2020年01月

ここのところ、武漢発の新型コロナウイルスさわぎで持ち切りである。

中国は武漢市を封鎖するという力技を使ったが、感染者は日増しに増えてきて、それと同時に死亡者も増える。中国だけでなく、日本も含めた世界各国で、少しずつ感染者が発見されている。何しろ新型だからワクチンもないし特効薬もない。ついでにデマやら差別やら、ハテにはこれに乗じて憲法改正しようという輩まででてくる。

テレビでは連日これを報道しているが、いくら目を凝らしてみても、新型コロナウイルスの何がヤバいか、イマイチはっきりしない。症状も感染力も致死率も、まだ感染者数が少ないからはっきりしないのだ。だからとにかく防衛するにこしたことはないということになる。中国人観光客がドラッグストアでマスクを爆買いして品薄になっているらしい。

実はヤバいのは病気そのものではなくて、はっきりしないことである。人ははっきりしないことを一番不安に思う。株価や為替の変動を見ていると、それがよく分かる。

はっきりしないのは「新型」だからである。これからいろいろ分かってくると、新型ではないただのコロナウイルスの一種になるだろう。聞くところによると、風邪の原因の2・3割はコロナウイルスで、やはりワクチンも特効薬もないそうだ。たぶん、僕も何度かコロナウイルス由来の風邪にかかったことがあるのだろう。

もちろん、風邪だからといって侮ってはいけないが、所詮は風邪である。そんなに騒ぐほどのものではないだろうし、あと二ヶ月ぐらいして春が来れば終息へ向かうだろうと予想している。
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去年のクリスマスごろ、飛騨へ行ってきた。せっかく行ったのに、竹馬に乗ってコケたというマヌケな記事(白川郷で竹馬に乗った:2019年12月27日参照)しか書いていないことに気づいた。もうちょっとちゃんとした記事が書きたいのだが、一ヶ月以上経って、いろいろ記憶が薄れてしまったので、白川郷の写真でとりあえずお茶を濁すことにする。PCの壁紙仕様にしてあるので、気に入ったらDLして使ってください。

さて、この季節の白川郷といえば、雪に佇む合掌造りの家というイメージだが、何しろ暖冬で、僕が行ったときにはまだ雪が降っていなかった。とはいえ、寒いので霜がきれいに降りている。昔は霜なんか珍しくもなかったが、久しぶりに見るときれいなものだ。
霜(1366x768)
霜(1366x768)
霜(1920x1080)

白川郷はとにかく観光客が多い。写真に観光客を入れないのはなかなか難しい。さらに、家には実際に人が住んでいるので、軽トラが止まってたり普通の物置があったりして、妙なライブ感が出てしまう。「白川郷合掌造り民家園」という合掌造りの古民家を移築した野外博物館もあるのだが、ここは逆に人が住んでいないからライブ感がない。

あちこち歩き回ってやっと撮れたいい感じの写真がこれ。奇跡の一枚である。
合掌造(1366x768)
合掌造(1366x768)
合掌造(1366x768)

白川郷には何軒か入れる家がある。中に入ると家の構造が分かって面白い。中は二階から三階になっていて、一番上では蚕を飼っていたそうだ。一番上の階に上がったら、Windows10のデフォルト壁紙みたいな景色になってた。
windows(1366x768)
windows(1366x768)
windows(1920x1080)

さて、この記事のタイトルは今月の壁紙だが、先月も先々月も「今月の壁紙」はない。以前、毎月やっていたのでその名残である。来月も・・・たぶんないと思う。
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主に妻が使っているThinkpad Edge E535が重い。

このPCは2013年1月に買ったものなので、すでに7年目である。もう買い替えてもよさそうなものだが、大きな不具合もないし、メモリが15GBもあるので、ブラウザを使うとかOfficeを使うとか言った用途では、ほとんどストレスを感じない。

しかし、とにかく立ち上がりが遅い。まともに使えるようになるまで5分以上かかってしまう。その間、PCからカリカリカリカリとひたすらハードディスク(以下HDD)の音が聞こえてくる。時代遅れのHDDをSSDにすれば早くなるのは間違いない。

これを買った当時、SSDはまだ高価だった。その時に比べて、SSDもかなり安くなった。容量単価はHDDと比べてはるかに高いが、ほとんどのデータはNASに入れているので、容量はそれほど必要ない。ただ、以前と違いいろんなメーカーから出ているので、どれにしようか迷う。面倒くさくなったので、僕のPCに採用して今のところ不具合もないSAMSUNG製にした。値段も格安ではないもののお手頃価格だ。

僕のPCに入っているのは、5年半に買った840EVOの120GBである。当時は約1万円。今回のSAMSUNG860EVOは250GBで約5000円である。容量は倍以上になってお値段は半分。5000円で早くなるなら新しいPCを買うよりはるかに安上がりだ。
SAMSUNG860EVO

