2016年01月

年の初めだというのに、今月はいろいろありすぎた。申年バンザイ!とても一つに絞れないので、時系列的に並べて、ちょろっとだけ書くことにする。

1/4〜株価ダダ下がり
上がるとも思ってなかったけど、年明け早々こんなに下がるとは思ってもみなかった。

1/6北朝鮮核実験
核兵器を持っていなかったイラクが潰されたんだから、北朝鮮が持っているとアピールするのは当たり前。

1/12イスタンブールテロ
一昨年、僕が泊まったホテル近くのテロでびっくりした。

1/15スキーバス事故
事故との関連はともかく、1規制緩和によるバス会社の乱立・2それによるバス料金と運転手給与の低下・3運転手不足と高齢化、4中国人爆買い需要によるバス不足が原因として疑われてたけど、これらはどう考えても噛み合わない。いくらバス会社が多くても、運転手が足りなくて、需要が増えているなら、料金も賃金も上げられるはずじゃないか。

1/18雪で交通マヒ
普段40分で行ける学校を2時間かかった。普段でさえ満員なのに、間引いたら混乱するのは分かりきったこと。間引き運転が決まったら、鉄道会社が連絡して、各学校、企業が始業時間を遅らせればいいだけの話。
特に学校はそんなこと簡単にできるはず。生徒の安全を考えるなら、早急にルールを作るべきだ。

1/18SMAP解散騒動
正直どうでもいいが、さらにどうでもいい結果に。

1/24 日本出身力士琴奨菊優勝
誰が優勝たってかまわないが、「日本人力士優勝」から「日本出身力士優勝」に変わったのがポイント。日本人力士だと、帰化した旭天鵬の優勝がカウントされるからだ。
帰化した旭天鵬をカウントしないのはどうにも差別くさいが、僕は「日本出身力士」を日本のメディアが応援するのは差別ではないと思う。同じ出身地の力士を応援するのはあたりまえだからである。
将来的に外国出身の日本人力士が優勝したときに、カウントしなければいい。できるかな?

1/28甘利大臣辞任
収賄で辞任したのに、なんかカッコつけたこと言ってたり、花束もらったりしてるのはどうなんだ。異常だよ。

1/28小保方晴子手記出版
僕は小保方さんの一連の件は、すべてコネクションと出来レース:2015年12月26日で書いたことが原因だと考えている。しょうもない手記が出ることで、早稲田大学や理研の責任が目立たなくなるのを懸念する。

1/29マイナス金利
これは、甘利大臣辞任ショックを回避するためのものだろう。おかげで29日の日経平均株価は、とんでもないチャートを形成した。記念に貼っておく。
Nikkei225

マイナス金利はいつかやるだろうと思っていたが、ここで出すのが効果的とは思えない。政権の維持には効果的だったかもしれないけどね。

ベッキー不倫
ベッキーはものすごく真面目な人らしい。真面目な人ほど、こういう問題をこじらせるものだ。

こちらからは以上です。
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国文学研究資料館のデータベースがリプレイスしたというので見てみたら、リプレイスはともかく、「大系本文データベース」が公開休止になってた。

大系本文(日本古典文学)データベース
大系本文(日本古典文学)データベースは、2016年1月29日(金)に公開を休止いたしま した。今後につきましては、出版社と協議中です。

大系本文データベースは、岩波書店の日本古典文学大系(旧大系)の本文データベースで、登録制になっていた。

公開休止の理由はよく分からないが、「出版社と協議中」ということからすると、リプレイスとは関係ないのかもしれない。
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ペルツォフカ冬はウォトカ(その1)冬はウォトカ(その2)の続き。

冬といえばウォトカ(ウォッカ)なんだけど、今年は暖冬で、暮れから年明けにかけてあまり寒くなかった。が、成人の日を過ぎて、さすがにかなり寒くなってきた。明日(今日)は雪が降ると予想されている。

