2007年08月

生まれて初めて、胃の検診をした。バリウムを飲んでやるアレである。40歳前なので、本当はやらなくてもよかったのだが、副校長がやれと強く言うので、しぶしぶ受けることにした。

まず、検査室に入ると、身に着けているものをはずして、検査着を着るように指示される。検査着ってのは、不織布でできた、マヌケなワンピースである。使い捨てなので、最後は返すのだが、記念にもらってきた。

検査着

しばらくして、いよいよ検査である。最初に顆粒の薬剤と、小さなコップに入った液体を渡される。太田胃散を100倍まずくしたような薬で、ゲップがしたくなるがガマンしろといわれる。

次に検査室に入って、ウワサのバリウムを飲む。さっきの強化太田胃散のせいで、胸がいっぱいだが、かなりの量を飲まなければならない。

「一気に飲んじゃってくださいねー。味わってもおいしいものじゃないですからねー。」なんて、窓越しにいわれるが、もうこれ以上入りません状態なので、一気になんて飲めない。バリウムそのものは、思ったほどにまずくなかった。

そして、例のぐるぐる動く検査台(というのか?)に乗る。これが予想以上にきつかった。一歩間違えれば、口からバリウムをケロケロっとやりそうな状態なのに、ぐるぐる回され、逆立ち状態にされる。

ベルトかなんかで固定されるのかと思っていたら、手すりみたいなのを握るだけである。逆立ちの時に手を離したら、頭から落ちてしまうだろう。こんなに体力のいるものだとは思わなかった。

窓の向こうからの注文も多い。何度も寝返りをうてといわれる。それも右回りに三回、左回りに三回とかである。寝返りというのは、好き好んでするもので、人にいわれてするのがこんなに苦痛だとは思わなかった。

ほうほうの体ででてくると、最後に下剤を渡される。たいした時間じゃなかったけど、一時間にも二時間にも感じた。
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たまたま入った本屋でこんな雑誌を見つけた。

マネーポスト―中国株はなぜ上がる今から中国投資を始めても大丈夫?―

版元をみたら小学館だった。そしてその隣には、

SAPIO ―SIMULATION REPORT:この人権蹂躙、情報統制、環境&安全問題国家に世紀の「平和の祭典」はできるのか 「北京五輪をボイコットせよ」

やっぱり小学館。

ええ、いいんですよ。言論の自由がありますから。出版社は同じでも、編集者が違うしね。

要するに、儲かればいいんですよね。

漢邦肉犬養殖基地この写真(クリックすると大きくなります)は、江蘇省沛県にあった、犬の養殖場の写真である。2000年に自転車旅行をしたときに撮った物だ。

沛といえば、沛公つまり劉邦の出身地で、「鴻門の会」で劉邦を救った樊噲もここで犬の屠殺業をしていた。沛県では今でも犬が名物らしい。

門の上の看板には「漢邦肉犬養殖基地」と書いてある。壁にはいろいろな犬の絵が描かれていて、昔から中国の食用犬として知られるチャウチャウらしき姿(右から三つ目)もある。

きっと壁の絵がカタログになっているのだろうな、と思っていたのだが、最近、門の向かって右の絵はシェパードじゃないか、中国人はシェパードも食うのかと指摘された。たしかにシェパードっぽい。

しかし、そんな話は聞いたこともないし、そんな高そうな犬を食うようにも思えない。そこで、写真をもう一度よく見ると、門の上には「漢邦肉犬養殖基地」と書いてあるのだが、壁の右の方には「漢邦肉犬名犬繁育基地」とある。

さすれば、壁の絵は名犬の方で、肉犬ではないのかもしれない。それにしても、食べる犬と飼い犬を同じところで育てるってのもすごい話である。
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卒論代行はびこる背景 大学が指導していないから?

他の学問のことはちょっと分からないが、文学では代行業者が卒論書いても、普段その学生と面識のあるゼミの指導教授がちゃんと読めば、すぐに分かるだろう。だが、「オマエ、自分で書いてないだろう」といったところで「自分で書きました」と言われてしまえばどうしようもない。だから、代行か否かよりも、論文の質を問うことしかできない。

僕も大学院生だったころ、よく後輩の卒論指導をした。内容はピンキリである。ひどいのは、他人の論文を切り貼りしただけのものから、査読誌に載っても不思議じゃないものまであった。

ようはやる気の問題である。たとえデキがわるくても、一生懸命自分の考え方を形にしようとしているものは好感が持てる。逆に適当に他人の論文を切り貼りして、対象の作品も読んでいないようなものは、すぐに分かるし、読まされるほうも不愉快である。

代行だろうが何だろうが、本来ならそんなのは単位をやらなきゃいい話だが、入るのは難しく出るのは易しいという日本の大学ではそうはいかない。もっとも、このごろでは入るのも易しくなったみたいだから、もう少し厳しくしてもいいんじゃないか。

