2020年08月

明日から9月になるのだが、学校は一週間前に始まっているので、「あれ?明日から9月?」という感じがする。長年この仕事をしていると、学校が始まると自動的に9月になった気がしてしまうのだ。それにしては暑すぎるのだけれど。

コロナは感染者数的にはちょっと落ち着いているようだ。しかし、何か特別な対策をしたわけではないから、たぶん季節要因だろう。暑さが直接関係あるのか、暑さで人の移動が少なくなったことが関係あるのか、その両方かもしれないが、これから涼しくなるにしたがってどうなるか、注視していきたい。

さて、今月の一番大きなニュースは何と言っても安倍首相の辞任である。

首相が辞任を正式に発表するちょっと前、「なんだか今回はちょっと違うな」と思わせることが多かった。マスコミが安倍首相の病状についてやたらと報道するようになったのである。何日に検査に行ったとか、何時間かかったとか、はては歩き方が遅くなったとか、ちょっと頭が悪いんじゃないかと思う報道が増えた。

7年8ヶ月もやっていて持病があるのだから、今までだってそんなことはあったはず。もし、なかったとしても、なにしろ最高権力者の健康は国家機密らしいから、お忍びで病院にいくこともそれほど難しいことではないだろう。それが救急でもないのに病院の前に報道陣がたむろしていた。どう考えてもおかしい。

たぶん、株式市場がどう反応するか、観測気球を上げていたのだろう。この時はほとんど反応しなかった。さすがに辞任を表明したときは大きく下げたが、次の日には戻っている。それ以後も安定しているから、観測気球のとおり、首相の辞任表明は株価に影響を与えなかったのである。

アベノミクスの主役が辞任し、次の総理大臣は決まっていない。普通なら株価はもっと不安定になるはずである。ようするに市場は、次の総理大臣は誰でもいいと考えているということだろう。
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戸越銀座にフィッシュ・アンド・チップスの店が来た。六本木に本店があるそうだ。

MALINS

ラージサイズでこんな感じ。お値段は800円。意外とリーズナブル。この季節、これとキンキンに冷えたビールの相性は最高だ。

FishandChips
アジア唯一の英国フィッシュ・アンド・チップス協会認定だそうで、味は基本的にイギリスで食べたのと同じ。白身魚はおそらくタラで日本のものらしい。イギリスで食べた時はもうちょっとフニャっとした感じ(マックのフィレオ・フィッシュみたいな感じ)だったと記憶しているが、これは普通のタラなので噛みごたえがある。

イギリスと言えばフィッシュアンドチップスだが、これは美味いという人と不味いという人が分かれる料理だと思う。ジャガイモを揚げたものと、白身魚に衣を付けて揚げたものなんて、天ぷらを食う日本人にとってはだいたい味が想像できる。想像以下だったら不味いということになるのだろう。

僕は美味い派である。これにはちょっとしたエピソードがある。

ロンドンに行ったとき、ホテルの近くにあるレストランに入った。僕はとりあえずフィッシュアンドチップスを注文した。まずいとか言われていても名物には違いない。むしろまずい方が話のネタにはなるので、別の意味でおいしい。

しばらくして、インド人かパキスタン人らしき店員がフィッシュ・アンド・チップスを持ってきた。チップスの方は同じだが、フィッシュの方は上の写真にあるようなカットしたのではなく、でろ〜んとした一本の揚げ物だった。一見揚げたてでうまそうだが、塩はかかっているものの食べてみると味がない。「なるほどこれは聞きしにまさる不味さだな」と思った。

妻に「これ味がないんだけど。なるほど不味いな」と言うと、「これ何かかけるんじゃなかった?」と言ってウェイターを呼んで何やら言うと、ウェイターはニヤニヤしながら香水瓶のようなものに入った液体を持ってきた。あとで分かったが、これはモルトビネガーという麦が原料の酢だった。

