今月は18日にスコットランド独立の住民投票があり、独立反対が55%、賛成が45%でイギリス残留が決まった。
スコットランドがイングランドと合併したのは、1707年である。300年以上経って独立運動が起き、結局独立はならなかったものの、45%もの支持を取り付けたというのは、驚くべきことだ。何しろ、もし独立したら、あのユニオンジャックから青い部分が消えて、赤いミッフィーちゃんの口みたいな国旗になるのである。
スコットランドとイングランドは地続きで、間に大河があるわけでも、巨大な山脈があるわけでも、万里の長城があるわけでもなく、地図に線が引かれていなければ、どこからどこまでがイングランドだからスコットランドだか分からない。
それが300年以上経って独立を志望し、賛成派が45%もいたのである。反対派の中にも条件があえば、独立したいという人もいるだろうから、それを考えると、土地と人の結びつきというものは、なかなか無関係な人には理解できないものであることを痛感する。
一方、琉球王国が完全に日本になったのは、1879年(明治12年)である。わずか135年前で歴史的に見れば、つい最近といっていい。こちらは間に海があり、琉球王国は大陸との関係も強かった。その上、戦後は米軍基地を押し付けられている。そんな沖縄が独立しようとしても、世界中だれも不思議には思わないだろう。思うのは本土に住む日本人だけである。
別にスコットランドや沖縄が独立すべきだとか、すべきでないと言っているのではない。国家の独立問題は、その土地に住んでいる人にしか理解できないことであることを理解すべきだと言いたいのである。今騒動になっている香港を始め、台湾、チベット、新疆、朝鮮半島、アジアにはそんな問題が山積みになっている。
それらは、いずれもそこに住む人間でない僕達が、軽々に論じることの出来ない問題なのである。唯一できるのは、独立運動に対して、犯罪行為や人権侵害が行われていないかを監視することぐらいだろう。
さて、スコットランドがイングランドと合併した1707年は宝永4年で、富士山が大噴火(宝永大噴火)の年でもある。そして、今月27日、御嶽山が突然噴火し、登山者に多数の死傷者が出た。
もし、噴火が夜だったら、ほとんど死傷者は出なかったろうし、前日(金曜日)でもかなり違っただろう。いや、天気が悪かっただけでもーもっとも、この場合は別の被害が出たかもしれないが、何もよりによって休日の絶好の行楽日和の真っ昼間に噴火せんでもと思う。
ともあれ、犠牲者の方のご冥福をお祈りします。
スコットランドがイングランドと合併したのは、1707年である。300年以上経って独立運動が起き、結局独立はならなかったものの、45%もの支持を取り付けたというのは、驚くべきことだ。何しろ、もし独立したら、あのユニオンジャックから青い部分が消えて、赤いミッフィーちゃんの口みたいな国旗になるのである。
スコットランドとイングランドは地続きで、間に大河があるわけでも、巨大な山脈があるわけでも、万里の長城があるわけでもなく、地図に線が引かれていなければ、どこからどこまでがイングランドだからスコットランドだか分からない。
それが300年以上経って独立を志望し、賛成派が45%もいたのである。反対派の中にも条件があえば、独立したいという人もいるだろうから、それを考えると、土地と人の結びつきというものは、なかなか無関係な人には理解できないものであることを痛感する。
一方、琉球王国が完全に日本になったのは、1879年(明治12年)である。わずか135年前で歴史的に見れば、つい最近といっていい。こちらは間に海があり、琉球王国は大陸との関係も強かった。その上、戦後は米軍基地を押し付けられている。そんな沖縄が独立しようとしても、世界中だれも不思議には思わないだろう。思うのは本土に住む日本人だけである。
別にスコットランドや沖縄が独立すべきだとか、すべきでないと言っているのではない。国家の独立問題は、その土地に住んでいる人にしか理解できないことであることを理解すべきだと言いたいのである。今騒動になっている香港を始め、台湾、チベット、新疆、朝鮮半島、アジアにはそんな問題が山積みになっている。
それらは、いずれもそこに住む人間でない僕達が、軽々に論じることの出来ない問題なのである。唯一できるのは、独立運動に対して、犯罪行為や人権侵害が行われていないかを監視することぐらいだろう。
さて、スコットランドがイングランドと合併した1707年は宝永4年で、富士山が大噴火(宝永大噴火)の年でもある。そして、今月27日、御嶽山が突然噴火し、登山者に多数の死傷者が出た。
もし、噴火が夜だったら、ほとんど死傷者は出なかったろうし、前日(金曜日)でもかなり違っただろう。いや、天気が悪かっただけでもーもっとも、この場合は別の被害が出たかもしれないが、何もよりによって休日の絶好の行楽日和の真っ昼間に噴火せんでもと思う。
ともあれ、犠牲者の方のご冥福をお祈りします。