毎年6月は休みがほとんどないのにイベントが多くて忙しい月なのだが、それに加えて、今年は久しぶりに国語を担当しているため、考査をやらねばならず、ブログの更新がほとんどできなかった。
政治的には、共謀罪(テロ等準備罪)の可決成立という大イベントがあったし、昨年の安保法案同様、デモにも行きたかったのだが、そんな余裕はまるでなかった。その後の加計学園だとか、ともちゃんの失言とか、言いたいことは山ほどあるが、残念ながら今それをまとめている余裕はない。
共謀罪に関していうと、政府は共謀罪をテロの防止に必要なものとして、国民に説明してきた。では、テロ対策は行われているのだろうか。
たとえばアメリカは入国をひどく面倒くさくして、テロ対策をしている。渡航前に面倒くさい上に金がかかるESTAに登録しなければならず、入国時にすべての指の指紋を取られる。ついにはSNSアカウントまで提供を求められるようになった。
中国は入国してからが面倒くさい。ホテルに泊まる時、パスポートを提示しなければならないのは昔からだが、それ以外にも提示しなければならない場所が多くなった。
たとえば、高鉄(新幹線)のチケットを取る時も、パスポートを提示しなければならない。どうせ形式的なものだろうと思いきや、チケットにちゃんとパスポート番号の一部と名前が刻まれている。

これは、高鉄だけではなく、バスもそうだし、入場券が必要な名所に入る時も必要になる。今年の3月に行った紹興では、魯迅故居などの入場料が無料になっていたが、その代わりパスポートを提示する必要があった。
中国人ならOKかというと、そんなことはない。彼らは中国政府から発行された身分証を持っていて、それを提示しなければならない。日本でいうマイナンバーカードだが、それよりもはるかに多機能らしい。
昨年行った北京では、地下鉄に乗るのに荷物検査、天安門広場に行く歩道で荷物検査、故宮博物院でもパスポートの提示と荷物検査、ウザいことこの上ない。面倒くさいが、これが中国のテロ対策である。
これらの状況からみると、日本のテロ対策は、やっているという気がしない。実際ほとんどやっていないのだろう。
日本もアメリカや中国のようにすべきだというのではない。むしろ、そんな面倒なことはない方がいい。だが、どう見てもたいしたテロ対策をやっていないのに、テロ対策のための法律が必要だといわれても、全く説得力を感じないのである。
政治的には、共謀罪(テロ等準備罪)の可決成立という大イベントがあったし、昨年の安保法案同様、デモにも行きたかったのだが、そんな余裕はまるでなかった。その後の加計学園だとか、ともちゃんの失言とか、言いたいことは山ほどあるが、残念ながら今それをまとめている余裕はない。
共謀罪に関していうと、政府は共謀罪をテロの防止に必要なものとして、国民に説明してきた。では、テロ対策は行われているのだろうか。
たとえばアメリカは入国をひどく面倒くさくして、テロ対策をしている。渡航前に面倒くさい上に金がかかるESTAに登録しなければならず、入国時にすべての指の指紋を取られる。ついにはSNSアカウントまで提供を求められるようになった。
中国は入国してからが面倒くさい。ホテルに泊まる時、パスポートを提示しなければならないのは昔からだが、それ以外にも提示しなければならない場所が多くなった。
たとえば、高鉄(新幹線)のチケットを取る時も、パスポートを提示しなければならない。どうせ形式的なものだろうと思いきや、チケットにちゃんとパスポート番号の一部と名前が刻まれている。

これは、高鉄だけではなく、バスもそうだし、入場券が必要な名所に入る時も必要になる。今年の3月に行った紹興では、魯迅故居などの入場料が無料になっていたが、その代わりパスポートを提示する必要があった。
中国人ならOKかというと、そんなことはない。彼らは中国政府から発行された身分証を持っていて、それを提示しなければならない。日本でいうマイナンバーカードだが、それよりもはるかに多機能らしい。
昨年行った北京では、地下鉄に乗るのに荷物検査、天安門広場に行く歩道で荷物検査、故宮博物院でもパスポートの提示と荷物検査、ウザいことこの上ない。面倒くさいが、これが中国のテロ対策である。
これらの状況からみると、日本のテロ対策は、やっているという気がしない。実際ほとんどやっていないのだろう。
日本もアメリカや中国のようにすべきだというのではない。むしろ、そんな面倒なことはない方がいい。だが、どう見てもたいしたテロ対策をやっていないのに、テロ対策のための法律が必要だといわれても、全く説得力を感じないのである。