今月、金融庁から、年金だけでは2000万円足りないという報告書が出た。麻生財務大臣は自分が作らせた報告書を受け取らないという、アクロバティックな対応で乗り切ろうとしている。すでに出た報告書を受け取らないとは不思議なこともあったものだ。さしずめ、レポートは提出されたけど、内容が気に食わないから受け取らないということか。受け取ってから評価するのが常識だ。そんな常識すら通じないのが今の内閣である。
「年金だけでは2000万円足りない」と聞いたほとんどの人は、「知らなかった!足りないのか!」ではなく、「やっぱり足りないのか」という気持ちだったのではないか。将来年金がまともに出なくなるだろうという話は20年以上前からあった。非正規労働で国民年金の人も多くなっているし、これだけ少子化が進んでいるのだから、老後年金だけで生活ができると思っていた人は、よほど浮世離れした人だろう。
つまり、報告書は驚くべき事実を知らせてくれたのではなく、誰もがなんとなく予想していたことを裏付けてくれたのである。だから、麻生大臣が受け取ろうが受け取るまいが関係ない。いくら火消しにかかってもムダである。
さて、アホな政治家はほおっておいて、問題は老後の2000万円である。「今まで払ったのだからなんとかせよ」と政府にクレームを付けることは当然すべきだ。しかし、それとは別に、どうせどうにもならないのだから、老後の2000万円をなんとかしなければならない。
40歳以下の若い人たちはあまり心配する必要はないと思う。そのころの日本がどうなっているか、誰にもわからないし、まだまだ先が長いから、お金の勉強をちゃんとすれば、老後の2000万円はそれほど難しい数字ではない。僕は若い人には楽観的なので、ほとんどの人は大丈夫だろうと思っている。
40歳以上の人で、特に資産らしきものがない人は大変だが、それでも老後のリスクを減らす方法はある。それは思ってもみないところにあることが多いから、「もうダメだ」と諦めてはいけない。「思ってもみないこと」を探して、したたかに生きるしかない。
大事なことは、国の言うことなど、一つとして当てにならないということを肝に銘ずることである。どんな政府だろうと信用してはいけない。まして、すでに出た報告書を受け取らないなどという意味不明な対応をする政府は、絶対に信用してはいけない。
さて、明日から7月である。そう、毎年恒例のアノ月がやってきた・・・。
「年金だけでは2000万円足りない」と聞いたほとんどの人は、「知らなかった!足りないのか!」ではなく、「やっぱり足りないのか」という気持ちだったのではないか。将来年金がまともに出なくなるだろうという話は20年以上前からあった。非正規労働で国民年金の人も多くなっているし、これだけ少子化が進んでいるのだから、老後年金だけで生活ができると思っていた人は、よほど浮世離れした人だろう。
つまり、報告書は驚くべき事実を知らせてくれたのではなく、誰もがなんとなく予想していたことを裏付けてくれたのである。だから、麻生大臣が受け取ろうが受け取るまいが関係ない。いくら火消しにかかってもムダである。
さて、アホな政治家はほおっておいて、問題は老後の2000万円である。「今まで払ったのだからなんとかせよ」と政府にクレームを付けることは当然すべきだ。しかし、それとは別に、どうせどうにもならないのだから、老後の2000万円をなんとかしなければならない。
40歳以下の若い人たちはあまり心配する必要はないと思う。そのころの日本がどうなっているか、誰にもわからないし、まだまだ先が長いから、お金の勉強をちゃんとすれば、老後の2000万円はそれほど難しい数字ではない。僕は若い人には楽観的なので、ほとんどの人は大丈夫だろうと思っている。
40歳以上の人で、特に資産らしきものがない人は大変だが、それでも老後のリスクを減らす方法はある。それは思ってもみないところにあることが多いから、「もうダメだ」と諦めてはいけない。「思ってもみないこと」を探して、したたかに生きるしかない。
大事なことは、国の言うことなど、一つとして当てにならないということを肝に銘ずることである。どんな政府だろうと信用してはいけない。まして、すでに出た報告書を受け取らないなどという意味不明な対応をする政府は、絶対に信用してはいけない。
さて、明日から7月である。そう、毎年恒例のアノ月がやってきた・・・。