2014年11月

今月の21日、安倍首相が衆議院を解散した。消費税率引き上げの1年半延期と、アベノミクスの是非について国民に信を問うということらしいが、安倍内閣支持者も、そうでない人もイマイチ腑に落ちない。

僕は安倍首相が大嫌いだが、アベノミクスそのものには反対ではない。円安、株高でデフレ脱却しなければ景気は回復しないと思っている。しかし、それは景気回復の必要条件であって、十分条件ではない。それよりも大事なことは、国民の不安を取り除くことである。

人はネガティブな判断材料があるよりも、これからどうなるか分からないのを不安に思う。芥川龍之介の自殺原因になった「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」である。将来を不安に思えば、株価が上がって、いくら金を手にしても使わないのである。

例えば、何か病気を持っていて、「明日死ぬかもしれないし、50年以上生きられるかもしれない」と医者から告げられたとする。「明日死ぬかもしれないし、50年以上生きられるかもしれない」のは、実は病気を持っていなくても、大した違いがないのだが、病気を持っていれば大変な不安である。なにしろ、ちょっと病状が悪化するたびに「明日死ぬかも知れない」恐怖に襲われるのだ。もし、お金があれば、いつ来るかわからない死に対して、それを温存しようとするだろう。

逆に「あと一年で死にます」と言われれば、その一年で何が出来るか考えられる。お金があれば、それで好きなことをしたいだけするか、できるかぎり精一杯の治療をするか、いずれにしても一年でお金を使い切ってしまうだろう。たとえネガティブな材料でも、はっきりしてもらった方がまだましなのである。

地震・原発・テロ・戦争・失業・・・今の日本には「ぼんやりとした不安」ばかりである。いずれも、いつ起るか、何が起るか、どうなるか分からない。

例えば、安倍首相が「原発の再稼働はしない」と言うだけで、原発の不安は払拭される。本意は再稼働したいのだろうが、それなら景気が回復して、国民の関心が薄れた頃すればいいのである。その程度のこともできないから、ますます不安になる。

やれ、中国の軍事費が増大しているとか、尖閣諸島にどうのこうのとか、日中関係が悪化だとか、ついには戦争の不安まで煽る。常識で考えれば、今の中国が日本に戦争を仕掛けるわけはないのだが、よく分からない人は煽られて不安に思う。いっそのこと戦争になればいいと、やけに好戦的な人まで出てくるのは、「ネガティブな材料でも、はっきりしてもらった方がまだまし」だからである。

つまり、安倍首相は、国民の不安を払拭する努力を全くしていないばかりでなく、かえってそれを煽っているのである。おそらく、不安を煽ったほうが政権に都合がいいと考えているのだろう。だが、それはアベノミクスとは全く逆の方向を向いている。このような陰険なやり方をしている限り、景気は回復しないだろう。

スーパーマーケットなどで万引き犯の監視をする人のことを「万引きGメン」というが、「Gメン」の「G」は「Government」なので、国家公務員でもないのに「Gメン」と呼ぶのはおかしい。

「万引きGメン」は私企業、すなわち「private company」に雇われているのだから、「万引きPメン」とか「万引きPマン」とか呼ぶべきである。

ただし、この呼び方は、ピーマンが万引きされた場合、どっちが犯人だか分からなくなるのが難点である。
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新宿でChromebookを買ったついでに、リコーイメージングスクエア新宿へ、デジタル一眼レフカメラ(Pentax K-30)のセンサークリーニングを頼みに行った。

コンパクトデジカメなど、レンズが交換できないカメラは、密封されているからセンサーが汚れることはない。一眼レフのようなレンズ交換式のカメラは、レンズを取り外した際に、センサーに汚れがつくことがある。一応、センサーを振動させてふるい落とすことはできるのだが、落ちないものもある。

