2009年10月

五反田のオフィスデポに行ったら、こんなの売ってた。

サイバークリーン


スイス生まれのキーボードクリーナー、サイバークリーン。スライムみたいなのにほこりを吸着させて複雑な形状のもののほこりを取るという寸法である。

たしかに、このごろやたらと複雑な形をした電気製品が多くなって、そこにほこりがたまるのは非常に不愉快だとは思っていた。説明書によると、キーボードとか、携帯電話なんかにたまったホコリをとるものらしい。

おもしろそうなので買ってみた。680円也。チーン。

まず、蓋を開けてみる。

サイバークリーンの中身


蓋が開きにくいが、これは水分が飛ばないようになっているため。一見、安っぽい入れ物に見えるが、ちゃんと黒いパッキンがかませてある。

触った感じは固めのスライムといった感じ。ひんやりして気持ちがいい。ちょっと変わった匂いがするが、不愉快な匂いではない。

テストは薄汚れたキーボードで。これじゃよく分からんって人は画像をクリックして大きくしてほしい。隙間にホコリがたまっているのが分かるだろう。

使用前

サイバークリーンを容赦なくキーボードに乗せる。

乗せる

ぐにぐに押す。ぐにぐにと。

ぐにぐに

引っぺがす・・・(瓶に「ギュっと押し付けて・・・スキっとひっぺがすと書いてある)

使用後

なかなかいい感じにホコリがとれた。キーボードの方にサイバークリーンは残らない。

買ったときは蛍光の緑色だが、次第に黒ずんできて使えなくなるそうだ。あちこちペタペタやってみたが、今のところ黒くなる気配はない。

いろいろ試してみたが、普通のホコリには効果絶大。ただし、手の油なんかでこびりついているのは取れない。上のキーボードの写真も、あえてファンクションキーにしたのは、手垢があまりついていないからである。

いろいろ使ってみたが、一眼デジカメに効果的だった。もちろん、レンズそのものには怖くて使えないが、鏡胴とかアイピースみたいな、いままでブロアーで吹き飛ばそうとしても飛ばないようなところがきれいになった。背面液晶にくっつけても特に跡は残らない。

デジカメを掃除してみてふと思ったんだけど、これ、もしかしたらCCDのクリーニングに使えるかもしれない。僕はちょっと怖いので、誰か試してください。
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iriverT7についていたイヤホンが断線気味なので、イヤホンを買った。買ったのは、audio-technica インナーイヤーヘッドホン ATH-CK300M GM
いわゆるカナル型である。

最初、思い切ってもっと高いのにしようかとも思ったが、所詮は消耗品である。高いのを買って、あっという間に断線では困る。これは2000円程度。毎日使うには、これぐらいが限度だろう。

カナル型というのは耳栓のように耳に詰めて使うものをいう。なにしろ耳栓タイプだから、耳に何か詰まった(実際詰まっているんだけど)感じがする。この感覚が嫌な人はダメだと思うが、慣れてしまえばどうってことはない。

逆に、普通のイヤホンだと、ちょっと頭を振ると外れそうな感じを覚えることがあるが、これは全くそんなことはない。非常にしっかりした付け心地だ。

耳に入れるゴム部分(イヤーピースというらしい)は4種類の大きさが同梱されていて、耳の穴の大きさによって交換できるようになっている。ちょっと違和感を感じるときは換えてみるといいだろう。聞くところによると、イヤーピースによっても若干音が変わるらしい。

耳栓タイプというだけあって、着けてみると、周囲の雑音が聞こえにくくなる。これをつけて道を歩くのは危険かもしれない。また、喫茶店で最初に使ってみたのだが、無音状態だと自分がコーヒーをすする音や筋肉が動く音が聞こえるようになり、ちょっとウザい。

音楽を聴いてみた。オーディオマニアでないからうまくいえないが、明らかに音が良くなった。音質はamazonのレビューにもあるように、最初ちょっと高音が耳につく感じがしたが、今はそうでもない。しばらく使うとよくなるようだ。

意外にいいのが語学のリスニングである。外部の音を遮断し、声が良く聞こえるので、電車の中で中国語の聞き取りをすると、前のよりもずっと良く聞き取れる。なんか実力がアップした気になった。

そんなわけで、耳に何か入っている感じが嫌な人と、自転車に乗りながら音楽を聴く人以外はストロングバイ。

いや、お願いだから自転車に乗りながら音楽を聴かないでくれ。あぶなくってしょうがない。
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伊香保温泉に行ってきました(その1)
伊香保温泉に行ってきました(その2)
のつづき。

というわけで、すでに一週間経っちゃったんだけど、これで最後、まとめ。伊香保温泉の話にもどる。

今回泊まったのは、石段の中腹にある丸本館という小さな旅館。建物はいかにも昔の旅館という感じで古いが、掃除がいきとどいていてきれいだった。ただし、夕食をとっていないので食事がどうかは分からない。

泊まった日は水曜日で、客は僕たちだけで貸しきり状態。伊香保は水曜日が一番人が少ないらしい。石段を散歩している人もほとんどいなかった。

丸本館

温泉旅館だから風呂がどうなっているかが一番大事なところだろう。ここの風呂は若干狭いものの、ホンモノの伊香保温泉である。いわゆる源泉掛け流しである。

伊香保で泊まる場合、「ホンモノの伊香保温泉」というのが重要なポイントである。伊香保の湯は源泉を薄めてあるものや、「白金の湯」という近年開発された湯を使っている旅館が多いのだ。

