分かっているのだろうか。
で、前置きがものすごく長くなったが、池袋にある楽楽屋に行ってきた。ここは、中国の街角で売っているのと全く同じ、ズーランバリバリの羊肉串が食べられる・・・だけでなく、なんとみずから炭火で焼いて街角で羊肉串を売る回族のオッサン気分が味わえるお店である。といっても、回族のオッサンがかぶる白い帽子と、うちわはないので、持参するように。
味は中国の街角で食べるのと全く同じ。僕は夜しか食べたことがないので、初めて羊肉串の色を見た。まあ、特に予想外の色というわけではないけど。
羊肉串だけでなく、火鍋やら何やら、ある意味本格中華(なぜか韓国料理も)が食べられてたいへんお買い得。ただし、日本語は通じるものの客層はほとんど中国人なので、そのへんちょっと店に入るのには勇気がいるかもしれない。
このあたりは、回族(イスラム教徒)が多く住む地域らしく、北京からの数日間はずっとイスラム料理ばかり食べていた。
イスラム料理といっても本格的なものではなく、本来鶏肉だったり豚肉だったりするはずの肉が全部羊肉なのである。餃子も中華饅頭も中身の肉はぜんぶ羊。とりわけ、中国の街角ではどこでもよく見る羊肉串(焼き鳥みたいに串に羊肉が刺さっており、焼いてあるもの。いわゆるシシカバブー)を毎日食べていた。
これには必ずズーラン(孜然)という香辛料がかかっている。味はズーランの味としか言いようがない独特の味で、僕はこれを食べると、羊をつれてシルクロードを歩く黒ペーターが脳裏に浮かぶ。この香辛料のおかげで、羊は臭みが苦手という人でも(たぶん)大丈夫。毎日食べていると、数日で体臭がズーランの香りになってくる。
面白かったのは、カニカマボコにズーランをかけたのを油で揚げて売っていたことだ。カニカマとズーランは意外と相性がよく、なかなかうまかったのだけれど、海から遠い河北省の人たちには、あれがカニの肉を模したものだと分かっているのだろうか。
で、前置きがものすごく長くなったが、池袋にある楽楽屋に行ってきた。ここは、中国の街角で売っているのと全く同じ、ズーランバリバリの羊肉串が食べられる・・・だけでなく、なんとみずから炭火で焼いて街角で羊肉串を売る回族のオッサン気分が味わえるお店である。といっても、回族のオッサンがかぶる白い帽子と、うちわはないので、持参するように。
味は中国の街角で食べるのと全く同じ。僕は夜しか食べたことがないので、初めて羊肉串の色を見た。まあ、特に予想外の色というわけではないけど。
羊肉串だけでなく、火鍋やら何やら、ある意味本格中華(なぜか韓国料理も)が食べられてたいへんお買い得。ただし、日本語は通じるものの客層はほとんど中国人なので、そのへんちょっと店に入るのには勇気がいるかもしれない。