この汚れは、普通に写真を撮っても分からないが、単色のものを写すとすぐにわかる。手っ取り早いのは晴れた日に空を撮ると分かりやすい。白い壁でもいいが、よほどきれいでないかぎり、センサーの汚れだか壁の汚れだかわからないので、やはり空がいいだろう。
掃除前

赤い丸を付けた染みのようなところが汚れである。下の汚れには気が付かなかったが、上の方は風景写真などで空が入ると非常に目立つ。

以前から気にはなっていたのだが、自分で掃除するのは少々怖いし、メーカーに頼むのは面倒臭く、金がかかりそうなので仕方なくそのままにしていた。そもそも、空さえ写らなければ気にならないし、入ってもペイントソフトで少々手直しすれば直すのはそれほど難しくない。

ところが最近、PENTAX(リコー)のサービスセンターに持っていけば、1080円で掃除してくれると聞いた。あとで分かったのだが、1080円はファインダーの掃除も含まれているし、保証期間中なら無料だそうだ。思いの外安い。もっと早く行けばよかった。

というわけで、新宿センタービルの地下にあるリコーイメージングスクエア新宿に行ったのだが、ここで少々失敗をした。行く時間が遅かったのである。

リコーイメージングスクエア新宿は10:30〜18:30が営業時間である。センサークリーニングは一時間ほどで終わるのだが、行ったのが5時過ぎで、その日の内にできないと言われてしまった。やむなく、カメラを預けて、一週間後の土曜日(22日)に取りに行った。

さすがはメーカーのサービスセンターだけあって、かなり細かく見てくれたようだ。申し訳無さそうに、「どうしても取れないゴミがあった」と言って示した場所は、せいぜい1ピクセルぐらいの、言われなければ全然分からないところだった。

サービスセンターを出て、試しに空を撮ってみた。うん、問題ない。左下はビルが写っちゃったから分からないけど。
掃除後

もう一つ、試し撮り。サービスセンターに飾ってあったPENTAX SP。僕が子供の頃、父が買ったカメラである。僕自身も中古カメラ屋で買って、ロシアンレンズを付けて使っていた。これは北京で紛失してしまったため今はない。
PentaxSP

帰りに新宿を散歩していたら、花園神社で酉の市だったので試し撮り。ご覧の通りすごい人だった。
花園神社酉の市1


花園神社酉の市2


熊手

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「試してみた」というタイトルながら、全然試していないChromebook(Acer c720)を試してみた(その1)のつづき。

買ったのはこれ。Acer c720:Acer公式
chromebookC720
Acerc720を閉じたところ


Chrmebookは、ChromeOSというOSで動いている。正体はUbuntuやAndroidと同じLinuxで、簡単に言えば基本的な機能しか持たないLinux上でGoogleChrome(ブラウザ)だけが動くようになっている。そういう意味では、ヨドバシカメラの店員が言うように「Windowsと違って、できることが限られます」というのは正しい。

しかし、普段自分がどのようにパソコンを使っているかを考えてみると、ブラウザを使っていることがほとんどである。僕の場合、Chrmebookは出先でしか使わないつもりなので、「できることが限られ」てもほとんど支障がない。といっても、最近ではほとんどのことがWebアプリでできるので、本当にできないことはそう多くはない。

Chromeに特化されているだけあって、動作はびっくりするほどスムーズである。起動も早く、完全に電源を切った状態からブートしても、サスペンドから復帰するのとあまり変わらない。重いWebsiteでもスムーズに閲覧できる。

キーボードとポインティングデバイスはこんな感じ。
Acerc720キーボード

キーボードは今流行りのアイソレーションキーボード。キーストロークが短く、やや安っぽい音がするように思うが、キーの数が大胆に省略されているので、一つ一つのキーが大きくて入力しやすい。

前のエントリでも書いたように、Deleteキーがないが、これはAltキーとの組み合わせで使える。その他にもたくさんのショートカットが設定されており、Ctrl+xなど一般的なショートカットもだいたい使える。