ホンモノの証がこれ。

ねずみ

伊香保の温泉は歴史が古く、江戸時代にあった12の旅館がこの源泉を引く権利を持っていた。それぞれに十二支があててあり、現在そのあった場所に十二支のプレートが埋め込まれている。この「子」のプレートは丸本館の前にあったもの。

この伝統は現在も続いており、源泉をそのままで使うことができるのは、十二の旅館の流れを汲む旅館だけなのだ。それ以外はここから権利を買って引き入れていると推測される。

ちなみに、この源泉の分岐点を小間口といい、現在はガラス張りになっていて外から見ることができる。ごめん、写真撮ってくるの忘れた。

伊香保黄金の湯小間口:伊香保温泉小間口権者組合

上のリンク先によると、徳冨蘆花の定宿千明仁泉亭とか、野口雨情の定宿森秋なんかの名前はあるが、丸本館はない。岸権の下に「平形寿孝」という謎の個人名があるので、これかもしれない(場所もこのへん)。

他の旅館はかなり大きな旅館なので、伊香保の源泉掛け流しで一番リーズナブルなのが丸本館だろう。

もっとも、源泉掛け流しに入りたければ、伊香保露天風呂がオススメ。料金も安い。ただし、第1・第3木曜日は休みで、このときも行こうと思っていたのだが、休みで入れなかった。

石段の下のほうに町営石段の湯というのもあって、こちらは第2・4火曜日が定休なので、露天風呂が休みのときはこちらに入ればいいだろう。入ったことないけど。

伊香保温泉と榛名山
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伊香保温泉に行ってきました(その1)のつづき。

伊香保温泉に行ったついでに榛名湖と榛名神社にも行ってきた。

まずは榛名富士と榛名湖。

上毛三山の一つ、榛名山はこの榛名富士や榛名湖を含む山である。なお、前回のエントリに書いた『神道集』に出てくる「伊香保沼」は榛名湖を指しているという説もある。

榛名湖と榛名山

この近くに、榛名神社がある。

榛名神社鳥居

この神社は、今まで行った神社の中で、好きな神社の一つである。

寺院と違い神社は、比較的有名なところでも、迫力に欠けシンプルな所が多い。そこが神社の良さともいえるが、期待をふくらませて、遠路はるばる行ってみると「なんだ、こんなものか」と思うようなところが意外に多いのである。

ご神体が山や海などの自然そのもので、社殿自体はあくまでお参りするための施設にすぎなかったり、もともとあった場所から移されていたりするのが原因だろう。

その点で、榛名神社は期待を裏切らない。まず、いつ行っても湿っぽい雰囲気がいい。ここを歩くと無条件で健康になれそうだ。参道の下には川が流れ、小さな滝もある。

榛名神社(滝)


この神社の特徴は、岩山の中に建っていることである。上の写真の入り口から、少々登ったところに本殿があるのだが、本殿までいたるところに奇岩がある。

榛名神社

そして本殿はこれ。

榛名神社(本殿)

見事な彫刻が目を引くが、本殿の横に回ってみると・・・

榛名神社(姿岩)

本殿の後ろに御姿岩という、今にも落っこちてきそうな巨大な奇岩がある。後ろに奇岩があるというよりも、本殿が奇岩にめり込んでいると言った方が正しいかもしれない。

この写真ではよく分からないかもしれないが、首に当たるところに、白い幣(ぬさ)がある。これ、どうやってつけたのか分からない。フリークライマーでもなければ登れないと思うが・・・。

伊香保温泉に行ってきました(その3)に続く。
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10月1日は都民の日で仕事がなかったので、伊香保温泉に行ってきた。

さて、伊香保といえば『神道集』説話でおなじみだが・・・いや、『神道集』自体がおなじみじゃないのでちょっと解説する。

『神道集』は中世の説話集である。内容は寺社の縁起が多く、本地垂迹の教義と、各神社の本地仏を明らかにすることに主眼が置かれている。

諸星大二郎『暗黒神話』に出てくる、諏訪神社の甲賀三郎伝説の元ネタは、この『神道集』である。ちょっとマイナーだったか。

なんて書いているが、実はちゃんと読んだことがない。まともな注釈書がなく、テキストも入手難(でお値段がバカ高い)なのだ。

唯一、手に入りやすい東洋文庫『神道集』(貴志正造訳)である。もちろんこれは読んだことがあるのだが、抄出の上に現代語訳で、ちゃんと読んだとはいえない。

『神道集』には関東地方の縁起が多く含まれ、その中に「伊香保大明神」というのが出てくる。要約しようと思ったけど、すでにやっている人がいたんで、興味のある方はそちらをどうぞ。

第四十 上野国勢多郡鎮守赤城大明神事:『神道集』の神々
第四十一 上野国第三宮伊香保大明神事:『神道集』の神々

というわけで、まずは一枚目。有名な伊香保の石段から。

伊香保石段

この石段を一番上まで上がっていくと伊香保神社がある。

伊香保神社入り口

神社の石段に向かって、勝月堂という温泉饅頭屋の換気扇から湯気が出ているのが見える。

いい匂いにプープー吹かれて、帰りがけに参拝客はつい買っちゃう。なんか騙されたようだが、ここの饅頭は旨い。ストロングバイ。

この勝月堂、なんでも湯の花饅頭(温泉饅頭)の元祖だそうだ。たしかに伊香保温泉の湯の花は鉄分を多く含み、茶色いので信憑性はある。
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