こんなときは唐辛子ウォトカ、横山剣、もとい、モデナの剣、もとい、〈ウクライナの剣〉ことペルツォフカに限る。

というわけで、先日オホートニチヤを買った店で買ってきた。お作法通り、冷凍庫でキンキンに冷やしてから飲む。

冬はウォトカ(その2)で、「相当辛そうに見えるが、ピリっと来る程度で実はたいしたことない」と書いたが、あらためて飲んでみると、思っていたより辛い。より辛くなったのか、以前飲んだとき―何しろ15年ぐらい前である―の記憶が薄れたのか、定かではない。

味を喩えるのは難しいが、ウォトカの甘みと唐辛子の辛味が絶妙にマッチしている。辛さは、スナック菓子でいうとカラムーチョ以上、暴君ハバネロ以下。口の周りが、ピリピリする。単純な唐辛子の辛さではなく、複雑玄妙な辛さである。

アルコールは35%なので、普通のウィスキー(40%)よりも軽い。キンキンに冷やしているにも関わらず、辛いので、少々飲んだだけで、体がポカポカと温まってくる。

これにも、以前は付いていなかった、成分表示が付いていた。
ペルツォフカ(成分表示)

ラベルの絵になっている赤唐辛子が入っているのは当たり前だが、他に黒胡椒とクベバが入っている・・・って、クベバって何だ?

クベバ:すぱいす工房BONGA
コショウ科と同種のツル性植物で、ヒッチョウカの実。
スマトラ、ペナン、ニューギニアに自生します。
見た目がブラックペッパーと良く似ていますが、実に小さな尻尾がついています。種子の中身はほとんどが空洞で、ブラックペッパーよりもずっと辛く、強い香りがします。

やはり胡椒の親戚筋のスパイスらしい。で、さらに興味深い記述が・・・。
身体を温める効果があるといわれ、咳止め、気管支炎、副鼻腔炎、のどの炎症に効果があるといわれています。

かつて僕は風邪をひくとこれを飲んでいた。効くと知っていたわけではない。ただ、なんとなく体が温まるので飲んでいたのだが、風邪に効く(と言われる)成分が入っていたのだ。

さて、実は先週から、シュラフ(寝袋)で寝ている。布団を打ち直しに出してしまったので、寝る布団がないのである。シュラフで寝ているというと、寒さを心配されるが、顔のまわりまで密封されているので実は暖かい。体の動きが制限されるのと、屁をこくと顔の方に上がってくるのを除けば、それほど悪い寝心地ではない。

ペルツォフカを飲んで、シュラフに入る。これが最高に気持ちいい。というわけで、おやすみなさい。

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『十訓抄』の「第六 忠直を存ずべき事」6-24に、短いけどちょっと面白い記事があった。

6の24 およそ攘災はかりごと信力には過ぐべからず・・・

まず、『十訓抄』作者は、「災難に立ち向かうには、信心に過ぎたるはない。兵力では役に立たない」という。そりゃそうだ。
およそ、攘災、はかりごと、信力には過ぐべからず。千万の兵、大刀・鋒を捧げたりとも、そのせんなかるべし。

その例証として、平家の侍が上洛するときに、難波三郎経房という男が雷に打たれたが、同行していた安芸前司能盛・越中前司盛俊は無事だったという話を挙げている。

では、なぜ経房だけが雷に打たれたのか?

経房、もとより仏神の行方も知らざりけり。太刀ぬきて、肩にかかげたりけりけり。けれども、しいだしたりけることもなかりけり。

そりゃ、そんなことしたら雷落ちますがな。

なんでそんなバカなことをしてたのかと思ったら、新編日本古典全集『十訓抄』(浅見和彦校注・訳 小学館)の頭注に書いてあった。
当時、雷が鳴ると、抜刀して警護することが多かった。

そんな役だけはやりたくないものだ。くわばら、くわばら・・・。
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というわけで、(贔屓(ひいき)の引き倒し:2016年01月10日参照)、東海寺大山墓地へお参りしたのだが、これは国学の大家、賀茂県居主人、すなわち賀茂真淵先生の墓にお参りするためと、正月明けで体がなまっていたからである。