キーボード ショートカット:Chormebookヘルプ

ポインティングデバイスはクリックボタンのないタッチパッドで、タップするかパッドの下部(写真手前)を物理的に押すとクリックになる。

Chromebook のトラックパッドに関するヒント:Chormebookヘルプ

二本指タップが右クリック、二本指スワイプがスクロールに対応している。問題はドラッグで、Windowsのタッチパッドはダブルタップしたまま指をずらすとドラッグになるはずなのだが、これには対応していないらしい。タッチパッド下部をクリックしながらスワイプするか、1 本の指でタップして、もう 1 本の指でドラッグするしかない。慣れていないので、これがちょっと使いにくい。もちろんUSBやBluetoothでマウスを接続できる。

さて、一週間ほどChromebookを使ってみたのだが、「やっとパソコンも家電や文房具になったな」というのが印象である。

家電は電源を入れて、即座に目的の仕事を果たしてくれればそれでいい。本来の仕事とは別の仕事、例えばOSメンテナンスとか設定とかはなるべくしなくて済むのがいい。機械に気を使いたくないし、所有する満足感なんかもいらない。大事なのは、いかに効率よく目的の仕事を果たしてくれるかだけである。

その点で、Chromebookは家電である。普段、パソコンでChromeを使っていれば、設定もすべて引き継いでくれる。この場合、パソコンに付き物の設定すらいらないのである。新しいパソコンを買うと、いろいろいじってみたくなるものだが、いつも使っているブラウザと同じだから、まったくいじり倒そうという気がおきない。その代わり仕事にすぐ使える。

家電に近いコンピュータといえば、タブレットやスマホもかなりいい線行っていると思う。実際、単にWebsiteを閲覧するだけや、メールやチャットなど、短い文章しか入力しないなら、タブレットの方がいいと思う。しかし、ちょっと長い文章を入力するときや、複雑なフォームに入力するときなどは、やはりノートパソコンにはかなわない。

Chromebookはコンピュータとしては「できることが限られ」るが、限られているがゆえに家電や文房具として完成度が高い。すでにメインのパソコンとインターネットに接続できるWiFi環境を持っていて、出先で仕事をしたい人にはストロングバイ。


Chromebookは出た当初から興味があったのだが、なかなか日本で発売されなかった。去年の3月にアメリカに行った時に買おうと思ったのだが、どこに売っているのか分らず、残念ながら買えなかった。もう日本では売らないのかなと思っていたら、突然Googleから日本で個人向けを売り出すというアナウンスが出た。

Chromebook概要:Google

これが半年前だったら、即座にamazonポチで買っちゃったのだろうが、今はLubuntuをインストールしたEeePCがある。値段も¥32,180と、つい「う〜ん、もう一声」と言いたい値段だ。

とうわけで、今回は買わなくっていいかなと思っていたのだが、タイミングよくヨドバシカメラから葉書が来た。6000円ほどあるポイントが、12月で失効するという。思い起こすとデジカメを買った時にたまったらしい。このポイントを使えば¥26,180になる。これは買えという神からのお告げに違いない。

Chromebookはパソコン売り場の目立たないところに置いてあった。どうみても力を入れられているふうには見えない。カチャカチャといじくっているうちに店員が来た。

「何かお探しですか?」
「いや、これをちょっと・・・」
「あー、これは普通のパソコンじゃないですよ。タブレットにキーボードを付けたようなものなので、Windowsと違ってできることが限られます。」

「そんなの買わないほうがいいよ」と言わんばかりである。「分かってるわい」と思ったが、ちょっと質問してみた。

「これ、Deleteキーが無いんですね」
「はい、普通のパソコンじゃないので、省略されているんですね〜。あちらのならありますよ。」

「あちら」には国産のWindowsPCが並んでいる。Deleteキーごときで、5倍近く高いパソコンを買わせようとするのだから太いものだ。ちなみにChromebookにはDeleteは無いが、Altキーを押しながらBackSpeceを押すとDeleteになる。この方法は慣れると独立したDeleteキーよりも使いやすかった。