代行を依頼する学生は、とりあえず卒業できさえすればいいのかもしれない。大学は、面倒なことを避けて卒業させてしまえばいいのかもしれない。そして、代行業者は金さえ儲かればいいのかもしれない。だが、それらは学問への冒涜だ。

こういうことを許していると、学士の価値はどんどん下がっていく。もっともこれは今に始まったことではないのかもしれないが、日本の学士は他国の学士より価値が低いということになると、日本の学問はますます衰退することになるだろう。

せめて、文学という文章にかかわる学問を学んできた者だけは、卒論を他人に書かせるような人のいないことを祈る。
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夏はほとんどサンダルで過ごすのだが、去年履いていたスポーツサンダルがダメになったので、六月ごろナイキのストラップランナーに買い換えた。なかなか良い履きごごちで水にも強く、気に入っていたのだが、なんと八月の初めに旅行に行ったら、かかとのストラップが切れてしまった。

とりあえず普通のサンダルとして使えるのだが、かかとのストラップがないのは心もとない。これでは自動車の運転ができないし、長距離を歩くのにも若干不安がある。第一、「ランナー」という名前なのに走れないのはいかがなものか。

僕の理想に一番近いサンダルは、いわゆる便所サンダル(以下便サン)である。あれは画期的な発明だ。水に強く、乱暴にあつかっても壊れない。意外に足にやさしくて、靴擦れが起きない。そもそも値段が安い。この条件ならビーチサンダルでもいいのだが、僕は鼻緒が嫌いなのである。

しかし、便所サンはあくまで近距離用である。かかとのストラップもない。そこで、最近流行っているらしい、クロックスが気になった。

さすがに値段は便所サンの比ではないが、僕の求めるスペックを満たしている。逆に便サンに似すぎているのが、ちょっとナンだが、流行っているらしいので、まあいいだろう。調べてみると、これと良く似たものにホーリーソールズと、ウォルディーズというのがあるが、もともとは同じもので、どれがパクリとかいうものではないらしい。

そこで、モンベルが販売しているウォルディーズを買うことにした。僕は、モンベルのテント・シュラフ・バックパック・ファルトボートなどを所有しているので、親しみがある。

Waldies履いてみると、実に軽い。これなら、旅行用に持っていっても邪魔にならない(今までは便サンを持って行っていた)。軽さだけではなく、クッションも独特で、今まで履いたどの履物とも履きごごちが違う。最初はスリッパで外を歩いている感じがして、ちょっとたよりない感じがしたが、慣れるとなかなか心地よい。

あまりに軽いので耐久性が気になるところだが、アッパーは足を覆う形だし、かかとのストラップは交換できるから、いきなりダメになるということはないだろう。普通のスポーツサンダルに比べると、足の露出した部分が少ないからやや暑いが、穴がたくさんありているので、我慢できないほどではない。

このサンダル、もともとはカヌー用に開発されたものらしい。なるほど、だからモンベルで扱っているのか。こんどは実際にカヌーを漕ぐときに履いていこうと思う。
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アメリカザリガニは「初恋の味」 「ギャング」転じて「村興し」に一役

ザリガニはうまい。なんで食わないんだろうとずっと思っていた。

北京に住んでいたN氏と食事したときのことだ。N氏が「この店、イセエビが安いみたいだから、イセエビ頼みましょうか」と言った。メニューを見てみるとたしかにびっくりするほど安い。いくらだったかは忘れたが、せいぜい20元(320円)ぐらいだったと思う。

あまりの安さにおかしいなと思わなきゃいけなかったのだけれど、なにしろ僕にとって始めての北京、他にもびっくりするぐらい安いものはあるし、そんなもんなのかなと思った。

ところがあにはからんや、出て来たのは山盛りのマッカチンことアメリカザリガニ。唐芥子で真っ赤にいためてあって、分かりやすくいえば、エビチリのエビがザリガニになったようなものである。

それにしても、イセエビ、ずいぶん小さくなっちゃったよ。殻が固いので、食べるのにはずいぶん往生したが、なかなかうまかった。ビールのおつまみには最適である。

N氏がイセエビとザリガニを間違えたのは、どちらも中国語では、「龍蝦(longxia,ロンシャー)」といい、全く同じだからだ。後で分かったことだが、ホンモノのイセエビは一匹300元(4800円)ぐらいする。

その後、杭州で殻ごと食べられる揚げたザリガニというのを食べたが、これはうまかった。普通のはカニよりも殻が固くてとてもじゃないが殻ごとなんてムリなので、脱皮したてのものなのかもしれない。

ザリガニの正しい食べ方を知ったのは、紫砂壷で有名な江蘇省宜興市である。この街はザリガニが名物なのか、いたるところにザリガニマークが付いた店があった。

入ってみると、有無を言わせず使い捨て手袋が渡される。ザリガニは殻をむかなくてはいけないので手が汚れるのだ。で、何も注文しなくても、巨大なボールに、今にも動き出しそうなザリガニがてんこ盛りになって来る。この店では「とりあえずビール」ではなく「とりあえずザリガニ」なのである。

