今月あったことで印象的だったのは、やはり尖閣諸島沖での中国漁船拿捕にまつわる、反日デモである。
こんなものはどうせ長続きしないし、あまり興味がわかないが、僕はなにしろついこの間、中国を自転車で旅行するような奇特な人なので、中国のことをよく聞かれるようになった。
なかでもよく聞かれるのが反日と格差のことである。
反日に関しては、何度もこういう旅行しているが、ほとんど感じたことはない。まあ、僕の中国語レベルも低いし、所詮は外国から来たヘンなお客様なので、仮に相手が反日感情を持っていたとしても、表には出さないだろう。逆にいえばその程度のものだとも言える。
格差については、日本人が思っている格差と、中国の格差は全然違うんじゃないだろうか。
たとえば、日本では金持ちの食べるものと貧乏人の食べるものはそう変わらない。いや、ものすごい金持ちになれば話は違うのかもしれないが、それでも毎日なだ万で夕食を食べているような人はあまりいないんじゃないだろうか。
中国の場合、金持ちが食べるものと貧乏人が食べるものが違う。そして、かならずしも金持ちが食べるものがうまいとは限らない。
たとえば、マクドナルドのバリューセット。バリューセットの値段は決して高くはないが(17元ほど=200円ぐらい)、中国の貧しい人にとっては毎日食べられるような値段ではない(食べたいかどうかは別として)。では、マクドナルドのバリューセットすら食べられない人たちは飢えているかというと、そうではない。貧しい人たちが食べるものがあるのだ。
たとえば、街角に売っている肉まんは、だいたい一個1元〜2元ほどである。日本のコンビニに売っている、中村屋の肉まんの倍ぐらいの大きさで、肉もたっぷり入っていてうまい(店にもよるけど)。これで昼食一食分になる。ペットボトル入りの水が2元ぐらいだから、せいぜい5元(60円程度)で十分満足する昼食が食べられる。
しかもそっちのほうが旨いのだから、マクドナルドなんか商売にならなさそうだが、それでもマックやケンタッキーは増殖する一方だ。よもやこの町にはないだろうと思ったところにまで進出しているし客も十分入っている。
中国の貧乏人はマックなんかおいそれとは入れないが、だからと言って飢えているわけではない。しかも、決してまずいものばかり食べているわけでもない。もちろん、それは食だけでなく、衣・住も同じことが言える。金持ちが着る服と貧乏人が着る服は違うし、住むところも同様に違うのだ。
こういうのを見ていると、やはり中国はまだまだ途上国なのだなと思う。日本もかつてはそうだったのだが、そういう時代を忘れてしまったのだろう。
これが分からないで、中国では金持ちと貧乏人の収入が何倍の差があるなどと聞くと、格差の下にいる人が今にも暴動を起こすんじゃないかと思えてくる。そこからさらに中国が分裂するとまでいう人がいるが、僕はそんなことはまずないと思っている。
もちろん、彼らにもそれなりに不満はあるだろうが、国家がひっくり返るほどの暴動は起きないだろう。
それが証拠にあの反日暴動の連中をよく見てみよう。小金持ちのクソガキばかりじゃないか。貧乏人は働いているのである。

写真は、広東省汕頭市で食べた朝食。腸粉というらしい。
へんな名前だが、形が腸ににているためそういう名前になっている。米粉でできていてうまい。値段はたしか2元ぐらいだったと・・・。
こんなものはどうせ長続きしないし、あまり興味がわかないが、僕はなにしろついこの間、中国を自転車で旅行するような奇特な人なので、中国のことをよく聞かれるようになった。
なかでもよく聞かれるのが反日と格差のことである。
反日に関しては、何度もこういう旅行しているが、ほとんど感じたことはない。まあ、僕の中国語レベルも低いし、所詮は外国から来たヘンなお客様なので、仮に相手が反日感情を持っていたとしても、表には出さないだろう。逆にいえばその程度のものだとも言える。
格差については、日本人が思っている格差と、中国の格差は全然違うんじゃないだろうか。
たとえば、日本では金持ちの食べるものと貧乏人の食べるものはそう変わらない。いや、ものすごい金持ちになれば話は違うのかもしれないが、それでも毎日なだ万で夕食を食べているような人はあまりいないんじゃないだろうか。
中国の場合、金持ちが食べるものと貧乏人が食べるものが違う。そして、かならずしも金持ちが食べるものがうまいとは限らない。
たとえば、マクドナルドのバリューセット。バリューセットの値段は決して高くはないが(17元ほど=200円ぐらい)、中国の貧しい人にとっては毎日食べられるような値段ではない(食べたいかどうかは別として)。では、マクドナルドのバリューセットすら食べられない人たちは飢えているかというと、そうではない。貧しい人たちが食べるものがあるのだ。
たとえば、街角に売っている肉まんは、だいたい一個1元〜2元ほどである。日本のコンビニに売っている、中村屋の肉まんの倍ぐらいの大きさで、肉もたっぷり入っていてうまい(店にもよるけど)。これで昼食一食分になる。ペットボトル入りの水が2元ぐらいだから、せいぜい5元(60円程度)で十分満足する昼食が食べられる。
しかもそっちのほうが旨いのだから、マクドナルドなんか商売にならなさそうだが、それでもマックやケンタッキーは増殖する一方だ。よもやこの町にはないだろうと思ったところにまで進出しているし客も十分入っている。
中国の貧乏人はマックなんかおいそれとは入れないが、だからと言って飢えているわけではない。しかも、決してまずいものばかり食べているわけでもない。もちろん、それは食だけでなく、衣・住も同じことが言える。金持ちが着る服と貧乏人が着る服は違うし、住むところも同様に違うのだ。
こういうのを見ていると、やはり中国はまだまだ途上国なのだなと思う。日本もかつてはそうだったのだが、そういう時代を忘れてしまったのだろう。
これが分からないで、中国では金持ちと貧乏人の収入が何倍の差があるなどと聞くと、格差の下にいる人が今にも暴動を起こすんじゃないかと思えてくる。そこからさらに中国が分裂するとまでいう人がいるが、僕はそんなことはまずないと思っている。
もちろん、彼らにもそれなりに不満はあるだろうが、国家がひっくり返るほどの暴動は起きないだろう。
それが証拠にあの反日暴動の連中をよく見てみよう。小金持ちのクソガキばかりじゃないか。貧乏人は働いているのである。

写真は、広東省汕頭市で食べた朝食。腸粉というらしい。
へんな名前だが、形が腸ににているためそういう名前になっている。米粉でできていてうまい。値段はたしか2元ぐらいだったと・・・。