テレビを見ていたら、「会社は従業員のものか、顧客のものだと思っていた」という経営者が出てきてびっくりした。
こんなの全然話にならない。会社は株主のものに決まっている。従業員自身が思っているなら、経営者に洗脳されているのだから仕方がない。だが、経営者が思っているのは、ちょっとまずいんじゃないか。
会社は従業員のものだと、経営者に洗脳されている皆さんのために分かりやすく書く。
あなたは、カレー屋を開こうと思っている。まあ、カレー屋でなくてもいいのだが、とりあえずカレー屋にしておいてほしい。
カレー屋を始めるにあたって必要なものは、店舗、調理器具、にんじん、たまねぎ、ジャガイモ、豚肉などだろう。ほかにもいろいろあるだろうが、面倒くさいので、このぐらいにしておく。
これらのものがそのへんに転がっていればいいが、そんなわけはないので、買わなければならない。そのお金はどうするか。当然あなたが出さなくてはならない。
あなたは、自分の貯金の500万円でこれらのものを集めて、首尾よく店を開くことができた。個人商店でもいいが、将来を見越して株式会社として登記した。つまり資本金500万円の会社ということになり、株主はあなたである。株式とは、会社のためにいくら出しましたよという証明書みたいなものなのだ。
ここで質問。この時点で、会社は誰のものか。
もちろん、あなた(株主)のものである。少なくとも、にんじん、たまねぎ、じゃがいも・・・のものではないのは異存がないだろう。
さて、商売を始めて1ヶ月、あなたは、思ったより忙しい事に気づいた。このままでは過労死してしまう。人を雇おう。今の売り上げなら、給料も払えそうだ。あなたは人を雇うことにした。
この時点ではどうか。会社は相変わらずあなたのものだが、雇った人(従業員)のものといえるだろうか。
いまのところ、従業員はこの会社に対して、一円のお金も払っていない。つまり、経営者であるあなたにとって、従業員はにんじん、たまねぎ、じゃがいも・・・となんら変わるものではないのである。
たとえ、他の会社よりも高い賃金で雇っていたとしても、それは野菜を高く買っているのと同じである。福利厚生をよくしても、新鮮な野菜のためにいい冷蔵庫を買うのとなにも変わらない。
つまり、会社は、「にんじん、たまねぎ・・・のものではない」のと同じように、従業員のものではない。「会社は株主のもの」なんてのは、議論の必要がない、アタリマエのことなのである。
こんなの全然話にならない。会社は株主のものに決まっている。従業員自身が思っているなら、経営者に洗脳されているのだから仕方がない。だが、経営者が思っているのは、ちょっとまずいんじゃないか。
会社は従業員のものだと、経営者に洗脳されている皆さんのために分かりやすく書く。
あなたは、カレー屋を開こうと思っている。まあ、カレー屋でなくてもいいのだが、とりあえずカレー屋にしておいてほしい。
カレー屋を始めるにあたって必要なものは、店舗、調理器具、にんじん、たまねぎ、ジャガイモ、豚肉などだろう。ほかにもいろいろあるだろうが、面倒くさいので、このぐらいにしておく。
これらのものがそのへんに転がっていればいいが、そんなわけはないので、買わなければならない。そのお金はどうするか。当然あなたが出さなくてはならない。
あなたは、自分の貯金の500万円でこれらのものを集めて、首尾よく店を開くことができた。個人商店でもいいが、将来を見越して株式会社として登記した。つまり資本金500万円の会社ということになり、株主はあなたである。株式とは、会社のためにいくら出しましたよという証明書みたいなものなのだ。
ここで質問。この時点で、会社は誰のものか。
もちろん、あなた(株主)のものである。少なくとも、にんじん、たまねぎ、じゃがいも・・・のものではないのは異存がないだろう。
さて、商売を始めて1ヶ月、あなたは、思ったより忙しい事に気づいた。このままでは過労死してしまう。人を雇おう。今の売り上げなら、給料も払えそうだ。あなたは人を雇うことにした。
この時点ではどうか。会社は相変わらずあなたのものだが、雇った人(従業員)のものといえるだろうか。
いまのところ、従業員はこの会社に対して、一円のお金も払っていない。つまり、経営者であるあなたにとって、従業員はにんじん、たまねぎ、じゃがいも・・・となんら変わるものではないのである。
たとえ、他の会社よりも高い賃金で雇っていたとしても、それは野菜を高く買っているのと同じである。福利厚生をよくしても、新鮮な野菜のためにいい冷蔵庫を買うのとなにも変わらない。
つまり、会社は、「にんじん、たまねぎ・・・のものではない」のと同じように、従業員のものではない。「会社は株主のもの」なんてのは、議論の必要がない、アタリマエのことなのである。