今月は一つも記事が書けなかった。僕の場合、忙しいときは記事が書けて、ヒマだと書けなくなるのだが、今月はそうではない。本当に忙しかった、というかやることが多すぎて書けなかった。

「やること」のほとんどは残念ながらここに書くことができない。一つだけ書けるのは、ある資格試験が28日にあったことである。

僕は試験が苦手だ。だから、これまで受ける必要がない試験はできるだけ避けてきた。思うところがあって今回の試験を受けたのだが、前に試験らしきものを受けたのは20年以上前である。試験をする方は慣れているが、受ける方は慣れていない。

準備は十分にしていたので、試験そのものには自信はあった。しかし、あまりに久しぶりだから不安がひどい。午後からなのに寝坊するんじゃないかとか、会場や時間を間違えるんじゃないかとか、筆記用具を忘れるんじゃないかとか、書き始めたら鉛筆の芯が全部折れるんじゃないかとか、開始直後に体調が悪くなるんじゃないかとか、こんなことは入試などで試験をさかんに受けていた時代には感じなかったことだ。

実際に試験が始まってしまえばそんなものは飛んでいってしまうのだが、開始直前まで生きた心地がしなかった。

二時間の試験時間が終わり会場を退出して一息ついた。まだ明るいので、しばらく会場の周りを散歩してみたら、LUUPのシェアサイクルを見つけた。なんだか急に体を動かしたくなって、それで家まで帰ることにした。天気はイマイチだったが、なかなか気分がいい。こういう感覚も久しぶりである。

試験の結果はまだ出ていないが、翌日には主催者のサイトに解答が出ている。自己採点すれば合否はすぐに分かるが、なんだか怖くてできない。さんざん妻に促されて、酒を飲んでいい感じに酔っ払ってから、妻に解答を読み上げてもらう。合格点を大きく上回っている。たぶん大丈夫だろう。

いやいや、まだ安心はできない。何度も見直したけど、もしかしたらマークする所が一つずつずれているかもしれない。

それ以前に、この試験はこれで終わりじゃない。まだ二次試験的なものがあるのだ。