今月は記事が少ない。4月の初めに行ったベトナムの話などいろいろ書きたいことはあったのだが、残念ながら来月まわしになった。それには理由がある。
1.雑務が多くて時間がなかった
面倒くさい仕事や用事が多くて、時間がなかった。
学校は連休や中間考査があったので、休みが多かったのだが、そこへ余計な仕事(お金にならず、ためにならない)がたくさん入ってしまった。
2.風邪をひいた
季節の変わり目であることと、疲労から風邪をひいてしまった。思えば、昨年も溶連菌でダウンしたのだった。ここ数年五月に風邪をひくのがお約束になってしまった。
3.『古本説話集』の翻刻が楽しすぎた
実は、暇なときよりも、少し忙しいぐらいの方がブログが書ける。それなのに今月あまり書かなかったのは、時間の合間に『古本説話集』の電子テキスト化をしていたからである。
梅沢本『古本説話集』:やたナビTEXT
『古本説話集』の電子テキスト化は、5月5日から始めた。最初は、『今昔物語集』と交互にやって、『古本説話集』の方は半年ぐらいかけてやればいいと思っていたのだが、だんだん楽しくなってきて、時間ができたらとりあえず『古本説話集』の方をやるという感じになってしまった。おかげで、もう第53話まで終わった。
正直いうと、これまでは、翻刻なんか面倒くさいだけで、退屈な作業だと思っていた。ところが、久しぶりにやってみると実に面白い。
まず、自分が理解できている所と、そうでない所がはっきりと分かる。理解できているところはすらすらと翻刻できるのに、そうでないところは必ず躓くのである。活字になった本で読んでいるだけだと、そのへんはごまかして読んでいるのである。
さらに、筆写した人の気持が分かるようになった。誤字だとか脱文の補入だとか、「このへんで飽きてきたな」とか、「この説話にはあまり興味がないんだな」とか、そんなことが分かるのである。いや、もちろん、分かったような気がするだけなのだが、自分が躓いたところで、筆写者が躓いていると、はるか昔の人に、なんだか親近感が湧いてくる。
こんなふうに楽しめるのはe-国宝のおかげである。『古本説話集』の影印本は勉誠社から出ていて、印刷は決して悪くはないものの、所詮はモノクロなので、写本としての魅力を充分に伝えきれていない。e-国宝なら、カラーだし、拡大、縮小も自由自在。紙の染みから、墨の濃淡まではっきりと分かる。
古本説話集:e-国宝
翻刻という作業自体も、下の写真のように、ブラウザとエディタを重ねて入力しているので、視線の動きが小さくてすみ、疲れにくく、間違えにくい。それでついつい先にすすんでしまうのだ。インターネットバンザイ!

さて、このe-国宝、iPhoneやandroidのアプリもあって、これまた非常によく出来ている。スマホだとちょっと画面が狭いかもしれないが、タブレットだととても美しく見られる。無料だけどストロングバイ。
e国宝:iTunes
e国宝:GooglePlay
1.雑務が多くて時間がなかった
面倒くさい仕事や用事が多くて、時間がなかった。
学校は連休や中間考査があったので、休みが多かったのだが、そこへ余計な仕事(お金にならず、ためにならない)がたくさん入ってしまった。
2.風邪をひいた
季節の変わり目であることと、疲労から風邪をひいてしまった。思えば、昨年も溶連菌でダウンしたのだった。ここ数年五月に風邪をひくのがお約束になってしまった。
3.『古本説話集』の翻刻が楽しすぎた
実は、暇なときよりも、少し忙しいぐらいの方がブログが書ける。それなのに今月あまり書かなかったのは、時間の合間に『古本説話集』の電子テキスト化をしていたからである。
梅沢本『古本説話集』:やたナビTEXT
『古本説話集』の電子テキスト化は、5月5日から始めた。最初は、『今昔物語集』と交互にやって、『古本説話集』の方は半年ぐらいかけてやればいいと思っていたのだが、だんだん楽しくなってきて、時間ができたらとりあえず『古本説話集』の方をやるという感じになってしまった。おかげで、もう第53話まで終わった。
正直いうと、これまでは、翻刻なんか面倒くさいだけで、退屈な作業だと思っていた。ところが、久しぶりにやってみると実に面白い。
まず、自分が理解できている所と、そうでない所がはっきりと分かる。理解できているところはすらすらと翻刻できるのに、そうでないところは必ず躓くのである。活字になった本で読んでいるだけだと、そのへんはごまかして読んでいるのである。
さらに、筆写した人の気持が分かるようになった。誤字だとか脱文の補入だとか、「このへんで飽きてきたな」とか、「この説話にはあまり興味がないんだな」とか、そんなことが分かるのである。いや、もちろん、分かったような気がするだけなのだが、自分が躓いたところで、筆写者が躓いていると、はるか昔の人に、なんだか親近感が湧いてくる。
こんなふうに楽しめるのはe-国宝のおかげである。『古本説話集』の影印本は勉誠社から出ていて、印刷は決して悪くはないものの、所詮はモノクロなので、写本としての魅力を充分に伝えきれていない。e-国宝なら、カラーだし、拡大、縮小も自由自在。紙の染みから、墨の濃淡まではっきりと分かる。
古本説話集:e-国宝
翻刻という作業自体も、下の写真のように、ブラウザとエディタを重ねて入力しているので、視線の動きが小さくてすみ、疲れにくく、間違えにくい。それでついつい先にすすんでしまうのだ。インターネットバンザイ!

さて、このe-国宝、iPhoneやandroidのアプリもあって、これまた非常によく出来ている。スマホだとちょっと画面が狭いかもしれないが、タブレットだととても美しく見られる。無料だけどストロングバイ。
e国宝:iTunes
e国宝:GooglePlay