中国旅行ネタをもう少し書かなきゃならないんだけど、3月も今日で終わりなので、お約束の今月の総括。
森友学園の籠池氏の証人喚問は、飛行機の中にいたので、見ることができなかった。気がついたら、「忖度」という言葉が流行っていた。
僕はこの件は、最初から、籠池氏から役人なり政治家なりに賄賂が渡っているというような問題ではないだろうと思っていた。動く金がショボすぎる。この程度の金のために、危険を犯して賄賂を受け取る政治家や役人などまずいないだろう。
しかし、実際に起きたことは、国有地の大幅なダンピング、認可基準の変更など、もしこれを賄賂でやったら、握らせる人数が多すぎて、とても出来そうにない。金もかかるし、バレやすくもなる。賄賂以上の力を持っているのが忖度だったというわけだ。
賄賂と違って、忖度は犯罪ではない。それどころか、僕たちは忖度の中で生きている。だから、忖度が悪いなんて誰も思っていない。ところが、今回はそれが問題になっている。なぜだろう。
野球に例えてみよう。アウトかセーフか、非常に微妙なクロスプレイがあったとする。その時、審判はどう判断するか。
ものすごい形相で必死にランナーが走って来たら、ついセーフにしてしまうし、余裕ぶちかまして来たら、アウトにしたくなる。その他、個人的な好みやゲームの流れなどでも忖度するだろう。人間とはそういうものだ。意識的か無意識かを問わず、瞬時に忖度しているのである。
しかし、それが通用するのは、微妙なクロスプレイだからである。微妙でない場合、例えば、明らかにアウトなのに、忖度してセーフにしたら、単なるルール違反で、スポーツとして成立しない。
今回の忖度の問題点は、忖度でそれまでのルールを変えてしまったことである。だが、このような忖度によるルール変更は、大なり小なり僕達の社会の至る所で見ることができる。森友学園や役人・政治家だけの問題ではない。
もう一つの問題は、その忖度が森友学園の特殊な教育によるもので、それに多くの有力な政治家が信用を与えてしまったということだ。
常識的に考えれば、少子化の時代に新しい小学校を作る必要はない。ある程度遠距離でも通える高校や大学ならまだしも、近所からしか通えない小学校で、進学実績もなく、そのうえ特殊な教育をしてる学校がうまく経営できるはずがない。普通であれば、認可など下りないのが当然だ。
そこに忖度の力でルールを曲げてしまった源泉が、安倍首相を筆頭とする、特殊な教育に賛同する政治家たちである。
おもしろいことに、この連中は、森友学園の特殊な教育に賛同しておきながら、風向きが変わったら、急に逃げ出した。もともと忖度などという、フワフワした得体の知れないものに頼ってきた連中だから、風向きとともに飛んで行ってしまうのである。
森友学園の籠池氏の証人喚問は、飛行機の中にいたので、見ることができなかった。気がついたら、「忖度」という言葉が流行っていた。
僕はこの件は、最初から、籠池氏から役人なり政治家なりに賄賂が渡っているというような問題ではないだろうと思っていた。動く金がショボすぎる。この程度の金のために、危険を犯して賄賂を受け取る政治家や役人などまずいないだろう。
しかし、実際に起きたことは、国有地の大幅なダンピング、認可基準の変更など、もしこれを賄賂でやったら、握らせる人数が多すぎて、とても出来そうにない。金もかかるし、バレやすくもなる。賄賂以上の力を持っているのが忖度だったというわけだ。
賄賂と違って、忖度は犯罪ではない。それどころか、僕たちは忖度の中で生きている。だから、忖度が悪いなんて誰も思っていない。ところが、今回はそれが問題になっている。なぜだろう。
野球に例えてみよう。アウトかセーフか、非常に微妙なクロスプレイがあったとする。その時、審判はどう判断するか。
ものすごい形相で必死にランナーが走って来たら、ついセーフにしてしまうし、余裕ぶちかまして来たら、アウトにしたくなる。その他、個人的な好みやゲームの流れなどでも忖度するだろう。人間とはそういうものだ。意識的か無意識かを問わず、瞬時に忖度しているのである。
しかし、それが通用するのは、微妙なクロスプレイだからである。微妙でない場合、例えば、明らかにアウトなのに、忖度してセーフにしたら、単なるルール違反で、スポーツとして成立しない。
今回の忖度の問題点は、忖度でそれまでのルールを変えてしまったことである。だが、このような忖度によるルール変更は、大なり小なり僕達の社会の至る所で見ることができる。森友学園や役人・政治家だけの問題ではない。
もう一つの問題は、その忖度が森友学園の特殊な教育によるもので、それに多くの有力な政治家が信用を与えてしまったということだ。
常識的に考えれば、少子化の時代に新しい小学校を作る必要はない。ある程度遠距離でも通える高校や大学ならまだしも、近所からしか通えない小学校で、進学実績もなく、そのうえ特殊な教育をしてる学校がうまく経営できるはずがない。普通であれば、認可など下りないのが当然だ。
そこに忖度の力でルールを曲げてしまった源泉が、安倍首相を筆頭とする、特殊な教育に賛同する政治家たちである。
おもしろいことに、この連中は、森友学園の特殊な教育に賛同しておきながら、風向きが変わったら、急に逃げ出した。もともと忖度などという、フワフワした得体の知れないものに頼ってきた連中だから、風向きとともに飛んで行ってしまうのである。