作業する前に、MSのサポートからWindows10をダウンロードしてインストールディスクを作り、PC内のファイルをNASにバックアップした。古いディスクをそのままコピーする方法もあるのだが、Windows8時代から入っているいらないアプリも多かったので、今回はクリーンインストールすることにした。

レノボのPCは部品交換が容易にできるようになっているそうだ。実際、ネジをはずしてちょっとコジれば、裏蓋が外れてHDDとメモリが現れる。
裏蓋を開けたところ
と、ここまでは何も見ずにできたのだが、HDDがうまく外れない。ネジを二つ外して手前に引けば外れそうに見えるのだが、どんなに力を入れても外れない。レノボのサポートサイトには、各モデルの取り外し方の動画があるのだが、Edge E535のものは見当たらない。

似たような型番の動画をいくつか見て、近いのを見付けた。蓋の位置とネジの数が違うが、形はそっくり。どうやら透明なタブを持って上に引っ張り上げればいいらしい。
HDDの外し方:Lenovo
ビデオどおりやってみた。全く力がいらない。あっけなく外れた。
HDDを外す
次はHDDのまわりのワクを外す。4つネジがあるので、これを外せば簡単に外れる。
HDDn
付いていたのは、WD(Westan Digital)Blueの500GB。Blueは一般PC向けで、うちのNASにはRedが入っている。
WDblue

外したワクにSSDを取り付けて・・・。
SAMSUNG860EVO(裏)
コネクタに差し込んでネジで止め、裏蓋を閉めて終了。HDDの取り外しに少々戸惑ったが、極めて簡単に換装できた。

あとはWindows10をインストールをして、周辺機器の設定、必要なアプリをインストールして完了。再び起動してみると、これまでまともに使えるまで5分以上かかっていたのが、数十秒で終わる。

と、ここで大きなミスに気づいた。Windows10をインストールするときにHome版かPro版を選べるのだが、間違ってPro版を選んでしまったのだ。全ての作業が終わってから、アカウントを確認してみると、赤字で「アクティベーションが済んでいない」と書いてある。

昔はWindowsをインストールすると、本体に貼ってあるシールのライセンスキーというやたら長い文字列を入力しなければならなかった。最近のPCでは、本体内にそれがあって、いちいち入力する必要がない。このPCの場合、それがHome版のもの(購入時に入っていたのがWindows8Homeだったため)なので、Home版しか入れられないのである。

もちろんお金を出せばPro版にアップグレードすることもできるのだが、機能の違いをみるとわざわざお金を払ってまでアップグレードするほどのものではない。ではダウングレードするにはどうすればいいかと思って、いろいろ調べてみたら、

再びクリーンインストール。

ああ・・・。
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やたナビTEXTの『古今著聞集』は2015年1月に作成を始めたのだが、漢文が出てきたり宣命書きがでてきたりで、面倒くさくなってすぐに中止してしまった。その後、一旦やめてしまうとなかなか始められず、五年後の今に至るまでサスペンド状態だった。

しかし、『古今著聞集』といえば、『今昔物語集』・『宇治拾遺物語』と並んで、説話文学を代表する作品である。『今昔物語集』・『宇治拾遺物語』は収録しているのに、『古今著聞集』を入れない手はない。

しかも、有名な作品のわりには、現在入手しやすいテキストといえば、新潮日本古典集成ぐらいしかない。考えてみると、なかなか不遇な作品である。これは是が非でも入れなければならん。

というわけで、今月から『古今著聞集』のテキスト作成を再開した。なにしろ長い作品なので、今年中に終わるかどうかもわからないが少しづつ進めていくつもりだ。

宮内庁書陵部本『古今著聞集』:やたナビTEXT

ひさしぶりに影印を読むと、文字にクセがなく、連綿もあまり長くないので、非常に読みやすい。写本の状態もよい。かし、頭からすべて翻刻するとなると、突然漢文がでてきたりして、どう処理したらいいか迷う場面が多い。『とはずがたり』ほどではないが誤写も多いようだ。

最初に「漢文が出てきたり宣命書きがでてきたり」するので面倒くさくなったと書いたが、実は面倒くさくなったのは他にも理由がある。『古今著聞集』は部立を持った非常に整理された説話集で、部立は神祇・釈教から始まる。これが基本つまらない。なにしろ整理されているから、最初につまらないのが連発で出てくるのだ。

しばらくすればだんだん面白くなっていくはずだし、面白い説話が連発するはずなので、長くなるけど一つよろしくお願いします。
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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
年賀状
写真のネズミさんは、パリの下水道博物館で買ったシャルルドブール君です。だからバックが凱旋門。
ball
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