さっそく食べた。が、殻を剥こうとするのだが、硬くてうまく剥けない。ペラペラの手袋なんてすぐに破けて、手が真っ赤になってしまう。

しょうがないから、適当に剥いてチューチュー吸っていたら、見るに見かねて店の従業員が殻の剥き方を教えてくれた。見事な手さばきで、背わたまで取っている。なんでも、これを取らないと毒なのだそうだ。

まねしてみたが、ぜんぜんうまくいかない。ほかの客を観察してみたら、まるでピーナッツの皮を剥くみたいに、簡単に食べている。

いくらやってもうまくいかず、あまりに手がかかるので、てんこもりのザリガニは3分の2ぐらいで諦めて、店を後にした。
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「自・民大連立」望む、28%で最多=自公継続は12%−時事世論調査

イデオロギーの対立がなくなって、自民党と民主党がどう違うのかよくわかんなくなってきたからこうなるのかな。

でも、二大政党の大連立なんて、どう考えたって翼賛政治という言葉が浮かんでくるわけで、そこから連想されるのは当然アレだ。

この結果はかなりキモいぞ。どうなってるんだニッポン人。それともあれか、マスコミの世論操作というやつか?
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空飛ぶゆうれい船を見た。

ずいぶん昔にテレビでやっていたのを見たんだけど、ガキだったので、どんなストーリーだったかすっかり忘れていた。ともかく、なんだかやたらと恐い映画だったのと、劇中に出てくるボアジュースのコマーシャルだけが妙に印象に残っていて、いまだにコーラを飲むとこの歌が脳裏にリフレインしてしまう。

どんな内容かはWikipediaの「空飛ぶゆうれい船」の項に書いてあるので、興味がある人は読んでほしい。ものすごく簡単に言っちゃうと、資本主義のネガティブな部分を描いた映画である。

見ていて最初に感じたのは、こんなにつっこみどころの多い映画だったかなぁということだ。あまりに都合よく話が進みすぎるのだ。しかし、これは仕方がないのかもしれない。この内容で1時間というのが短かすぎるのである。そもそも子ども向けのアニメだから、この都合よさというのは、子どもにとってはほとんど気にならないだろう。

この映画では、巨大資本(マスコミ・軍事産業などを持ち政府を意のままにあやつる)は、自らの利益のためなら、人の命などなんとも思わない、絶対的な悪として描かれる。ところが、その巨大資本も、ボアという謎の何か(実は巨大ハ○○リであることが後に分かる)の手下だった。

ならば最後の敵はボアかというとそうではない。どくろ船長は「ボアをやっつけても、ボアを育てたやつをやっつけないとなんともならんのだよ」という。その後、主人公隼人は「ボアを育てたやつ」が、ボアジュース(中毒性のあるジュース)を競って買っていた自分たちであることに気付く。

このあたり、いろいろな解釈ができそうだが、僕は、コカコーラをモチーフにしたであろうボアジュースは豊かさの象徴で、それを無批判に享受していると、やがて自らを滅ぼすことになるというメッセージだと思った。

さて、「巨大資本が悪」というのは現代の子どもたちには、ちょっとピンとこないかもしれない。世の中が右傾化している現在、下手をすると左翼のタワゴトともうけとめられかねない。

だが、四大公害病の発生がこの時代だったことを考えると、当時の子どもたちにとっては、身近なことだったのではないだろうか。僕自身、ぶよぶよとした謎の物体が浮び、とんでもない悪臭を放つ川が身近にあったから、企業(さすがに巨大資本とは思わなかったけど)が悪だという見方は説得力があったし、今でも警戒している。

この映画、大人向けに2時間半ぐらいの実写で作ったらおもしろいんじゃないだろうか。いや、巨大資本には無理だな。続きを読む
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ラオックス、秋葉原名物「ザ・コン館」9月30日閉店を発表

「ザ・コン館」とは「ラオックス・ザ・コンピュータ館」の意味で、1994年に僕が初めてパソコンを買った(本当はもっと昔に東芝パソピアというのを買ったけど、無かったことに・・・)のがここだった。

CompaqのContura410Cというノートパソコンで、20万円ぐらいしたんじゃなかっただろうか。そのころ、一番品揃えがよかったのが、「ザ・コン館」だった。コンパック社もとっくの昔になくなっちゃった(HPに吸収された)ので、なんだかさびしい。

だが、その後この店で何か買ったかというと、小物や書籍はいくつか買ったが、大きな買い物はしていない(人には買わせたけど)。たしかに、秋葉原のランドマーク的存在だったが、こういう人って結構多いんじゃないかと思う。

もう一つニュース。

「ネットランナー」休刊へ

正直言って、この雑誌好きじゃない。

ここに載るようなツールとその使い方は、ネット上で入手するべきだし、それができない人は使うべきでないからだ。昨今のWinnyによる個人情報流失も、この雑誌がなかったらこれほどまでに広がらなかっただろう。

だが、インターネットの普及には貢献したと思う。ご苦労様でした。成仏してください。ちーん。

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