天気がよくなったので、戸越公園へ散歩に出かけた。たまたま、入り口の掲示板に戸越公園の池にカワセミ(翡翠)が来たというニュースが貼ってあった。

「へー、でももういないんだろうな」と思いながら池の方へ歩いていくと、本当にカワセミがいるじゃないか!池の中にある妙な小屋(カモの子供用らしい)の屋根にとまっている。

もちろん、カワセミを見たのは初めてではない。しかし、こんなに見やすいところ、しかも都会にいるのは初めてだ。

すぐさま、カメラの電源を入れて撮ろうと思ったら、もうどこかへ飛んでいってしまった。残念。

すると、池の向こうから、「おーい、カワセミがいるよー」と、60歳ぐらいのオッサンが声をかけてきた。声のしたほうを見ると、同い年ぐらいのオッサンが二人いる。僕は、オッサンたちの方に歩みよって、「今見ましたけど、逃げちゃいましたね。どっちへ行きましたか?」と聞いた。

すると、望遠レンズ付きのデジタル一眼レフを構えていたオッサン(以下オッサンAと命名)が、「森の方に入ったね。魚を食べに来ているから、また出てくるよ」と言った。

オッサンはCanonのカメラを持っていて、すぐそばにNikonのデジタル一眼レフが置いてあった。メーカーが違うので、もう一人のオッサン(オッサンBと命名)のものかと思ったが、どうも両方ともオッサンAのもので、オッサンBは単なるギャラリーらしい。

僕はオッサンAに「毎日来てるんですか?」と聞いた。すると、「毎日来てるんだって。」とオッサンB。いや、あなたには聞いてませんから・・・。

オッサンAによると、天気の悪い日は来ないが、天気の良い日の5時ごろには必ず現れるそうだ。

オッサンB「時速100キロぐらいで飛ぶんだって」
中川「へー(うそこけ)」
オッサンA「1000キロだよ」
オッサンB「あーそうだった。間違えた」
中川「いや、そんなに速くないでしょう」
オッサンA「いや、だって1/1000でシャッター切ってぶれるんだから」
中川「(どんな計算だよ・・・)すごいですね〜」

こんな感じで、かみ合わない話は続いた。

しばらくして、カワセミはまたやってきた。僕はあわててカメラを構えた。といっても、コンパクトカメラ(Pentax OptioW60)である。なかなか上手く取れない。何枚かシャッターを切ってやっと撮れたのがこれ。

戸越公園のカワセミ

出かける前に一眼レフにしようか、コンパクトにしようか迷ったのだが、今日は歩くことに専念しようと思ったので、コンパクトにしたのが失敗だった。これでもトリミングしてあって、実際にはもっと小さくしか写っていない。

オッサンA、言っていることはわけわかんないけど、毎日来ているだけあって、いい写真を撮っている。くやしいぞ。

このオッサンA・Bとのやりとり、なかなか面白かったので、この話まだつづきます。