「いや、Deleteキーいらないんで、これください」と言ってChromebookを買った。

店員氏、今度はポケットルーターを勧めてくる。Chromebookを買おうというのだから、持っているに決まっている。丁重にお断りした。

ここまでくれば、最初からChromebook狙いと分かりそうなものだが、今どき量販店にパソコンを買いに来るのは初心者と決めつけているらしい。

で、買ったのはこちら。



さて、いよいよ「Chromebookを試してみた」を書こうと思ったのだが、長くなったので、続きは明日。

【追記】
もう新しいの出てた。ほとんど同じだけど。

やたナビTEXTについて(その1)の続き

前のエントリの最後に書いたように、やたがらすナビで使用しているDokuWikiには強力な検索機能がある。DokuWikiの検索機能は以下のページにまとめられている。

検索:DokuWiki

しかし、これだけでは分かりにくいと思うので、実例を挙げて説明する。

1.基本的な検索
左カラムの検索ボックスに検索語を入力して、1・2秒待つとタイトルにキーワードを含む項目が検索窓の下に出てくる。クリックすると、直接そのページに飛べる。

入力ポップアップ


タイトルだけでなく、本文にもキーワードが含まれるテキストを探したい場合は、検索ボタンを押す。

「伊勢」の検索結果

2.キーワードによる絞り込み検索
二語以上のキーワードを半角スペースで挟んで検索すると、そのキーワードを全て含むページがヒットする。

「顕昭 俊成」の検索結果

全てのテキストには作品名がページの冒頭に入っているので、作品名で絞り込むこともできる。

「晴明 今昔物語集」の検索結果

3.名前空間による絞り込み検索
普通に入力すると、やたがらすナビ全体からの検索になってしまう。例えば「伊勢」を検索すると、りぞうむ文学辞典などの文書に「伊勢」という語があると、それがヒットしてしまい大変うざい。

やたナビTEXT内から検索する場合には、キーワードに半角スペースを入れた後「@text」を入力する。

「伊勢 @text」の検索結果

この「@text」は名前空間というもので、フォルダのようなものである。「@text」は、「http://yatanavi.org/text/」以下すべての名前空間にある文書から検索することを意味している。

下位の名前空間はコロン(:)で繋ぐ。例えば、『今昔物語集』から「伊勢」を検索する場合、『今昔物語集』のURLは「http://yatanavi.org/text/k_konjaku/」なので、「伊勢 @text:k_konjaku」で検索できる。この方法だと、先ほどの作品名による絞り込み検索より確実に絞り込める。

「伊勢 @text:k_konjaku」の検索結果

4.除外キーワードによる絞り込み検索
「伊勢」で検索すると、「伊勢」の他、「伊勢物語」「伊勢大輔」「伊勢御息所」など、「伊勢」という言葉が入っているものはすべて検索結果に出る。その中から「伊勢物語」というキーワードが含まれるページを除外するときは、キーワードの前に「-」を付ける。

「伊勢 -伊勢物語」の検索結果

やたナビTEXTから「伊勢 -伊勢物語」を検索する場合は、そのまま@textを入れればよい。

「伊勢 -伊勢物語 @text」

5.OR 検索

ORは英語の「A or B」のorで、AかBどちらかのをキーワード含むページを検索したいときに使う。検索ワードを「 | 」 もしくは「 or 」で区切る。

これは表記揺れに使える。例えば「匡房」と「江帥」のどちらかを含むページを探す場合、「江帥 | 匡房」か「江帥 or 匡房」で検索すればよい。

「江帥 | 匡房」の検索結果「江帥 or 匡房」の検索結果

OR検索でも、さらに絞り込みができるが、その場合orの部分をカッコで区切らなくてはならない。これは、OR検索の優先順位が低いため。

「(江帥 | 匡房) @text」の検索結果

その他にも、様々な検索構文が使えるのだが、詳しくは検索:DokuWikiを参照してほしい。

なお、DokuwikiはOpenserchに対応しているので、Firefoxなど検索窓を持つブラウザでは、検索エンジンに追加することができる。Chromeの場合はURLを入れTABキーで検索できるようになる。これにより、ブラウザから直接検索できるようになる。