東海寺大山墓地はJR大崎駅から15分ほど歩いたところにある。ここには、真淵の他、沢庵和尚・本居内遠服部南郭等の墓がある。国文学徒は必ずお参りしなければならない墓地である。

で、賀茂真淵墓はこちら。
賀茂真淵墓

左の「賀茂県主大人墓」という字は、加藤千蔭によるものらしい。このそばに加藤千蔭の書いた碑があるそうだが、全然気づかなかった。

墓の写真なんて、そう変化のあるものではない。他の墓をご覧になりたければ、以前に行ったときの記事を参照されたい。
東海寺大山墓地に行ってきた(その1):2009年07月24日
東海寺大山墓地に行ってきた(その2):2009年07月25日
東海寺大山墓地に行ってきた(その3):2009年07月26日

さて、この墓地には長州ファイブの一人、鉄道の父井上勝の墓もあるのだが、
井上勝墓

そのすぐ近くに、前回来た時にはなかった新しい墓があった。デザインは現代的で、ピカピカに輝いてる。何より沢山の花が供えられているのが目を引く。
島倉千代子墓

表には、戒名と「こころ」という文字が刻まれている。戒名でなんとなく分かったが、後ろに回って、誰の墓か判明した。
島倉千代子墓(後)

島倉千代子墓碑陰

島倉千代子である。島倉千代子は品川区の出身だから、ここに墓があっても不思議ではない。

しかし、「島倉忍」は誰だろうと思ってたら、ちゃんとWikipediaに書かれていた。
1963年、25歳、父・寿雄が他界。悲しみにくれる中、支えてくれた元阪神タイガースの藤本勝巳と母親の反対を押し切り結婚。結婚前に妊娠したが中絶、結婚後も二人をもうけたが中絶した[5]。後年、この三人の子を合わせて「忍」と名付け、その名を小さな地蔵に付けて肌身離さず持ち歩いた。忍の名は、島倉の墓碑にも千代子と並んで刻まれている。島倉千代子:Wikipedia

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去年の暮れに「贔屓(ひいき)」という言葉が、もとは石碑の下にいるガメラみたいな怪獣の名前だと知って、おおいに驚いた。いままで、幾度となく石碑を背負うガメラを見てきたのに、なんで名前を気にしなかったのだろう。

後で調べてみたら、Wikipediaにもちゃんと書いてあった。

贔屓:Wikipedia
贔屓(ひいき・びし、拼音:Bixi、正字体:贔屭)は、中国における伝説上の生物。石碑の台になっているのは亀趺(きふ)と言う。

なぜ、これが「ひいき」の意味になったかまで書いてある。
日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、その者のためにはならない」という意味の諺だが、その由来は、柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに他ならない。

この贔屓、中国の巨大な石碑の下には必ずといっていいほどいるが、日本の石碑ではあまり見ない・・・と、思ってたら、先日散歩で東海寺大山墓地(東京都品川区)に行ったら、沢庵和尚の墓の近くにいた。「開山沢庵和尚塔銘」という、普通の墓石ほどのこじんまりとした石碑である。
贔屓1

贔屓2

小さいけど、なかなか立派な贔屓である。

そこから、品川神社まで歩いて行った。鳥居の前に立って、ふと門柱を見たら、門柱の下の石が不自然な配置になっていることに気づいた。
品川神社門柱1

品川神社門柱2

明らかに、頭、手足と甲羅を、色の違う石を使って表現している。かなり抽象的な贔屓である。

品川神社の門柱は、これまで何度も見てきて、ただ「デカいなぁ」とは思っていたが、門柱の下のカメさんには気づかなかった。気にすると、今まで見えなかったものが見えてくるものである。
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学校はまだ始まっていないが、いつまでも正月気分ではいけない。あなた待つのも松の内。というわけで、松の内の間にやたがらすナビの今年の展望を掲げておく。

