2024年02月

2月は3年生の授業が無くなるためヒマな日が多かったので、やたナビTEXTの『伊勢物語』も順調に進んだ。



『伊勢物語』はあと数日で完成する。詳しくは別の記事で書くが、次は『隆房集』をやる予定である。



2月5日に雪が降ったものの、今月はあまりに暖かい日ばかりが続き、20日には群馬県で夏日を記録し、おまけに春一番まで吹いた。これでもう春が来たのかと思いきや、そうは問屋がおろさない。この日をピークに一気気温は急降下、天気の悪い日も多くなって、2月最後の今日もやたらと寒い。

まあ、何が言いたいかというと、天気のことしか書くことがないぐらい何もなかったということである。

めでたしめでたし。
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まずはこのスクリーンショットを見てほしい。こちらはGoogle。サイト名で検索しているので、当然やたがらすナビが冒頭に出てくる。
goole
そして、Bing。
bing
同じくサイト名で検索してるのに、冒頭に出てくるのはリンクしている別のサイト。冒頭どころかいくらスクロールしても下の方にも出てこない。これはURLで検索しても同じである。

マイクロソフトご自慢のAI、copilotに聞いてみると・・・。
copirot
ハァ?何言ってるの?適当なこと言わないでほしいな。

以前からこうだったわけではない。以前はむしろGoogleよりまともな結果を返してくる印象だった。それが半年ほど前からこの状態である。サイトまるごとBingにBanされたとしか考えられないのだが、サイトの方は更新した以外何もいじっていない。

とりあえず、Bing webmaster tools なるもので原因を調べてみた。
noindex
「いくつかの問題があるためにインデックス作成が妨げられています」だそうだが、問題が分からない。指示されたとおりBing Webmaster Guidelinesを見てみたが、心当たりのないことばかりである。

もちろん細かいHTMLの間違いなどないではないが、これでサイトまるごとBanでは通るサイトの方が少なくなるだろう。となれば内容だが、やたがらすナビは健全も健全、これ以上健全なものはないぐらいの古典文学サイトである。

結局、原因は不明のまま。もともとBing経由で来る人は多くなかったので、アクセス数にはそれほど支障はないが、あまり気持ちの良いものではない。

というか、オレMSの株主なんですけどー!株主のサイトBANすんなよ!
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嵯峨本『伊勢物語』を翻刻しているうちに、どうにもよく分からない挿絵が出てきた。
isepic43
業平とおぼしき人物が何か書いている。服装に注目。なぜか十二単みたいなのを着ている。書いている姿勢もどことなく女性っぽい。さらによく見ると、書いている紙もなんだかヘンだ。懐紙のようだが、なぜかワク(界線?)がついている。

この絵は第93段のあとにある。これまで挿絵は章段の終わりか章段中のエピソードの終わりについていた。ということは第93段の挿絵ということになるが・・・。

 昔、男、身は賤しくて、いとなき人を思ひかけたりけり。少し頼みぬべきさまにやありけん、臥して思ひ起きて思ひ、思ひわびて詠める、
  あふなあふな思ひはすべしなぞへなく高き賤しき苦しかりけり
 昔もかかることは、世のことはりにやありけむ。
高貴な女に身分の下の男(業平)が懸想して、思い悩んで詠んだ歌というただそれだけの話である。「あふなあふな」の歌が難解だが、「あぶなあぶな(やべーやべー)」と解釈する説もあるらしい。

それはともかく、ここには「男」が女の服を着ていたなんてどこにも書いていない。「臥して思ひ起きて思ひ、思ひわびて詠」んだ歌でとあるが、思い余って女の服を着てしまったのだろうか。そりゃたしかに「あぶなあぶな」だが、もちろんそんなことも書いていない。そもそも挿絵を入れる必要のありそうな話でもない。

前栽のハギや屏風のススキを見れば秋のように見えるが、第93段からは季節が読み取れない。だが、次の第94段は秋の話である。これまで章段の冒頭に挿絵が入ったことはないが、あるいはこちらだろうか。
 昔、男ありけり。いかがありけん、その男、住まずなりにけり。後に男ありけれど、子ある仲なりければ、こまかにこそあらねど、時々もの言ひおこせけり。
 女がたに絵描く人なりければ、描きにやれりけるを、今の男のものすとて、一日二日(ひとひふつか)おこせざりけり。かの男、「いとつらく、おのが聞こゆることをば、今まで給はねば、ことわりと思へど、なほ人をば恨みつべきものになむありける」とて、弄じて詠みてやれりける。時は秋になんありける。
  秋の夜は春日忘るるものなれや霞に霧や千重まさるらん
となむ詠めりける。
 女、返し、
  千々(ちぢ)の秋一つの春にむかはめや紅葉も花もともにこそ散れ
しかし、これも季節が秋であること以外に、挿絵と関係するものがない。せめて挿絵で描かれているハギでも出てくればいいのだが、第94段に出てくる植物は紅葉だけ。いうまでもなく、女装も無関係。この章段の絵ではないといっていいだろう。とりあえず通例どおり93段の絵としておくことにした。

あるいは、古注釈か何かに説話があるのかもしれないが、今のところ見つかっていない。どなたかご存知でしたらご教示お願いします。
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