今年は3月の地震とそれにまつわることに終始した一年だった。余震は来なくなったが、余波はいまだに続いている。
百聞は一見にしかずといい、これまで個人的には何度もそれを感じる経験があった。しかし、3月の東日本大震災ほどそれを感じたことはない。
東北地方沿岸部を襲った大津波。津波が街を襲えば、パニックムービーみたいな混沌とした感じになるのだろうと思っていた。しかし、普通に道路を走っている自動車が、ゆっくりと波に飲み込まれてゆく様子を、テレビに映ったリアルタイムの画像で見たときは、パニックムービーよりもはるかに底知れぬ恐怖を感じた。
僕の住む東京23区では、たいした火災も起きなかったし、家屋の倒壊もほとんどなかった。地震がおさまって、最初に家を出たときに「あれ?いつもと変わらないな」と思ったくらいである。ところが、地震の後、まったく想定外のことばかり起こった。
地震がくれば、食料などの買占めが起こる、ここまでは予想できる。しかし実際に起きて、どういう人たちが、どういう物を、どういう心理で買占めしているか、そしてその結果どうなるか、こんなことまでは実際に買占めが起きるまで分からなかった。
地震によって原発事故が起きるところまではある程度予想できた。しかし、現在に至るまでカタの付かないほどの大事故になるとは思わなかった。これほど経済的なダメージが大きいとも思わなかった。何より、これだけの事故が起きて、まだ現実を直視できない人たち―原発推進派の人たち―がいることが予想できなかった。
挙げればきりがないが、その他もろもろ沢山の〈想定外〉があった。これじゃあいくら〈想定〉しても追いつかない。
どうやら、非常事態を想定するのは必要だが、それよりも、想定できないことが起きたときに、どう対処したらいいかを考えることが大事なことらしい。これが、地震から得た僕の教訓である。
そして、今年の最後を締めくくる一言。
1000ゲット!!
いままで読んでくれてありがとう!これからもよろしく!よいお年を!
百聞は一見にしかずといい、これまで個人的には何度もそれを感じる経験があった。しかし、3月の東日本大震災ほどそれを感じたことはない。
東北地方沿岸部を襲った大津波。津波が街を襲えば、パニックムービーみたいな混沌とした感じになるのだろうと思っていた。しかし、普通に道路を走っている自動車が、ゆっくりと波に飲み込まれてゆく様子を、テレビに映ったリアルタイムの画像で見たときは、パニックムービーよりもはるかに底知れぬ恐怖を感じた。
僕の住む東京23区では、たいした火災も起きなかったし、家屋の倒壊もほとんどなかった。地震がおさまって、最初に家を出たときに「あれ?いつもと変わらないな」と思ったくらいである。ところが、地震の後、まったく想定外のことばかり起こった。
地震がくれば、食料などの買占めが起こる、ここまでは予想できる。しかし実際に起きて、どういう人たちが、どういう物を、どういう心理で買占めしているか、そしてその結果どうなるか、こんなことまでは実際に買占めが起きるまで分からなかった。
地震によって原発事故が起きるところまではある程度予想できた。しかし、現在に至るまでカタの付かないほどの大事故になるとは思わなかった。これほど経済的なダメージが大きいとも思わなかった。何より、これだけの事故が起きて、まだ現実を直視できない人たち―原発推進派の人たち―がいることが予想できなかった。
挙げればきりがないが、その他もろもろ沢山の〈想定外〉があった。これじゃあいくら〈想定〉しても追いつかない。
どうやら、非常事態を想定するのは必要だが、それよりも、想定できないことが起きたときに、どう対処したらいいかを考えることが大事なことらしい。これが、地震から得た僕の教訓である。
そして、今年の最後を締めくくる一言。
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