やたナビTEXTは、『今昔物語集』本朝部と『十訓抄』は今年の夏までに終える予定である。もちろん、『今昔物語集』は続けて天竺部・震旦部を入力する。『十訓抄』の次は、まだ考えていない。

基本的にテキストが入手難の作品であることと、説話集かそれに準ずるものが条件だが、『今昔物語集』も『十訓抄』も漢字片仮名交じりなので、片仮名にはいい加減飽きてきた。

同時に『宇治拾遺物語』をバージョンアップしたい。『宇治拾遺物語』のテキストは、僕が二十代のころ入力したもので、他のテキストと形式が違っている。また、入力ミスも散見される。間違いを修正しながら、他と同じ校訂本文と翻刻という形式に直す。

すでに作業は進んでいて、まずテキストの修正だけをしたものをVer1.1にする。これは近い内できるはず。そして、他のテキストと同じ、校訂本文と翻刻という形式にしてVer2.0にする予定である。長いので、Ver2.0が完成するのは来年になると思う。

古今著聞集』は入力途中で止まっている。これは、『古今著聞集』の本文作成をしたいという人が現れたためで、現在は準備中である。

それとは別に、何か新しい企画を始めたい。今、漠然と考えているのは、古典文学に登場する場所や物の写真集である。図鑑のような形にしたいと思っている。これも、テキスト同様クリエイティブ・コモンズBY-SAライセンスで公開するつもりだが、どうやって作品とリンクさせるかなどを考えている。

一人でやっているサイトなので、一年でできることは限られる。やりたいことはいくらでもあるが、できることは甚だ少ない。
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冬はウォトカ(その1):2016年01月04日の続き。

オホートニチヤ(ハンターウォッカ)については、前のエントリで書いたが、それ以外のロシアンウォトカを紹介しよう。

まずは、定番、「ストリチナヤ」。

ウォトカといえば、ストリチナヤ。ウォトカ本来の味わいが楽しめる純粋なウォトカ。なので、カクテルベースによく使われるが、ストレートでその甘みを楽しむのがオススメ。冷凍庫でキンキンに冷やして飲みましょう。
かつては、これよりもちょっと度数の高いストロワヤというのもあったが、現在輸入されていないらしい。

ウォトカの常識を覆す「スタルカ」。

味も色もブランデーに近いので、これ飲んでウォトカだと思う人はまずいないだろう。ブランデーに比べると、ちょっと甘く、安っぽい感じもするが、暫く飲むと「これはこれでいいじゃん」という気持ちになる。
ハイボールでも行けそうな気がするが(やったことないので自己責任でどうぞ)、冷凍庫でキンキンに冷やして飲みましょう。

ピリッと辛い「ペルツォフカ」。

ラベルの絵で分かるように、唐辛子を漬け込んでいる。別名「ウクライナの剣」とかいうそうで、ラベルも色も相当辛そうに見えるが、ピリっと来る程度で実はたいしたことない。風邪を引いた時に飲むと、体が温まり、治ったような気がする。気がするだけだけど。
もちろん、冷凍庫でキンキンに冷やして飲みましょう。

爽やか「クバンスカヤ」。

オレンジピールなどで柑橘類の香りが付けてある爽やか系。といっても、それほど強い香りではないので、カクテルベースにしてもいい。
でも、やっぱり冷凍庫でキンキンに冷やして飲みましょう。

レモン味の「リモーナヤ」。

説明不要のレモン風味なんだけど、僕はあまり好きじゃない。色も何だかウソ臭い。ストリチナヤに本物のレモン垂らしたほうが(やったことないけど、たぶん)うまい。
まあ、とりあえず、冷凍庫でキンキンに冷やして飲みましょう。

ロシアではなくポーランドだけど、「ズブロッカ」。

ポーランドに自生する、バイソングラスなる草を漬け込んだウォトカで、瓶にわらしべみたいなのが一本入っている。日本人にはおなじみ、桜餅の香り。だから、これをまずいと言う日本人には会ったことがない。
ロシアンウォトカは資本主義的に堕落したラベルになったが、これは瓶まで堕落してしまい、なんだかオシャレ瓶に入っている。
もちろん、冷凍庫でキンキンに冷やして飲みましょう。

