実は「横光利一「上海」を読んだ」と言う題名にしようと思ったんだけど、よく考えたら九月も今日で終わり。今月の総括を書かなければならない。
今月は、尖閣諸島関連の日中関係に話題が終始した感がある。中には戦争になるんじゃないかと危惧している人もいるだろう。
これは断言するが、尖閣諸島の領有をめぐっての戦争など絶対に起きない。米軍がいるから?いや、仮に米軍がいなくても絶対に起きない。
理由の一つは、尖閣諸島の価値である。アレはそもそも無人島だ。武力を行使してまで取る価値のある島ではない。資源がどうたらといわれるが、それは資源がすでに出ていればの話で、開発にどれだけ費用が掛かるのか、どのくらいの時間がかかるのか、そもそもどの程度資源があるのか分からないのに、莫大な犠牲と費用をかけて戦争を仕掛けるバカはいない。
もう一つは、中国の経済的な地位である。今や中国も世界経済に占める位置が高くなった。もし、尖閣諸島を取るために中国が武力に訴えたらどうなるか。中国はたちまち信用を失い、再び貧乏国にもどるだろう。
出るかどうかわからない資源と、ここまで築いてきた信用を失うこと、この二点を秤にかけると、中国が武力に訴えて尖閣諸島を取ろうとする可能性など全くないと断言できる。話は違うが、同様の理由から中台間の戦争も絶対に起こらないだろう。
きれいな言葉でいうと、戦争は投資である。投資に見合ったリターンが見込まれなければ、戦争をしかける意味はない。
汚い言葉でいうと、戦争は欲の張り合いだ。しかし、「カネが欲しいから戦争する」なんて言ったら誰も兵隊に行かないから、為政者は愛国心を煽って国民を戦争に行かせるが、その影には札束をにぎってニヘラニヘラ笑っている狒々爺がいるのである。
だから、政治家が愛国心などと言い始めたときには「こいつらはこれで一儲けたくらんでいるんじゃないか」と警戒しなければならない。
もし、「愛国無罪」をスローガンとする中国の尖閣デモ(という名の破壊活動)の映像を見て、異常に思うなら、それはなおさらである。
今月は、尖閣諸島関連の日中関係に話題が終始した感がある。中には戦争になるんじゃないかと危惧している人もいるだろう。
これは断言するが、尖閣諸島の領有をめぐっての戦争など絶対に起きない。米軍がいるから?いや、仮に米軍がいなくても絶対に起きない。
理由の一つは、尖閣諸島の価値である。アレはそもそも無人島だ。武力を行使してまで取る価値のある島ではない。資源がどうたらといわれるが、それは資源がすでに出ていればの話で、開発にどれだけ費用が掛かるのか、どのくらいの時間がかかるのか、そもそもどの程度資源があるのか分からないのに、莫大な犠牲と費用をかけて戦争を仕掛けるバカはいない。
もう一つは、中国の経済的な地位である。今や中国も世界経済に占める位置が高くなった。もし、尖閣諸島を取るために中国が武力に訴えたらどうなるか。中国はたちまち信用を失い、再び貧乏国にもどるだろう。
出るかどうかわからない資源と、ここまで築いてきた信用を失うこと、この二点を秤にかけると、中国が武力に訴えて尖閣諸島を取ろうとする可能性など全くないと断言できる。話は違うが、同様の理由から中台間の戦争も絶対に起こらないだろう。
きれいな言葉でいうと、戦争は投資である。投資に見合ったリターンが見込まれなければ、戦争をしかける意味はない。
汚い言葉でいうと、戦争は欲の張り合いだ。しかし、「カネが欲しいから戦争する」なんて言ったら誰も兵隊に行かないから、為政者は愛国心を煽って国民を戦争に行かせるが、その影には札束をにぎってニヘラニヘラ笑っている狒々爺がいるのである。
だから、政治家が愛国心などと言い始めたときには「こいつらはこれで一儲けたくらんでいるんじゃないか」と警戒しなければならない。
もし、「愛国無罪」をスローガンとする中国の尖閣デモ(という名の破壊活動)の映像を見て、異常に思うなら、それはなおさらである。