現在のところ、作品数がそれほどないので、高度な検索はあまり役に立たないかもしれないが、今後作品が増えていけば、かなり強力なツールになるだろう。

今年の4月から、やたがらすナビオリジナルの古典文学電子テキストを作成して公開している。校訂本文はCC BY-SA、翻刻はPD(著作権なし)として、誰でも自由に使えることを前提に公開している。

やたナビTEXT

すでに、『方丈記』・『無名抄』・『宇治拾遺物語』・『古本説話集』・『世継物語』が完成し、『今昔物語集』と『唐物語』が入力中である。

これらのテキストは、『今昔物語集』と『宇治拾遺物語』を除いて、校訂本文と翻刻を併記してある。

校訂本文は、単に濁点、句読点、鉤括弧を付し、段落分けを行うだけでなく、漢字表記や送り仮名、歴史的仮名遣いまで、かなり手を加えている。それに対し、翻刻は、底本に忠実に文字を起こしたものである。本文の訂正などは組み入れてあるが、改行位置や改丁まで、できるだけ底本に忠実になるようにしてある。

一つのページに校訂本文と翻刻の2つを載せているのには理由がある。

校訂本文は、読みやすさを考えて作成している。読みやすいことは検索しやすいことでもある。古典の本文は表記等が統一されていないため、そのままでは検索の役に立たないのである。

例えば、「平中」は原典では「へいちう」とも「平仲」とも表記される。書き分けに意味があるのか無いのか分からないが、いずれにしても、そのままでは「平中」で検索したときに「へいちう」や「平仲」はヒットしないことになる。これでは検索可能な電子テキストとして使いにくいことこの上ない。

しかし、本文を校訂すると、どうしても僕の解釈が入ってしまうし、原典の持つ微妙な味は失われてしまう。そもそも、本文の校訂は、斯界の大家のすることで、僕ごときの手に負えるものではない。かなり気を使って作成しているつもりだが、僕ごときの作ったテキストは、学術的な価値は低いものと見られてしまうだろう。

その点、底本の忠実な翻刻なら、正確かどうかだけが問題で、誰がやったかは関係ないので、資料的な価値は高い。校訂本文に疑問を持った場合でも、翻刻と対照すれば、僕がどういう解釈で本文を作成したか分かりやすい。さらに、翻刻は影印本のインデックスとしても使えるように工夫したので、検索から本文、原典へと容易に当たることができる。

例外の『今昔物語集』は、とにかく巨大な作品なので、まず電子テキストそのものを作成するのが大事なことだと考えており、表記の統一はしていない。校正もしっかりとはしていない。これは『今昔物語集』に限らないが、もし間違っているところがあれば、つまらないtypoであっても遠慮なく指摘してほしい。『宇治拾遺物語』の方は、昔自分が使うために電子テキスト化したものをアップロードしたもので、いずれ他の作品と同様、校訂本文+翻刻の形式に直したいと思っている。

説話集的な作品が多いのは、単に僕の趣味であるのと、古典文学電子テキスト検索を作っていて、説話文学の電子テキストが少ないように感じたからである。検索にも説話文学は向いていると思う。今後も説話集を中心に電子テキスト化するつもりである。

検索、検索としつこいぐらいに書いたが、やたがらすナビで使用しているDokuWikiには強力な検索機能がある。次はそれを紹介する。

そろそろ散髪に行きたいのだが、いつも行っている散髪屋が、長期休業している。これは困った。床屋政談ができない。しょうがないので、ここで床屋政談を開陳することにする。所詮床屋政談なので、あまり気にしないように。