こちらもポーランド、スピリタス。

ほぼ単なるアルコール。火気厳禁の96度ウォトカ。裸火を近づけると、マジで爆発するのでご用心。

これは様々な用途がある便利ウォトカだ。そのまま飲むと、生まれて初めて酒を飲んだときのショックが味わえる。雪山で遭難して凍死しそうなときは、飲んでよし、燃やして暖をとるもよし。もちろん、傷の消毒にも使える。夏はお肌に塗ってひんやりと。集団予防接種の懐かしい思い出がよみがえる。

そして何より、水でおもいっきり薄めれば、アラ不思議、いくら飲んでも減らない養老の滝。貧乏人にオススメ。

それにしても、どれも高くなったなぁ。
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オホートニチヤ大晦日に正月用の酒を買いに酒屋へ行って、何気なくウォッカ(以下ウォトカ)のコーナーを見たら、これがあった。オホートニチヤ(ハンターウォッカ)である。

実はロシアンウォトカが好きなのだが、いままで一度もブログで言及してこなかったのは、ここ10年以上、ほとんどのロシアンウォトカが入手困難だったからである。中でも、このオホートニチヤが好きで、ロシアに行かない限り、もう一生飲めないんじゃないかと思っていた。

昔と違い、ラベルが資本主義的にハデになっている。金色の部分は、昔は黄土色だった。やはりロシアのウォトカは、共産主義風味の、薄くて艶のないラベルでないと気分が出ない。

ちょっと出世した昔の友人にでも会ったような気持ちで、レジに持っていった。値段は1600円。かつて飲んでいた時は900円ぐらいだったはず。これまたずいぶん出世したものだ。

家に持って帰って、早速冷凍庫に入れる。ロシアンウォトカは、冷凍庫に入れてキンキンに冷やして、ストレートで飲むのがセオリーである。アルコール度数が高い(オホートニチヤは40%)ので凍ることはない。舌触りがとろっとして、とてもうまい。

ウォトカは混ぜもので味が変わってくる。ワインの銘柄のような微妙な違いではなく、全く別の味の飲み物になる。焼酎と梅酒のような関係といえば分かりやすいだろう。オホートニチヤは様々な木の実などを漬け込んで作られていて、味ちょっと電気ブランに似ている。様々なスパイスが効いていて、独特の香りと刺激がある。

かつて飲んでいた時は、「狩人の革袋にあった木の実を漬け込んだウォッカ」とか伝説みたようなことが書いてあって、具体的な「木の実」が何だか分らなかったが、今のものには後ろのラベルにちゃんと書いてある。
オホートニチヤ成分表示

何が入っているか分からない怪しさがたまらない魅力だったのだが・・・。
軟水・蒸留エチルアルコール、スピリッツ浸出エキス(生姜・コーヒー豆・アニスの実(八角)・クローブ・アンゼリカの根・タチキジムシロの根・黒胡椒・唐辛子・ネズトショウ・オレンジとレモンの乾燥ピール)ブランデー・砂糖・カラメル色素

いや、書いてあってもやっぱり怪しい。ほとんど漢方薬だ。

たしかに八角やクローブの香りがするような気がするが、複雑玄妙に混ざっているから、言われないと分からない。「ネズトショウ」はジンの風味付けに使われるもの。「アンゼリカの根・タチキジムシロの根」になると、なんだかよく分からない。たぶん魔法使いの婆さんが、薄暗い地下室で作っているのだろう。

これをチビリチビリと飲むと、キンキンに冷やしているにも関わらず、体が温まってくる。昔は安かったから、これでクルクルパーになったりしたものだが、今はもったいないからチビチビやる。なんだか、かえって健康になった気がする。

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
中川聡

登ってみた

なお、写真はハワイで見つけた、ガジュマルの木にぶら下がる珍しいサルです。
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