2019年10月

先日、父の快気祝いで埼玉の実家に行ったので、ついでに川越祭を見てきた。子供の頃には何度か行ったが、数十年ぶりである。

川越祭はばかでかい山車で有名である。
日本武尊
一番上に人形が乗っていて、その下でお囃子と舞がある。人形は歴史上の人物や舞楽の登場人物になっているらしい。正確な大きさは分からないが、屋根の上でも十分顔がわかるので、かなり大きいのだろう。上の写真に乗っているのは日本武尊。

お囃子と舞はこんな感じ。これは狐で、所作が面白いから子どもたちに大人気。
狐
おかめ。
おかめ
ひょっとこ。
ひょっとこ
これは何だろう?癋見(べしみ)かな。
癋見?

この山車は車から上が回転するようになっていて、路をすれ違うときに、正面どうしを向けて対決する。といっても勝ち負けがあるわけではないらしい。人形のテーマがさまざまなので、時空を超えた対決が見られる。

日本武尊(左)VS徳川家康(右)の時代を超えた対決とか・・・
日本武尊VS家康
納曽利(左)VS太田道灌(右)の国際対決とか・・・
太田道灌VS納曽利
家光(左)VS家康(右)の世代間対決とか・・。なんとなく想像はつくと思うが秀忠の山車はない。
家康と家光
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僕は年に数回、レンタカーを借りる。一番多いのがトヨタ・ヴィッツクラス(軽の一つ上のクラス)で、あとは用途によって変える。いつも使うのがニッポンレンタカーなので、同じクラスでも何が来るか分からない。

車が出払っていると、一つ上のクラスが来たりすることもある。ヴィッツクラスだと、一つ上はホンダ・フィットとかスズキ・スイフトとかで、一応上ではあるが大差ない。レンタカー会社でバイトしていた友人によると、なんらかの理由で車がないときは上のクラスが来るそうだ。もちろん値段は予約したクラスのものになる。

最近、どういうわけだか思いがけないのが連続して来ている。どうも、レンタカー運がいいらしい。そんな運があるとは知らなかったけど。

最初は4月。小型の冷蔵庫を運ぶために軽のバン(スズキ・エブリィなど)、つまりこんなの↓を注文したら・・・。
エブリィ
前の日にレンタカー屋から電話がかかってきた。

「エブリィが事故で使えなくなったからボンゴでもいいですか?」

ボンゴがピンとこなかったが、どうせ大した違いはないだろうと、とりあえずOKを出したら・・・。
ボンゴ
でかい!

トヨタ・タウンエースと言われれば分かる。ボンゴでピンとくるのはたぶん広島市民ぐらいだろう。ちょっとびびったが、ほぼ同サイズのタウンエースは30年前に乗っていたので、すぐに慣れた。

エブリィクラスの走る棺桶感も好きだが、久々に視点の高い車に乗ると気持ちいい。それはいいのだが、小型冷蔵庫一つにこれではデカすぎる。ちなみに、軽バンのレンタル料金は12時間6,600円で、ボンゴは9,900円(いずれも通常料金)だから、3300円得した勘定になる。

次は8月、墓参りのためヴィッツクラスを注文した。ヴィッツはこれ↓。
Vitz
レンタカー屋へ行って、「車を出しますからちょっとお待ちください」と言われて待っていたら、何だかデカいのが出てきた↓。
スバルXV
スバルXV。それほど大きな車ではないが、何しろ3ナンバー、ヴィッツと比べるとかなりでかく感じる。しかも、噂のアイサイト(衝突防止機能)付きで4WDという豪華仕様。広いし運転も楽だが、スキーにでも行くならともかく、墓参りにはオーバースペックだ。

コックピットには何に使うのかよく分からんスイッチがたくさん付いている。そんなのは使わなければいいだけだが、一番困ったのがサイドブレーキで、どうやら電動で動いているらしく、押したらかかるのか引いたらかかるのか、最後までよく分からなかった。

これ普通に借りたらいくらかかるのか、ニッポンレンタカーのサイトで確認したが、スバル・XVなんか入っていない。一番近いと思われる、カローラフィールダー・ウイングロードクラスが12時間9,350円である。これに4WDオプション(1,650円)がつくので11,000円。ヴィッツが5,500円だからヴィッツ一台分得した勘定になるが、でかいし4WDなので燃費もそのぶん悪い。

今月、またスズキ・エブリィを予約した。するとまた前の日に電話がかかってきた。

「ボンゴでもいいですか?」

ボンゴ2

前回は走る距離が短かったので気が付かなかったが、ボンゴもなかなかガソリンを食う。後で調べてみたら、排気量1800ccだった(タウンエースは1500cc)。やけにパワフルだと思ったらそういうことか。

安い料金でいい車に乗れるのはいいが、ガソリン価格が高騰している昨今、燃費が悪いのは困る。やっぱりレンタカー運としては良くないのかもしれない。
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土曜日の夕方に来た台風19号は、予想通りのバカでかい台風で、多くの被害をもたらした。僕の住む東京都もコースにぶち当たっていて、さすがに少々恐怖は感じたものの、僕にとっては特に何事もなく過ぎ去った。

あ、一つだけ、何故かベランダの非常脱出口が開いていた。普段ピッタリと閉まっているので予想だにしなかったが、台風が過ぎ去ってベランダにポッカリと穴が開いていたのにはびっくりした。
脱出口

さて、それはともかく、今回の台風で一番驚いたのが、台東区の対応である。なんと、避難所に来たホームレスの人を追い返したというのだ。

「お前らは人間じゃないと言われてるようだった」男性は避難場所のすぐ外で台風の夜を過ごした:BuzzFeed
路上生活者の自主避難所利用を拒否した理由として、台東区役所の広報課担当者はBuzzFeed Newsに12日、「住所がない」「避難所は区民の方への施設」ということを挙げた。
「住所不定者の方が来るという観点がなく、援助の対象から漏れてしまいました」と説明したが、路上生活者が避難所を利用できないという判断は、「区の決定」で「災害対策本部の事務局が判断した」とも話している。

はっきり言っておくが、これは差別であり、れっきとした人権侵害である。臭いだの、住所だの、税金がどうのとかいう問題ではない。満員であれば仕方がないが(満員じゃなかったらしいけど)、それならそれで別の避難所を紹介するなど対応すべきである。

こういう差別的な区には近づかないのが吉だ。何しろ、「避難所は区民の方への施設」と言っているのだから、ホームレスだけではなく、外国人も差別するだろう。それどころか他の市町村から来た人も差別するに違いない。万一、台東区にいるときに大地震にでもあって、「あなたは品川区民なので受け入れられません」などと言われて、避難できなかったらたまったもんじゃない。

台東区には、浅草・上野を始めとして、たくさんの観光施設がある。東京の観光リソースの多くが集中しているが、こんなヤバい区には近付かないに限る。国立博物館や東京都美術館に行けないのは残念だけど、仕方がない。死にたくないからね。
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