さて、昨日GDP速報値が発表された。事前の予測を大幅に下回る-1.6%という悪い数字だった。GDPの数字が悪い理由はいろいろあるが、その一つが消費税である。したがって消費税率アップは当面おあずけとなる。以前、消費税率が8%になった時に、損するのは売る側だけで、消費者は3%ぶんケチるだけだと書いたが(消費税が8%になった:2014年04月02日)、その通りになったのである。

これまで、アベノミクスのおかげで、日経平均株価はブリブリ上がっていた。GDPが良くなっていないのに株価が上がっているのは、本当に儲かっていたからではなく、日銀がお金をばらまいたからである。簡単にいうと、お金をばらまいても買うものがないから、株や外貨を買う。だから円安・株高になる。

経済は饅頭のように、餡と皮でできている。餡がGDPで皮は株価や為替である。餡は実際の景気で膨らみ、皮はこれからどれだけ景気が良くなるかという予想で膨らむ。

饅頭は皮の下に空気があり、その下に餡がある。政治家ができるのは、皮の下の空気を入れて、皮を膨らませることだけだ。アベノミクスによって、空気が入って外見は大きくなったのだが、中身の餡は減ってしまった。皮の下で見えなかった餡の量が見え、減っていたのが分かったから、皮が少ししぼんだ(株価が下がった)のである。

それでは、今後どのようになるだろうか。

安倍首相は、とりあえず円安と株高を死守しようとするだろう。つまり、様々な方法で饅頭の皮の下の空気を入れ続けるだろう。実際、昨日の下げがウソのように、今日の日経平均株価は昨日の下げ幅の7割をとりもどした。これは単なるリバウンドではない。予定されていた消費税増税の先送りも株価にはプラスになる。饅頭の見た目はどんどん大きくなっていく。

だが、消費税増税を先送りしたところで、今までと何も変わらないのだから、それで景気が良くなるはずはない。安倍首相はついに商品券の配布まで検討しだしたようだ。もっとほかにやりようがありそうなものだが、これで景気が良くなるとは到底思えない。

餡が増えず、皮ばかり大きくなると、いずれはプッチンと弾ける。所謂バブル崩壊である。現状を見る限り、これは確定路線のように思える。問題はいつそのプッチンが来るかである。

野党の不甲斐なさを見ていると、ほぼあり得ないことだが、今度の選挙で自民党が大敗したとすると、プッチンの時期は早まる。おそらく、すぐに結果が出次第プッチンだろう。まあ、今ならせいぜい投資家が泣くぐらいで済むんじゃないだろうか。

逆に自民党が勝つと、安倍首相は空気を入れやすくなり、プッチンの時期は遅くなる。そうなると饅頭は今よりももっと膨らみ、弾けた時のダメージもより大きくなる。どの時点で、どの程度大きくなるかは予想できないが、長期的にはこちらの方がヤバい。

もちろん、ふくらませている最中に日本経済が息を吹き返す可能性もないではないが、現状を見るに望み薄だろう。そうなると、あとはいつ饅頭がハジけるかだけだ。それは今度の選挙結果にかかっているのである。

それより、一番心配なのは、またヘンなときに、政権を投げ出すことなんだけどね。

これはまたすごいのが出てきましたなー。

ギャル書道家なちゅ-ボディ書道

この人がイロモノ書道家かどうかなんて誰だって分かる。イロモノチェックする必要がないほど、誰がどう見てもイロモノだ。この割り切りがいい。

プロフィールを見てみよう。
ギャル書道家なちゅ-ボディ書道 プロフィール
生年月日:1984年12月23日 (今年30歳 ギャルオバ)
出身地:大阪府 血液型:O型
特技・趣味:書道七段・ お琴・キャラ弁作り・eco活動
※ ワタナベコメディスクール 女性タレントコース1期生

まずこの人、雅号を名乗っていないのがいい。いや、「なちゅ」が雅号なのかもしれないが、「○雲」だの「紫○」だの、いかにも書家でそうろうでない、最初からイロモノを目指している(としか思えない)ところがいい。

