今年も無事にブログ強化月間のカレンダーを埋めることができた。
去年もそうだったが、今年は途中で政治的なイベントが多かったから、その点ではだいぶ助かった。ただ、個人的に展覧会などに行くヒマがなかったので、ネタがなくなったときには少々困って、随分前に書いた書きかけのネタを出した日もあった。7月29日に雪の日の話が書いてあるのはそのためである。
政治的なイベントといえば、今日は都知事選挙の投票日である。8時の投票締め切りの時点で結果が出た。小池百合子氏が次の僕の上司になることが決定した。
考えてみると、東京都知事ぐらい特殊な仕事はない。日本の首都であり、大変な権力を持っている。よく知られているように、予算も小さな国一国ぶんぐらいあるほど膨大である。
ところが、実は、都民の多くは都政にあまり関心がない。自治体にしかできないインフラの整備などは、当たり前だが日本一だからそのままで満足度は高い。それ以外は、民間のサービスが充実しているから、都のサービスを受けること自体が他の道府県の人に比べて少ない。都民は自分で思っている以上に都政に関心がない。
だから、はっきり言ってしまうと、強大な権力を与えるにも関わらず、都民の大多数にとって、「都知事なんか誰でもいい」のである。結局、都知事選挙は単なる人気投票になってしまう。
しかし、民間のサービスを使えるのは、ある程度豊かな人に限られる。インフラだって、離島や多摩地区のはしっこには、まだまだ行き届かないところもある。都民全体からみたら少数かもしれないが、本来そういう人のために都政はある。
僕の関係では、今後、都立の定時制高校が三校減らされる予定がある。たしかに、定時制高校は生徒数が減少しているし、夜間の授業だからコストがかかる。しかし、いまだに定時制にしか行けない生徒もいるのだ。仕事が終わった後に行く学校だから、あまり遠い学校には行けない。生徒数が減ったから、金がかかるから、代替の学校を作ったからといって、やたらと廃止にしていいものではない。
少数派は票にはならず、本当は都政なんかどうでいい多数派が、印象だけで投票する。そして、多数派のごきげんを取った人が知事になる。僕が石原都政をよく言わないのは、彼が少数派を切り捨て続けてきたからである。石原氏は、弱い者を切り捨てて、強い者のごきげんを取る天才だった。
小池百合子氏がどんな都政をするかはまだ分からない。東京都の出先機関の非正規職員として、注視していこうと思う。
去年もそうだったが、今年は途中で政治的なイベントが多かったから、その点ではだいぶ助かった。ただ、個人的に展覧会などに行くヒマがなかったので、ネタがなくなったときには少々困って、随分前に書いた書きかけのネタを出した日もあった。7月29日に雪の日の話が書いてあるのはそのためである。
政治的なイベントといえば、今日は都知事選挙の投票日である。8時の投票締め切りの時点で結果が出た。小池百合子氏が次の僕の上司になることが決定した。
考えてみると、東京都知事ぐらい特殊な仕事はない。日本の首都であり、大変な権力を持っている。よく知られているように、予算も小さな国一国ぶんぐらいあるほど膨大である。
ところが、実は、都民の多くは都政にあまり関心がない。自治体にしかできないインフラの整備などは、当たり前だが日本一だからそのままで満足度は高い。それ以外は、民間のサービスが充実しているから、都のサービスを受けること自体が他の道府県の人に比べて少ない。都民は自分で思っている以上に都政に関心がない。
だから、はっきり言ってしまうと、強大な権力を与えるにも関わらず、都民の大多数にとって、「都知事なんか誰でもいい」のである。結局、都知事選挙は単なる人気投票になってしまう。
しかし、民間のサービスを使えるのは、ある程度豊かな人に限られる。インフラだって、離島や多摩地区のはしっこには、まだまだ行き届かないところもある。都民全体からみたら少数かもしれないが、本来そういう人のために都政はある。
僕の関係では、今後、都立の定時制高校が三校減らされる予定がある。たしかに、定時制高校は生徒数が減少しているし、夜間の授業だからコストがかかる。しかし、いまだに定時制にしか行けない生徒もいるのだ。仕事が終わった後に行く学校だから、あまり遠い学校には行けない。生徒数が減ったから、金がかかるから、代替の学校を作ったからといって、やたらと廃止にしていいものではない。
少数派は票にはならず、本当は都政なんかどうでいい多数派が、印象だけで投票する。そして、多数派のごきげんを取った人が知事になる。僕が石原都政をよく言わないのは、彼が少数派を切り捨て続けてきたからである。石原氏は、弱い者を切り捨てて、強い者のごきげんを取る天才だった。
小池百合子氏がどんな都政をするかはまだ分からない。東京都の出先機関の非正規職員として、注視していこうと思う。