店員の態度に腹が立ったので、ほとんど残らないぐらい酢をバシャバシャかけた。するとどうだろう、これがむちゃくちゃ美味くなった。実はあまり酢が好きではないのだが、どういうわけかこれはいける。

というわけで、フィッシュ・アンド・チップスは酢を思いっきりかければ美味くなると知った。とにかく衣がズブズブになるぐらいかける。フィッシュだけではなく、チップスの方にもバシャバシャかける。これが美味い。

戸越銀座で買ったものにもたくさんかけてもらったのだが、マンションのエレベーターが酸っぱい匂いになってしまった。家に持ち帰る時は注意しよう。
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都立高校は今日が始業式で、明日から2学期の授業が始まる。二週間ほどの短い夏休みが終わった。まあ3月〜5月という長い休校があったからこれは仕方がない。

それにしても、今年は時間の感覚がむちゃくちゃだ。何しろ6月が本来の4月で、もろもろの年中行事はすべて吹っ飛び、一学期が終わったのが8月7日。

一学期の終わりごろ、授業していて、「なんだか今年はやけにセミがうるさいな」と思った。教室の外は緑豊かな公園なので、セミが鳴いていても不思議ではないのだが、10年以上ここで授業をやっているのにそんなことを感じたことがなかったのが不思議だった。
教室の外
よく考えたら、例年は7月の終わりから授業をしていない上に、コロナ対策で窓が開いている。音楽の先生にその話をしたら、歌と管楽器は禁止されているので、音楽鑑賞させようとしたら、セミがうるさくて全然聞こえなかったという。

この時差ボケの原因には、梅雨明けが例年になく遅かったこともあるようだ。今年は梅雨明けが8月に入ってからだった。例年だと梅雨が明けと同時に夏休みという感じなので、同じように感じてしまったのだ。

そんなわけで、明日から授業が始まるわけだけど、例年だとあまりに休みが長すぎて、全くやる気が起きないものだが、今年はそれほどでもない。とはいえ、準備万端かというとそうでもない。
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今日は8月9日、長崎に原爆が投下された日だが、もう一つ大事な日である。本来なら今日が東京オリンピックの閉会式のはずだったのだ。

思い起こすと2012年の10月、勤務先(都立高校)のレターボックスにオリンピック招致のバッジが入っていた。同じ日に祖母が老人会でオリンピック招致のクリアファイルをもらってきた。そのころ「オリンピック招致なんてムリだろ」と思っていたから、在庫一掃セールだと思った。これは僕だけではない。そのころの都民の大多数はそんな感じで、そもそもやって欲しいとも思っていなかった。
オリンピック招致バッジオリンピック招致クリアファイル
ところが、だんだん学校にポスターやらのぼりやらが飾られるようになって、「こいつら、マジでやるつもりだ!」と思っていたら・・・。
オリンピック招致ポスターオリンピック招致のぼり
例の「お・も・て・な・し」で、2013年9月に2020年の東京開催が決定された。

ずいぶん前に友達から、オリンピックで上がる株の銘柄を教えてくれと言われた。僕は、「2020年にオリンピックが開催されることはもう世界中誰でも知ってることだろ。オリンピックで上がる銘柄は、もう上がっている。中止になったら下がる銘柄があるから、中止になる前にそれを空売りすればいい」と答えた。もちろん、中止を予想していたのではなく、中止になるわけはないという冗談である。

ところが、この冗談が現実になった。正確には一年延期だが、それだって怪しいものだ。しかも、去年までは猛暑で事故が危ぶまれていたが、今年は期間中のほとんどが梅雨で、暑かったのは最後の一週間だけ。心配した気候の方はたいしたことなくて、だれも予想しなかった疫病で延期である。

たぶん、これからもまったく予想だにしないことが続くだろう。大事なことは、予想しないことが起きても、柔軟に対応することである。そして、一番愚かなことは、予想が間違っていても、対応を修正しないことである。
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