「特技・趣味:書道七段・・・」ってのもすごいぞ。

書道の段位というのは、所属する社中の中でだけ通用するもので、「書道七段」と書いているのは、「私は素人です」と言っているのと同じことだ。それ以前に、書道家を名乗っているのに、「特技・趣味 書道」はないだろう。書道家ならそれが職業である。画家が「特技趣味 油絵」とプロフィールに書いていたらおかしいだろう。

作品はこちら。「書道家」を名乗って間がないのか、あまり多くはない。

ギャル書道家なちゅ-ボディ書道 制作実績

ボディ書道というのは、女性の体に書くことらしい。体に字を書くと、どう見ても耳なし芳一にしか見えないのが悲しいところだ。instagramの方にも半紙に書いた作品があるが、はっきり言って素人の字である。

nachudechutoshitewa:instagram

もともと「書道家」とか「書家」なんて肩書はダサいのである。自覚がない人もいるが、本物の書道家を名乗る人は、「文人」か「芸術家」、もしくは「教育者」「学者」などと呼んでほしいのに、やむなく「書道家」とか「書家」を名乗っているのである。

なちゅさんには「書道家」という言葉の持つダサさを極めて、この肩書を地面に叩き落とすことを期待している。
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気がついたら、Ubuntuを使い始めて一年余りが過ぎた。

僕のPCは、現在のところWindowsXPとUbuntu14.04LTSのデュアルブートになっている。WindowsXPはもともと保険のために残しておいたのだが、OS自体の保守を除いて、Windowsを起動することはなかった。

僕のPCの用途では、ほとんど代替のソフトウェアかブラウザで使えるWebアプリで済んでいる。代替のソフトウェアはUbuntuソフトウェアセンターから簡単に探してインストールできるので、Windowsでフリーソフトを探してインストールするよりよほど簡単である。

Evernoteだけはネイティブアプリが無いので使いにくかったが、最近Webアプリが新しくなって、かなり使いやすくなった。

唯一の問題は今まで作った、MSOfficeファイルである。これは、初期状態でインストールされているLibreOfficeやウェブアプリのOfficeOnlineGoogle docsである程度代替できるが、レイアウトが複雑だとどうしても完璧には再現してくれない。

再現性の高いKingsoftOfficeにはLinux版があるので、これを使う手もあるのだが、まだ試していない。日本語化もできるらしい。

OS も無料 Officeも無料 Linux版 Kingsoft Officeを日本語化して業務に使う方法:Windowsはもういらない

ただ、Officeファイル自体、それほど使わなくなった。学校に提出する文書は、文書の持ち出しが禁止されたため、学校の端末からサーバーに保存することが多くなったからである。以前に作成した文書(教材など)は、必要に応じてLibreOfficeで開いて、問題があれば手直しし、LibreOfficeの形式で保存しなおしている。少々面倒臭いが、今のところこれで間に合っている。

OS自体のトラブルは、導入した初期には多かったが、今はほとんどない。LTSという安定したバージョンになったのと、最初は面白がって、余計なことをしがちだったからだろう。

逆にUbuntuにしてよかったということもある。

まず、Webサーバーを構築するのが簡単だったことである。これにより、やたがらすナビを大改造することができた。十周年記念とか言っているが、実はそれが理由だったりする。

もう一つは、emacs(エディタ)とSKK(日本語変換)をインストールしたことである。これでやたナビTEXTの入力をしている。古典文学テキストの入力には、これ以上のものはないと確信している。

この二つはWindowsでもできるが、どちらもUnixが発祥なので、Ubuntuの方がインストールや設定がしやすく、Web上の情報も多い。これらはすべて「面白がって、余計なことをしがち」だった時にやったことである。おかげでずいぶん余計な時間を使ってしまったが、「面白がって、余計なこと」は決して無駄ではなかったと思う。

まあ、人生と同じですな。
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